青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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3章 青春恋物語

青春恋物語3-12

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瑠夏side

私は先程の2人の様子が気になっていた。あの美月がその場で私に教えてくれなかぅた。いつもすぐ説明してくれるのに……
私はそのあと2人がどこかで
待ち合わせを約束したのを聞いていたが場所まではわからず…身動きがとれずにいた。部屋で本を呼んでいても気になってしまう。
『(うーん…どうしたものか…
なんでこんなに気になってしまうんだろうか…)』
そう思っても理由は明白だった。
『(私ってこんなに…一哉のことが好きだったんだな…)』
2人のことを気にしながらも…
海に出掛ける約束をした私たち…
『(海…告白には絶好のスポットだけど…さすがにベタすぎるよね…)』
私は告白するべきかしないべきか…
するならどこでするべきか…とことん悩んでしまった。
『(別に告白しなきゃいけないってルールはないし…でも告白しなきゃ
一哉が美月や七瀬にとられてしまう…)』
それを考え出したら…さっきの2人を
思い出して不安でしょうがなくなる…。
私が頭をフル回転させて悩んでいると…
ドダドタドタ!!!
…と廊下を走る音がした。
『(誰よ…子供みたいに走り回ってるのは…)』
戸を開けると一哉が美月を背負って
走り回っていた。
私『か、一哉!?』
一哉が私に気づいて近づいてくる。
一哉『あ!瑠夏!ごめん!美月を任せた!!』
一哉は背負っていた美月を私に預けて
顔を隠すように去っていった。
『なにがあったの…』そう呟いて
美月を見ると…
美月の顔が真っ赤になって
美月は幸せそうな顔をして気を失っていた。
『(!?何!?この幸せそうな顔!?
まさか…一哉がなんかしたんじゃ…
いやいや…その逆?!…まさか告白とか…!?)』
さっきまでその事を考えていたはだけあって私まで顔が赤くなってしまった。
『(美月…なにがあったの…)』
そう思った瞬間…
私のフル回転させていた頭が爆発した。
私は美月に重なる形で倒れてしまった。



どれくらい眠っていただろう…
私は水音を聞いて目が覚めた。
『(…ん…なんかおでこが冷たい…
なんか乗ってる…)』
『(誰…?美月…?)』
目を開けてもまだ視界がぼやけていた。
???『あ、瑠夏…起きた?』
私『え…?な…七瀬?』
七瀬『よかった…瑠夏に聞きたいことあって部屋に来てみたらさ…
美月と2人して倒れてたんだもん…
ビックリしちゃったよ。』
私『ご、ごめん!』
七瀬『シーっ!隣みて…』
私は言われた通り隣を見ると
そこには…ゆでたこのようになってる、
一哉と美月が眠っていた。
一哉『…』
美月『…』
七瀬『なんで一哉がいるかっていうとね…』

七瀬side
私はお寺の掃除担当の3人の手伝いをして、部屋にもどって本読んでいた。
そしたら…戸が急にガラッ!と開いてさ…一哉が赤面しながら入ってきたの。
私『一哉!?どうしたのそんな顔
真っ赤にして!』
一哉『な、七瀬…み、美月が…』
一哉はそれだけ言って倒れて…
私の上に覆い被さってきたの…。
私『か、一哉!?』
私はビックリしちゃって…
とりあえず一哉を部屋に寝かせて
瑠夏のところに何があったか知らないか聞きにきたの。
そしたらそこでも瑠夏…美月まで倒れてて…。
私は3人の目が覚めたら話を聞けるように同じ部屋に寝かせた。
顔が真っ赤で熱でもあるのかと思って
水で濡らしたタオルをおでこに
ずっと当てて皆の目が覚めるのを待った。

瑠夏side

七瀬からこれまでの経緯を聞いて
私は反省した。
七瀬『瑠夏はなんで倒れてたの?』
私『それは…カクカクシカジカでして…』
七瀬『はぁ…?考えすぎて頭が混乱して爆発した?…漫画じゃあるまいし…』
私『深く反省しております…』
七瀬『でも知らなかった。…美月と一哉が私たちに隠し事をしてるなんて……
これは問いただすしかないね』
いつも優しい七瀬が力強くそんなことを言うなんて思ってなかった私は
つい『え!?』と言ってしまった。

七瀬『私は一哉が好きなんだもん。
それぐらいしてもいいでしょ?
瑠夏だってそうだから気になって考えずたんでしょ?』
私『(まったくその通りでございます……)…』
七瀬『とりあえず2人が目を覚ますのを待とっか。』
私『う、うん…そうだね…』
七瀬の知らない一面を知って
それしか言うことができなかった。


13話につづく
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