君と私の物語~夢を目指すものたち

NISHINO TAKUMI

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6章

高橋明日香です!

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大阪公演を…問題なく終らせることができた…?メンバー達。

一哉『問題大有りだわ!!!』
メンバー『一哉…うるさい!!!』
一哉『うっ…』
香菜『どうしたの一哉…』
一哉『いや…なんか誰かに大阪公演が問題ないみたいに言われた気がして…』
瑠菜『あー笑…問題大有りってことね笑』
明日香『…』
玲香『ほらー、大声だすから明日香が固まっちゃったじゃん』
七瀬『明日香…大丈夫?』
明日香『はい…驚いたのもあるんですけど…パフォーマンスが緊張して…』
一哉『パフォーマンス…あぁ、最終選考ね…』
瑠菜『明日香の実力はどうなの?一哉』
一哉『中々すごいよ…というか緊張早くない?笑』
玲香『まあ…まだ1週間あるし』
岸本『北野!…今夜また齋藤紗奈のラジオに呼ばれたけど…どうする?断っておくか?』
一哉『あ、紗奈さんのラジオですか?』
岸本『明日香の宣伝にも丁度いい…行ってくれないか?』
一哉『全然いいですよ?最近体が慣れてきたのか疲れを感じませんし笑』
七瀬『明日香のこと…もう発表するんですか?』
岸本『なにもなしに知らない人がパフォーマンスしはじめても…は?ってなるだけだろ』
玲香『た、たしかに…』
瑠菜『一哉の体が怖い』
一哉『じゃ、静岡じゃなくて俺と明日香だけ、別行動ってことですね?明日香の年齢的には大丈夫なんですか?』
岸本『まあ…俺もついてるしいいだろ』
香菜『じゃあ…私たちは寮に戻ってレッスンしようか!』
明日香『…(夜まで一緒か…)』
七瀬『静岡でも頑張ろー!』
玲香『うん!』
 



ーその日の夜ー


俺と明日香は車で東京までやって来た。
例のスタジオに着くと……背後から聞き覚えのある声がした。

紗奈『北野君!久しぶり!…体調大丈夫?』
一哉『あ、紗奈さん…その節はすいません…』
紗奈『いやいや!全然!今日もよろしくね!…あれ?そちらの方は?』
一哉『あぁ…BSSの候補生です…静岡公演でOKがでたら
新規メンバーになる…高橋明日香さんです笑…ラジオでその審査のことも発表したくてつれてきました笑』
明日香『よろしくお願いします…(あわわ…あの齋藤紗奈さんがいる…)』
紗奈『よろしくね!!恋雨空で北野君と共演した齋藤紗奈です!』
一哉『なんか度々呼んでもらってすいません…笑』
紗奈『全然!北野君がでるとリスナーも増えるからさ!笑(私も会いたいし…)』
一哉『じゃあ…いきましょうか笑』
紗奈『だね!行こう!』
俺達は…時間まで楽屋で待機をしていた。

一哉『明日香…ちゃん、ダンスの確認しようか』
明日香『呼び捨てで良いって言ってるのに…はい!』
一哉『BSSのファンは優しいから大丈夫…失敗が落選に繋がる訳じゃないから、おもいっきりやってね』
明日香『はい!(やっぱ…優しい…)』
紗奈『おー北野君の本業見てるとビックリだなぁ笑』
一哉『え、そうですか?笑』
紗奈『あれだけ演技力あるのにアイドル…笑(ハイスペック)』
一哉『全然ですよ…香菜の方が演技力ありますし笑』
明日香『(仲良いんだなぁ…)』  
紗奈『あ、今度…時間ある?』
一哉『今度?…ライブが終わったら…来年1月なら休みになると思いますけど…』
紗奈『明日香ちゃんと北野君と私の3人で食事行こうよ!…もちろんプライベート!』
明日香『え!?』
一哉『俺は構わないですけど…みつかったら…』
紗奈『大丈夫…考えがあるから!』
一哉『そうですか…ならいいですよ』
紗奈『明日香ちゃんはどう?』
明日香『喜んでいきます!』
紗奈『じゃあ、終わったら連絡先教えるねー!』
スタッフ『北野さん、齋藤さんよろしくお願いします!』
紗奈一哉『はい!よろしくお願いいたします!』


