青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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青春と恋の物語青春編1-1

青春と恋の物語10~隠された事実と美月の決意~

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先輩の病院へ着いた私は
目を疑った
本当に先輩は亡くなっていたのだ
私が先輩をみて立ち尽くしていると
亡くなったという連絡を受けた
井上先輩と麻衣先輩がやって来た
井上『美月…!?なんでお前が…
…章吾…なんでお前……』
中村『北野君…?なんで…
どうしたの…!?なんで寝てるの…?
美月…?どういうこと…?』
私は何も言えず…ただ泣いていた
井上『美月…泣いてないで話を聞かせてくれよ…頼むから…!』
私たちは病院の屋上へ移動した
私『私の…せいで…先輩は…死にました…』
中村『どういうこと…?
あなたが殺したの?どういうことなの…!』
私『私が先輩を呼び出したから…』
井上『なんで呼び出したんだ…?』
私『一哉が…私のせいで気絶して…
目を覚まさなくて…どうしたらいいか
わかんなくて先輩に聞こうと思って
連絡をしたんです…それで北野先輩が
学校に急いで向かってくれたみたいなんですけど……事故に巻き込まれて…』
井上『…そんな…』
中村『…』
中村先輩が放心状態で泣いていた
私『私のせいで…』
井上『美月のせいじゃない…
あいつの選んだ道なんだ…仕方ない…』
私『…』
もう私はたっていられず座り込んでしまった
井上『みんなに連絡しなきゃな…』
私『!?待ってください!
みんなには交通事故なんて言わないでください!』
井上『何いってんだよ…事実を伝えないと…』
私『交通事故に巻き込まれたなんて
知ったら…私みたいに一哉は自分を責めてしまいます…今、一哉は無理をしてはいけない状態なんです…先輩の顔を見に無理していこうとしたら…今度は一哉が…』
井上『…だけど………』
私『お願いします…』
井上『わかったよ…だけど…
みんなが落ち着いたら…しっかり
事実を話すこと…それが条件だよ
約束できる?』
私『必ず私の口から言いますから…
お願いします…』
井上『わかった。
とりあえず今は死んだことだけ
連絡しておく
後日俺もあいつの病室に行って
詳しいことを話す
交通事故じゃなくトレーニング中の事故ってことにしておくから』
私『ありがとう…ございます…』



(話そうと思って行ったのに…
やっぱり…まだ言えない…)

そう思った私は…ある決意をして
学校へ向かった

もう涙は…流れていなかった
流さないと決めた



11話につづく
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