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石碑巡り・その終焉
05話 最期の石碑
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○ ● ○ ● ○ ●
あなたは無事にこれを見られているでしょうか?
全てを思い出すのに時間がかかってしまったの。ごめんなさい。
私は、あなたの世界では「ユーリエ」という名前でした。
しかしこの世界では「イーヴァ」という名を与えられ、その後は「マール」と名乗っています。
私があの「紅の魔女」で「暁の賢者」マールだったんだよ?
信じられる?
私がこの世界にやってきた時、ほとんどの記憶をなくしていたけれど、あなたとの楽しかった旅の記憶は、この胸にしっかりと焼きついていました。
その朧気な記憶こそが、私のつらい旅の支えでした。
あなたの本当の姿を見た時は少しだけ驚いたけれど、気持ちは少しも変わらなかったからね。
それと草人の魔法は、最高のプレゼントだった。ありがとう。
マナと魔法陣をリンクさせるっていうあなたの魔法が、石碑を建てる基礎になったんだよ。
だから、私がこうして言葉を残せたのは、あなたのおかげなんだ。
あなたこそ本物の天才なんだから、もっと自信を持ってよね。
あはは、久しぶりに素が出ちゃったかな。楽しい。
ねえ……。
理不尽で不器用で乱暴な私で、ごめんなさい。
優しい言葉をかけられなくて、ごめんなさい。
そして、こんな私と一緒に歩いてくれて、ありがとう。
私は、この時代で眠ります。
ちょっと疲れちゃったんだよね。
でも、あなたの旅はまだ始まったばかりだから。
しっかりと強く生きなさいよね!
そして私の分まで幸せになるのよ!
最後に。
これだけは伝えさせて。
私はいつまでも、どこまでも、この最期を迎える瞬間も、あなたを愛し抜いたよ。
ありがとう……。
大好き。
双月暦五三九年 一〇〇〇年後のあなたへ、ユーリエより
○ ● ○ ● ○ ●
涙が、溢れ続けて止まらなかった。
そんな、そんな。
数時間前まで、僕の隣にいたじゃないか。
さっきまで、一緒にいたじゃないか。
それなのに……こんな別れ方って。
大きすぎる想いが、狂おしいほど胸を締めつける。
「ユーリエ、ユーリエぇ」
僕は石碑にもたれかかって、膝を抱えた。
尊敬し続け、聖神官になると決めた信仰の対象が、愛する人そのものだった?
そんなの……あんまりだよ、ユーリエ。
マールには、僅かだけれど幸せな時があったと伝えられていた。
きっとそれは僕と一緒に旅した、石碑巡りのことだと思う。そしてマール経典にある、紅の魔女にかけられた呪いは四つと伝えられていたけれど、実際は五つだったんだ。
一つ、記憶がない。たぶん十五歳までの記憶はここに置いて行かれたんだ。
二つ、真紅の髪と瞳を持つ。これは魔王の力を使った烙印だ。
三つ、十日間滞在するか、五日間行動をともにしたものに災厄が訪れる。これらはアルヴァダーグによる副作用なんだろう。
四つ、魔法が使える。当然だ。ユーリエは天才魔導士だった。
五つ、これはマール経典にも載っていなかったけれど、おそらく過去に飛ばされた、ということだろう。
マール経典の序文に、マールは坂道で晴天の下、ずぶ濡れで倒れており、それが何故だかは本人にもわからなかったという。
それはそうだろう。
ユーリエがマールだとしたら、僕らはさっきまで雨に打たれて濡れていたのだから。
すべての辻褄があう。
あってしまう。
マール経典で、本人すらわからなかった謎が解けてしまう。
それがどうにも嫌だった。
ユーリエ……辛かったよね。苦しかったよね。
本当にごめん。
全部、僕のせいだったんだ!
僕が死ぬべきだった!
いくら悔やんでも、詫びても、ユーリエは帰ってこない。僕が心の底から大好きで、愛している人は、一〇〇〇年も前にその生涯を終えてしまっているのだから。
あの綺麗なすみれ色の髪を目にすることも。
君に大好きな桃を投げて渡すことも。
あの可愛い声を聴くことも。
二人で一緒に喋ることも。
手を繋ぐことも。
触れることも。
……できない。
ごめんねも、ありがとうも、大好きだよも……伝えられない!!