ーラジオ放送ー

紗奈『さあ!始まりました!今週も私、齋藤紗奈が楽しい時間をお届けします!最近はどんどん寒くなって…モデルとかのお仕事をするとき足を出すのが辛いです~…では!今日のゲストを紹介します!』
一哉『モデルさん大変なんですね…』
紗奈『おっと!もう声が聞こえたかと思いますが…そうです!
またあの人気アーティストの北野一哉さんが遊びに来てくれました!』
一哉『お久しぶりです!BSSの北野一哉です!』
紗奈『忙しい中来てくださってありがとうございます!
先日も奏太さんも来てくださって…ドラマの思出話をしてたんですよ!』
一哉『奏太さんとはあれ以来お会いしてないので共演したいですね!』
紗奈『北野さん聞きましたよ!大阪公演大成功だったって!』
一哉『あー、どーなんでしょう…笑お陰さまで盛り上がりはよかったんですけど…このこと触れると色々すごいことになりそうなので触れずにおいておきます笑』
紗奈『え?なんかあったんですか?』
一哉『さあ…笑質問できたら答えます!』
紗奈『おっと…これはかなり恥ずかしいことがあったみたいですね!…ではさっそく質問タイムにいきますか!…今日の質問1つめを北野さん!引いてください!』
一哉『はい!…ではこれで!』
紗奈『ペンネーム 一哉にコクられた…さんから…?』
一哉『ゴホッゴホッ!!!!』
紗奈『これは放送できるんですよね?笑』
一哉『ライブに関わるものです…笑質問内容をどうぞ!』
紗奈『えー先日の大阪公演1日目に3本勝負企画にて選んでもらった者です!正直…ショックを受けたのですが…2日目はよかったと友達から聞きました!2日目はなんという言葉を言ったんですか?…だそうですが…まず3本勝負企画というのは?』
一哉『えっと…後輩グループのRed.Crystalというグループがいるんですけど、そのリーダーの西野優翔君といろんな方法で3本勝負やわする…というものですね笑』
紗奈『なるほど!その企画の中で…告白したんですか?』
一哉『3本勝負の3本目の内容が女の子をどっちがキュンキュンさせれるか告白バトル!みたいなので笑…』
紗奈『なるほど~その告白の相手はメンバーとかではなく
抽選の観客席の女の子ってわけですね!それでショックを受けたというのは…?』
一哉『まあ……告白のセンスがなかったんです…あのあとメンバーの玲香とか瑠菜に散々馬鹿にされて…ネットで調べて2日目に望んだんです!』
紗奈『あ、だから…大成功と言いたくなかったんですね笑…
で2日目はどういうシチュエーションで告白したんですか?』
一哉『あすなろ抱き?からの耳つぶです笑
一生忘れられないようにしてやろうか?って言ったと思います//』
紗奈『かなり、際どいものやりましたね笑…あ、今北野さんの顔が真っ赤になってます!』
一哉『言わないでください!笑』
紗奈『…さあ!北野さんはこのあとすぐ静岡に戻らなければいけないので…ここで北野さんから大事なお知らせです!どうぞ!』
一哉『はい!まずは大阪公演…寒い中ありがとうございました!
これからも頑張るのでよろしくお願いいたします!
そして!お知らせというのは!なんと!BSSに新メンバーが追加されることになりました!』
紗奈『おぉー!』
一哉『ただし!まだ候補生という形での加入なんです…どうやったら正規に入れるかといいますと、静岡公演で合格と言えるパフォーマンスができたらその時点で加入となるんです!』
紗奈『ということは…』
一哉『はい!静岡公演1日目に来る方、2日目に来る方の審査で合格不合格が決まります!当日に向けて本人は必死にレッスンを受けてくれています!是非、温かい目で見てあげてください!』
紗奈『それで…なんと?今日そのメンバーさんが来てくれてるということなんですよね?』
一哉『はい!自己紹介と意気込みだけしてもらうために
来てもらいました!…では明日香さんお願いします!』
明日香『み、みなさんこんばんわ…この度静岡公演で審査をしていただくことになった高橋明日香といいます!中学3年生です!
憧れの北野先輩や工藤先輩のようなパフォーマンスができるよう
レッスンを頑張っているので…温かい目でみまもってください!』
一哉『はい、ということで…静岡公演では3番勝負の代わりに
明日香のパフォーマンス審査を行います!お楽しみに!』
紗奈『私も応援してます!頑張ってねー!』
明日香『よろしくお願いいたします!』
紗奈『では…北野さんと明日香ちゃんはここでお時間になってしまいました!北野さん!最後に一言どうぞ!』
一哉『残り4公演!一心不乱に駆け抜けます!よろしくお願いいたします!そして、是非高橋明日香をメンバーに温かい目で見守ってくださるようお願いいたします!以上北野一哉でした!』
紗奈『ありがとうございました!!』



一哉『明日香…いくよ?』
明日香『はい…緊張した……』

こうして…明日香のピーアールを行ったラジオ放送は
瞬く間にネットで拡散された。

翌日には新メンバー加入は一大ニュースとなってしまったのだった。
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