君と私の物語~夢を目指すものたち

NISHINO TAKUMI

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14章

それぞれの思い

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今回のライブは…瑠菜も俺もアンダーという扱いのため、
ダンサーとトークでしか基本、役目はない。

もっとアンダーが有名になれば…楽曲が出せるかもしれないが
今の正規に追い越せるほど、アンダーのレベルは高くない。
もちろん、俺も瑠菜も追い越すつもりではいる。

瑠菜パート→静香
一哉パート→紗奈


今回のセトリは前回と同様だ。
しかし…唯一違うのは…。

1.あなたの笑顔をもう一度(5th)
2.あなたへ
3.BSS

BAS御披露目

4.心の翼
5.月と太陽(紗奈)
6.光と闇(玲香ソロ)
7.Re.mind
8.新しい風
9.Black Snow

途中トークMC(瑠菜&玲香)

10.ガラスのハート(明日香ソロ)(5th)
11負けず嫌い(玲香ソロ)(5th)
12.スケッチ
13.Winter Song

トークMC(明日香&香菜)

14.偽りの光
15.響け!心の叫び
16.White wing
17.君の声
18.卒業

途中MC(静香&紗奈)

19.願い
20.コクーン(香菜ソロ)(5th)
21.Black Sky (七瀬ソロ)(5t)
22.心の傷

全メンバートーク


中央ステージより……一哉登場

【23.『雪の降る季節』により一哉復帰】


24.Best week
25.星(5th)
26.旅立ち(6th表題曲 作詞 工藤玲香 作曲 齋藤紗奈)
27.眠り姫(一哉ソロ)
28.BSS(全員揃った状態)


という構成になっている。
俺は…約2時間は役割がない。

ただただ…涙を我慢するだけ。

こうしている今も…曲は進んでいる。

今は…Black Snowを歌っている真っ只中だ。

岸本『…どうだ。久しぶりのファンの声』
一哉『懐かしい…この懐かしさが幸せですね』
岸本『そうか…紗奈も静香も見事にやりきってるだろ』
一哉『はい…いつの間にか…明日香も立派に…』
紫藤『あなたは何様なの?』
一哉『いや…だって、入ったばかりの時は…俺の仕事についてくるだけで…あんなにオドオドしてたじゃないですか笑』
岸本『まあ…お前の脱退(休業)はファンにとっては、ふざけんなっていう感じだっただろう。だが、メンバーにとっては…成長するチャンスになったんだ。皮肉なことにな』
紫藤『玲香の仕事も増えたし♪』
岸本『俺の仕事は減ったし…』
一哉『…なんかすいません笑』
紫藤『あなたと…玲香がもめた日だったかしらね。玲香は…瑠菜に支えられてずっと…泣いてたのよ。自分のせいで…って』
一哉『そんなことが…』
紫藤『でも…他のメンバーが支えた。それこそ瑠菜や七瀬、明日香が一哉の抜けた穴を埋めるために必死に。おかえり!って胸はって言えるようにってね』
一哉『…』
七瀬『私達は…一哉を待ってた。今の会場にも…一哉のグッズをもって今日か今日かと復帰を待ってる人がいる』

途中トークになり…次の曲がソロのため、休憩となる七瀬が声をかけてきた。

一哉『まじかよ…笑』
岸本『いいな?今日は…おもいっきりやってこい。お前の存在を…ファンにおもいださせてやれ!!』
一哉『はい!!!』
七瀬『明日香はねー…成長したけど、歌の途中でスピーチをするっていうことをやってるから、フルで披露できないんだよね笑』
一哉『おいおい…俺がいない間それで…やってたのか?』
明日香『なんか…歌ってるときこそ込めれる感情が…笑』
香菜『いいんじゃない?明日香の歌だし笑』
一哉『まあな…アンダーの俺に怒る権利はないからね~』
七瀬『でも後輩でしょ!!指導しなさい(怒)』
一哉『わかったよ…明日香!!』
明日香『は、はい…』
一哉『あのなぁ!!』


【それでいい…自分のスタイルを突き通せ!笑】

明日香『…え?』
香菜『一哉らしい指導だね』
七瀬『うん笑』
一哉『…わかった?』
明日香『…はい!!』
美澄『明日香!!出て!!』
明日香『え?…あっ!はい!!』


玲香『もー…一哉のグッズが嬉しくて泣きそうになるよ…笑』
一哉『ありがたいね…笑』
瑠菜『一哉…アンダーなのに歌えるんだから!!アピールしなよ!!!』
一哉『おう!!任せとけ!!』



一哉復帰まで…あと1時間。
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