『ユーリエ、ユーリエ、ユーリエぇえっ、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――』
僕はひたすら、天を見上げて泣き続けた。
どれくらい時間が経っただろうか。
石碑から出た魔法陣は、未だにユーリエ最期の文章を宙に浮かばせていた。僕は何度も何度もその言葉に触れて、僅かでもユーリエの残心を感じ取っていた。
「……?」
そういえば。
ここまでの石碑の魔法陣は、一通り見たら消えていた。
なんでこの魔法陣は消えずに残っているんだろう。
ふと思い立ち、僕は石碑の周囲を探る。
すると、石碑の裏側に小さな魔法陣があった。
「まだ、全部読んでなかったのか!」
慌てて僕は、魔法陣に顔を近づけた。
○ ● ○ ● ○ ●
この子がどうしてもあなたの草人に会いたいとせがむので、この石碑とリンクしておきました。
この子は私そのものです。きっと一〇〇年でも一〇〇〇年でも、それ以上でも、ひたすらあなたを思って、待って、この石碑を守り続けてくれることでしょう。
私たちはこんな結果になってしまったから、せめてこの子は幸せにして欲しいの。
どうか私と、この子の願いを叶えてあげて。
よろしくね。
○ ● ○ ● ○ ●
「はは、ははは……」
ほんと、ユーリエらしい。
僕はユーリエの草人の許に行って、屈んだ。
僕の草人とぴったりくっついて離れなかったし、幸せそうだった。
「君はずっとずっと、長い間、待ち続けてくれたんだね。ありがとう。もう一人じゃないからね」
優しい声でそう言うと「ぴ~」と鳴いて、また僕の草人の胸に顔をすり寄せた。
そうだ。
ユーリエ、君だって一人じゃない。
これからは、ずっと一緒にいよう。
僕は立ち上がり、石碑に向かった。
「待たせてごめん、ユーリエ。僕はもうどこにも行かない。ずっとずっと、ずーっと、ここにいるよ。だいぶ遅れちゃったけど、許してね」
その言葉に応えたかのように魔法陣が消えて、石碑の輝きが鈍くなっていく。
そして僕はその場に座り、石碑にもたれかかった。
一〇〇〇年前、君もこうして石碑を背にして座っていたのかな。
ほんの微かに感じるユーリエの気配に身を委ねて、静かに目を閉じる。
大空を飛んできたであろう小鳥たちの声が、いつまでも聞こえていた。
あなたは無事にこれを見られているでしょうか?
全てを思い出すのに時間がかかってしまったの。ごめんなさい。
私は、あなたの世界では「ユーリエ」という名前でした。
しかしこの世界では「イーヴァ」という名を与えられ、その後は「マール」と名乗っています。
私があの「紅の魔女」で「暁の賢者」マールだったんだよ?
信じられる?
私がこの世界にやってきた時、ほとんどの記憶をなくしていたけれど、あなたとの楽しかった旅の記憶は、この胸にしっかりと焼きついていました。
その朧気な記憶こそが、私のつらい旅の支えでした。
あなたの本当の姿を見た時は少しだけ驚いたけれど、気持ちは少しも変わらなかったからね。
それと草人の魔法は、最高のプレゼントだった。ありがとう。
マナと魔法陣をリンクさせるっていうあなたの魔法が、石碑を建てる基礎になったんだよ。
だから、私がこうして言葉を残せたのは、あなたのおかげなんだ。
あなたこそ本物の天才なんだから、もっと自信を持ってよね。
あはは、久しぶりに素が出ちゃったかな。楽しい。
ねえ……。
理不尽で不器用で乱暴な私で、ごめんなさい。
優しい言葉をかけられなくて、ごめんなさい。
そして、こんな私と一緒に歩いてくれて、ありがとう。
私は、この時代で眠ります。
ちょっと疲れちゃったんだよね。
でも、あなたの旅はまだ始まったばかりだから。
しっかりと強く生きなさいよね!
そして私の分まで幸せになるのよ!
最後に。
これだけは伝えさせて。
私はいつまでも、どこまでも、この最期を迎える瞬間も、あなたを愛し抜いたよ。
ありがとう……。
大好き。
双月暦五三九年 一〇〇〇年後のあなたへ、ユーリエより
○ ● ○ ● ○ ●
涙が、溢れ続けて止まらなかった。
そんな、そんな。
数時間前まで、僕の隣にいたじゃないか。
さっきまで、一緒にいたじゃないか。
それなのに……こんな別れ方って。
大きすぎる想いが、狂おしいほど胸を締めつける。
「ユーリエ、ユーリエぇ」
僕は石碑にもたれかかって、膝を抱えた。
尊敬し続け、聖神官になると決めた信仰の対象が、愛する人そのものだった?
