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6章

メンバー

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新メンバー候補生の高橋明日香さんと共にホテルに戻ってきた俺達。食事は各自自由となり…私服にも着替え…部屋にわかれることになった。

玲香『一哉…明日香ちゃんにちょっかい出しちゃダメだよ?』
明日香『///』
一哉『出さねーよ!』
瑠菜『まあ…あの告白能力じゃ落ちる人はいないから問題ない笑』
一哉『うっ…またその話か…』
香菜『明日香ちゃんもなんかあったら叫ぶんだよ!』
明日香『は、はい!』
一哉『高橋さんまで…ハァ…じゃあな…』
俺達は自分の部屋へと入っていった。


一哉『あ…自由にしていいからね?俺にいちいち許可とらなくていいからね…』
明日香『あ、ありがとうございます…!』
一哉『メンバー候補生なら…敬語やめていいよ?』
明日香『い、いえ…年下なので…』
一哉『あ、まだ中3か…俺じゃなくて香菜とかの部屋に移る?
思春期真っ只中ならそっちの方が…』
明日香『い、いえ!大丈夫です!北野さんの大ファンなんです!』
一哉『ファンってま…メンバーになるのに笑』
明日香『あ…///』
一哉『高橋さん…飯どうする?』
明日香『あ…えっと…お腹すいてないので…』
明日香『グウ…』
明日香『/////』
一哉『体は欲してるよ笑…食べに行こっか』
明日香『はい…すいません…』
一哉『ま、適当に行こっか笑…あ、まってね?』
俺はスマホでとあるメンバーに電話を掛けた。

一哉『よし!下行こう!』
明日香『はい!』
俺は高橋さんとホテルロビーまでおりてきた。

?『あ、遅い!自分で呼んでおいて…』
一哉『まあまあ…玲香、落ち着けって』
玲香『あ、明日香ちゃん!大丈夫?なにもされてない?』
明日香『はい!笑』
一哉『なんもしねーよ…ボソ』
玲香『ナンパしねーよ?っていった?』
一哉『違うわ!ハァ…もういくよ』
玲香『一哉の奢りでしょ?私お財布持ってきてないからね』
一哉『は!?俺そんな持ってきてねーよ』
玲香『一番の出世頭が何言ってるの!見して!』
玲香は俺の財布をとり上げて…中身を覗いた。

明日香『え…(4万…高校生のお財布じゃない…)』
玲香『4万6千円!?あんた…どんだけ稼いでるの』
一哉『…わかったよ…奢りますよ…』
明日香『すいません…』
一哉『高橋さんはいいよ笑元からおごるつもりだし笑』
玲香『高橋さんは!ってなによ!ねらってるの?』
一哉『さあ、食べに行こう…何食べたい?』
明日香『なんでも…』
玲香『無視するなー!…焼き肉!』
一哉『無視してねーよ笑…肉かよ笑…じゃ、行くよ』

その後…2間ほど焼き肉を食べまくって…店を出た。

一哉『普通の高校生が…遠慮なしに4万円分も食べるかよ普通…』
玲香『はぁー!おいしかった!ね!明日香!』
明日香『うん!おいしかった!』
この二人は…食事中に意気投合し…玲香は呼び捨てで、明日香は
敬語が抜けるぐらいまで仲良くなっていた。

一哉『もう22時30か…急ごう。深夜徘徊とか捕まるとめんどいし…』
玲香『そうだね…いこ!明日香!』
明日香『うん!』


ホテルに到着して…2人になるとどうしても明日香の方は緊張をしてしまうらしく、ぎこちない動きが多くなる。

一哉『明日香ちゃん…そんなに緊張しないでよ笑』
明日香『呼び捨てでいいですって!…恥ずかしい…』
一哉『どうしたら緊張しないの笑』
明日香『なれてくれば…』
一哉『うーん馴らすには仕事してくしかないか…笑』
明日香『あの…私も明日局行くんですか?』
一哉『うーんたぶん?…確認してみよっか?』
明日香『はい…お願いします…』

俺は岸本さんの携帯に電話を掛けた。

TEL
一哉『あ、北野です!お疲れ様です!』
岸本『あぁ、お疲れ様…で?どうした』
一哉『高橋さんって明日からもう俺と行動するんですか?』
岸本『あー、そうか高橋もいるんだよな…朝の仕事で…大丈夫なら、来てもらおうか』
一哉『わかりました。いくようならメールいれときます』
岸本『あぁ、頼んだ。じゃあな』
一哉『お疲れ様でした!』

一哉『明日香ちゃんが行けるなら…一緒に来てだってさ』
明日香『いきますいきます!
一哉『じゃ、先にお風呂入ってきなよ笑…俺は明日の朝の聞かれる内容確認しなきゃいけないからさ』
明日香『は、はい!覗かないでくださいね…?』
一哉『明日香さんまで…覗かないよ!!』
明日香『ビクッ!…すいません…うぅ…』
一哉『あ!いや…あの…なかないで(汗)』
明日香『はい…お風呂いきます…』
明日香が風呂場へ行ったのを確認してから…俺はため息をついた。


明日…告白の内容も考え直さなければ…。
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