青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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青春と恋の物語恋愛編

青春と恋の物語2-9

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将太side

七瀬が書いたという今日の注意事項を
見ていた俺
『(これ…本当にこの数分で七瀬が書いたのか…すごいな七瀬は…)』
メモ『1.足技の連続性が足りない
2.技のスピードが遅い
3.体力に任せて動きすぎ
4.相手を見すぎて動きが鈍くなることがある…』
『(どーすれば…連続性が上がるかな…
技のスピードが遅いから
連続でかけれないんだよな…?
だとするなら…)』
俺は思い立って足に重りをつけて
寺の回りを走ることにした。
『(重りがついただけで足が動かない…
この重さになれれば…
重りのない状態でも足の動きがよくなるかな…)よし…頑張ろう…もう…(あいつには負けない)』
延々と食事の時間になるまで
走り込みを続けた俺だった。


瑠夏side

部屋で美月が帰ってくるのを待っていた私。
美月は一哉に話があるからと
先に私だけ帰ってきたのだった。
『(まだまだだな…美月の悔しそうな顔をまたみるなんて…もっと私が頑張らなきゃ…)』
そう思った私はどうしたらいいかを
ずっと考えていた
『(体力はある…スピードもつき始めた…
あとは技のバリエーション…か)』
私は自分のスマホの動画アプリで
女子柔道の全国大会の動画をみていた
『(このひと…何個の技を組あせて
こんな動きになってるんだ…?)』
私は選手の名前を検索して
紙に情報をまとめていった。
『(よし…この技を明日からの練習で練習でしてみよう…わからなかったら聞けばいいし…)』
そこで美月が帰ってきた
美月の悔しそうな顔をみてるのが辛かった私は…
私『美月、自主トレしよ?』
美月『…そうだね。やろう
とりあえず腕立てとか筋トレを』
私『…私…もっと強くなるね
美月に負けないぐらい強くなるから』
美月『…ありがと。私も負けないよ
頑張ろう』
夕食の時間まで二人でずっと
トレーニングを続けた
途中、一哉の持ってきた
七瀬メモをみてトレーニングを変えたりしながら夕食の時間を待った


蓮side

俺は…運動音痴…それは重々わかっている
もっと強くならなきゃいけない
今日の結果だって全敗…そんなの
言われて当然だと思った
俺の弱点はとことん体力筋力がないこと
明日からの筋トレを指示されて
練習に参加できない俺は部屋で
ひたすらイメトレを続けていた
時々スマホで技の動画を探してみたりして
イメトレに色付けをしてやっていた
そこで西野先輩がやって来た
先輩『蓮、いる?入るよ』
俺『はい。』
先輩『トレーニングって言われちゃったけど…別の場所でやってても大事な
メンバーの一人だからな。
気を抜かず見返せるよう徹底してやってくれ。来週の再試合形式は結果がでなくて負けても構わないから。力の変化を見せてやれ
これ、七瀬がお前が今日言われたことまとめたデータだから。イメトレとか
筋トレのときの資料にして。じゃあな』
俺『ありがとうございます…俺…
がんばります。先輩の力になれるようがんばります。…だからみててください』
先輩『おう。皆で頑張ろうぜ』
俺『はい!』
そこで先輩は部屋に戻っていった。
俺は夕食になるまでメモを繰り返し読んで
脳にとことん覚えさせた




勇紀side
俺は…強くなっていたはずだった
中学時代最後の新人戦ではエースとして活躍もした。
その前の新人戦でも将太先輩なしでも
優勝できた。ここまで強くなってたはずだったのに…西野先輩の悔しそうな顔を
またみることになるなんて思ってもいなかった。あの顔をみたのは水野先輩脱退事件以来だった。
2度とみないために俺が強くなると決めていたのに…悔しい。本当に悔しい…
俺に今できることはなんなんだろうか…
蓮と引き分けるなんて…
絶対あいつには負けてちゃいけないんだ…
あいつは体力ないんだから
きれいな技を身に付けられたら俺は勝てない…だとするなら
あいつ以上の技を覚えればいい…
俺は考えるまでもなく部屋で
一人で打ち込みの形を繰り返しやった
形を覚えるために入った状態で
体制をキープしたりして
夕食までひたすら反復練習をやった。
櫻井先輩のデータを元にして
不足部分の見直しもした
明日からの練習…もっと気合いいれなきゃ…



七瀬side

私は一人で部屋で泣いていた。
『(なんで…仲良し部活じゃダメなのかな…
私は半分しか見れなかったけど
後半だけであれだけ言われてたら
前半も相当言われてるはず…
あの美月が一哉を頼るように話をするぐらいなんだから…
美月と一哉。この2人は江西高校柔道部には絶対必要な2人…この2人に部活のことは任せるしかない…私はマネージャー…
2人に出来なくて私にできること…
そう思ったとき
自然と涙は止まって
私はメモ用紙に今日言われてたことを
後半の分だけでも書き出していた
絶対過去最高の結果で
私たちは引退する…
一哉達の努力を知ってる私は
沢木さんが言ったことが悔しくてたまらなかった)』
だから…私はひたすら書き続けた。
全員分書き終えたところで
丁度一哉が戻ってきた。
一哉は私のかいたメモを皆のところへ
持っていってくれるといって
部屋を出ていった
『(一哉も疲れてるはずなのに…
気を使って…ありがと…私は一哉が…)』
沢木さんに渡された桐生君の
明日からのトレーニングメニューを
夕食になるまで私は読んで
工夫の方法をずっと考えていた。


全員が悔しさを胸に覚えた日と今日はなった
それぞれのトレーニングをしながら
明日の練習では必ず何か変化を見せると
思いながら夜を過ごしていくのであった


10話につづく
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