そんなの……あんまりだよ、ユーリエ。
マールには、僅かだけれど幸せな時があったと伝えられていた。
きっとそれは僕と一緒に旅した、石碑巡りのことだと思う。そしてマール経典にある、紅の魔女にかけられた呪いは四つと伝えられていたけれど、実際は五つだったんだ。
一つ、記憶がない。たぶん十五歳までの記憶はここに置いて行かれたんだ。
二つ、真紅の髪と瞳を持つ。これは魔王の力を使った烙印だ。
三つ、十日間滞在するか、五日間行動をともにしたものに災厄が訪れる。これらはアルヴァダーグによる副作用なんだろう。
四つ、魔法が使える。当然だ。ユーリエは天才魔導士だった。
五つ、これはマール経典にも載っていなかったけれど、おそらく過去に飛ばされた、ということだろう。
マール経典の序文に、マールは坂道で晴天の下、ずぶ濡れで倒れており、それが何故だかは本人にもわからなかったという。
それはそうだろう。
ユーリエがマールだとしたら、僕らはさっきまで雨に打たれて濡れていたのだから。
すべての辻褄があう。
あってしまう。
マール経典で、本人すらわからなかった謎が解けてしまう。
それがどうにも嫌だった。
ユーリエ……辛かったよね。苦しかったよね。
本当にごめん。
全部、僕のせいだったんだ!
僕が死ぬべきだった!
いくら悔やんでも、詫びても、ユーリエは帰ってこない。僕が心の底から大好きで、愛している人は、一〇〇〇年も前にその生涯を終えてしまっているのだから。
あの綺麗なすみれ色の髪を目にすることも。
君に大好きな桃を投げて渡すことも。
あの可愛い声を聴くことも。
二人で一緒に喋ることも。
手を繋ぐことも。
触れることも。
……できない。
ごめんねも、ありがとうも、大好きだよも……伝えられない!!
『ユーリエ、ユーリエ、ユーリエぇえっ、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ――――――――』
僕はひたすら、天を見上げて泣き続けた。
どれくらい時間が経っただろうか。
石碑から出た魔法陣は、未だにユーリエ最期の文章を宙に浮かばせていた。僕は何度も何度もその言葉に触れて、僅かでもユーリエの残心を感じ取っていた。
「……?」
そういえば。
ここまでの石碑の魔法陣は、一通り見たら消えていた。
なんでこの魔法陣は消えずに残っているんだろう。
ふと思い立ち、僕は石碑の周囲を探る。
すると、石碑の裏側に小さな魔法陣があった。
「まだ、全部読んでなかったのか!」
慌てて僕は、魔法陣に顔を近づけた。
○ ● ○ ● ○ ●
この子がどうしてもあなたの草人に会いたいとせがむので、この石碑とリンクしておきました。
この子は私そのものです。きっと一〇〇年でも一〇〇〇年でも、それ以上でも、ひたすらあなたを思って、待って、この石碑を守り続けてくれることでしょう。
私たちはこんな結果になってしまったから、せめてこの子は幸せにして欲しいの。
どうか私と、この子の願いを叶えてあげて。
よろしくね。
○ ● ○ ● ○ ●
「はは、ははは……」
ほんと、ユーリエらしい。
僕はユーリエの草人の許に行って、屈んだ。
僕の草人とぴったりくっついて離れなかったし、幸せそうだった。
「君はずっとずっと、長い間、待ち続けてくれたんだね。ありがとう。もう一人じゃないからね」
優しい声でそう言うと「ぴ~」と鳴いて、また僕の草人の胸に顔をすり寄せた。
そうだ。
ユーリエ、君だって一人じゃない。
これからは、ずっと一緒にいよう。
僕は立ち上がり、石碑に向かった。
「待たせてごめん、ユーリエ。僕はもうどこにも行かない。ずっとずっと、ずーっと、ここにいるよ。だいぶ遅れちゃったけど、許してね」
その言葉に応えたかのように魔法陣が消えて、石碑の輝きが鈍くなっていく。
そして僕はその場に座り、石碑にもたれかかった。
一〇〇〇年前、君もこうして石碑を背にして座っていたのかな。
ほんの微かに感じるユーリエの気配に身を委ねて、静かに目を閉じる。
大空を飛んできたであろう小鳥たちの声が、いつまでも聞こえていた。
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