青春と恋の物語

NISHINO TAKUMI

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3章 青春恋物語

青春恋物語3-11

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美月side

私は寝惚けていたのか
はっきり覚えていないけど…

朝とんでもないことを言った気がする…。一哉が頭を怪我したところ辺りはものすごく鮮明に覚えている。
私がなにかを言って動揺した一哉が
テーブルに頭を思いっきりぶつけた…
『(私は…何を言ったの…?)』
私は食事を黙々としている一哉に
聞いてみることにした。

私『ね、ねぇ…一哉?』
一哉『どうした?』
私『その頭の怪我さ…私のせいだよね?』
一哉『いや…正確には俺の焦った上でのドジだから違うよ。』
私『その焦る原因を作ったのは私だよね?』
一哉『…うん』
私『(や、やっぱり…)ごめん…
私寝ぼけてて何言ったか覚えてないんだけど…教えてくれない?』
そう聞くと一也は急に赤面しながら
一哉『お、俺…ここでは言いたくないし…言わない方が美月のため…』
突然瑠夏が口をだしてきた。
瑠夏『え、なになに?何の話?』
一哉『な、なんでもないよ!』
瑠夏『なによー、同じ幼馴染みの私に隠し事?』
美月『瑠夏…あとでちゃんと
説明するから…今は静かにしててくれるかな?』
瑠夏は私がそう言うと不貞腐れたような
表情をしつつも『…わかった』とだけこたえてくれた。
私は食事が終わったら
空いてる3人部屋に来て!ということを伝えて食事を続けた。


食事を終えて約束の部屋に向かってみるとすでに一哉がいた。
なぜか入ろうとしない一哉。

私『一哉…お待たせ。何で入らないの?』
一哉『忘れてたんだけどさ…
俺らが使ってる部屋と日常生活に必要な部屋以外閉められてるじゃん…』
私『…え?……あ!!!そうじゃん!』
一哉『女子が好きな散歩でもする?』
私『女子が好きなって何よ…
まあいいや…行こっか。』
一哉と私は共にお寺を出て、
この前とは違う道を歩いていった。
ただ、私は気づいている。


【一哉が無口でなぜかこの空間に緊張が走っている。】

私『(なんで緊張しなきゃいけないのよ…)ね、ねぇ一哉?で…さっきの話だけど…私は何を言ったの?そんな怪我するほど一哉が動揺することを言ったんでしょ…?』
一哉『俺が友達とかと話してたものの中では…人生最大の衝撃だったかな…』
私『そ、そんなに!?…で何言ったの…?』
一哉『…』
私『教えてよ…?』
一哉『…※₩※₩€…』
一哉がボソボソっと何かを言う。
私『え?何…?聞こえないよ…』
一哉『俺が調理してたのに
美月手伝う!って聞かないから…
盛り付けを任せたんだよ…』
私『う、うん?』
一哉『その時…』

※一次的な一哉目線
美月『なんか…こうしてると新婚みたいだね』

一哉『…って…』
私『なっ!?!?!?!?』
一哉『……』
私『う、うそでしょ!?』
一哉『…ほんとだよ…』
私はみるみる顔が熱くなるのを感じた。
私『ち、ちょっと!本気にしないでよ!?一哉!…ね、寝ぼけてた…だ…だけだからね!?』
一哉『そうとわかってても起きて少ししか経ってない頭で集中して料理しようとしてるときにそんなこと言われたら…
普通びっくりするよ!!』
私『…え、で、でもさ?その時はまだテーブルの下にいないよね?
他に何かあるんじゃ…』
一哉『…言われたのはもうひとつ…
今美月が本気にしないでって言ったから確信したけど…朝の美月は…
私じゃ嫌なの?って言ってきたんだよ!!!その時に箸を落として…
拾おうとしたら同時に手を伸ばしちゃって…手が触れて…そんなこと言われた後だったからドキッとしちゃって…』
私はその言葉を聞いた瞬間
頭のメーターが吹っ切れるのを感じた。
それを感じたら最後…私は気を失ってしまった。
失う直前に一哉が何か叫んでいたけど…
なんにも覚えていない…。


12話につづく
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