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第7章 混乱へようこそ(新4日目)
7ー1 去った人々(下) (新4日目朝)
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「……一生懸命やってるのに言い過ぎた。一度止めよう!」
ラクシュミのたまの弾けた口調は効果的で空気がざっと変わる。さすがだ。対して自分はまだ動悸が収まらない。
「アビマニュが混乱しているくらいだもの、ここにいるほとんどが何が起こっているのか把握出来ていない。私を含めて」
「確かにわからないです」
ウルヴァシが言い、ロハンやプラサット始め何人かも大きく頷く。
「アビマニュ。君『討議資料』作ってくれない? 前の三日目の会議前に作ってくれたみたいの。『狼』が何人で『村人』がとかいう数字より、昨夜起こった可能性と、『占星術師』『タントラ』の本物と偽物での可能性を拾えるだけ拾って」
「ラクシュミさん相談にのってもらえますか」
「先に叩き台作ってくれたらね」
顎で頷く。
「紙残ってましたっけ?」
「もうないです」
ダルシカが答える。ひと包み百枚のコピー用紙はあっという間に消えた。
『四枚でいいんですか。クリスティーナさん、たくさん書くし皆の代表で記録しているようなものでしょう? 多めに取ったらどうです」
まだ紙が残っていた頃の会話だ。彼女はその時残っていた人数で割ったよりも一枚少ない四枚だけ取って折り自家製ノートとした。
『癖がまだ抜けてないな。日本ならこうするんだ』
その場の人数で割ったより少なめに遠慮して取るのだという。
『それで生きていけるんですか』
『平和な国だから。……って初めは思ってた。あのね、そうでないと生きていけないの。だから「慎ましい国」』
規定の数以上に取ったり、下手したらいつもギリギリ取るような人間ですら相手にされなくなる。
『私は外国人だから多めにみてもらえるけど、そう思ったら余計日本人と同じようにしたくなるでしょ』
近くからにこりと笑った顔が瞼に残っている。
昨夜席に残していった「ノート」は閲覧用にとそのままだー空席の14番前の紙片にちらりと目を遣る。
「……私が持っている紙を一枚譲るから。表にはレシピをメモしちゃってあるけど、どちらにしろ裏一枚くらいで収めてもらわないと、皆理解しきれない」
ラクシュミの言葉にこの場に意識を戻す。
(駄目だ、こんなふわふわしてちゃ。やることはたくさんあるんだから!)
今朝早くこのテーブルで、顔を見せた者の席に裂いたティッシュを結んで生存を確認していた。六時少し前にラクシュミとアンビカ、マーダヴァンが連れだって降りて来る。
頼りになる人たち、とりわけ「タントラ」の安否は心配だったのでほっとする。
『Good Morning!』
『Good Morning、アビマニュ』
挨拶を交わし三人は礼拝室へ向かう。
『僕はここで生存確認をしますのでアルチャナは待たずに始めてください』
伝えるとラクシュミだけが近寄って、
『元気出して』
柔らかく言ってから背を向けた。
クリスティーナと二人三脚でやってきたのは事実だがそこまで酷い顔をしていたのだろうか。洗顔も髪を整えるのも念入りにしたのに。
「ところでマーダヴァンは誰か道連れは指名しているのか?」
ラジェーシュが問う。
「していません。必要ないと思います」
「確実に『人狼』か『象』だとわかって、しかも会議での同意が得られない場合、指名に入れてもいいと思うよ。『村人』陣営の助けになる」
と微笑みかけた。上手く笑えているかは自信がない。
「ねえどういうことなの? ディヴィアは『人狼』じゃ絶対ない」
「狼」に殺されたから。
「なのにクリスティーナも『人狼』じゃないっていうの?」
今までの話を聞きアンビカは悲鳴をあげた。
「マーダヴァンさんの『タントラ』占いを信じるならそうです」
「わたしは本物の『タントラ』です。信じてください」
訴えかけられ彼女は暗い天井を仰いで息を吐く。
今日も空調はがっつり、天井扇風機はゆっくりカタカタ回っている。
過ぎていく時間と増える死者、解決策のなさをあざ笑うように。
「ラクシュミさんが指摘した通り両方偽物か、片方は本物か、可能性はそれだけです。偽物は『狼』でなくとも同陣営の村人ー『漂泊者』ーや象陣営で、だから役を騙った可能性があります」
「人狼」と出れば確実に偽「占星術師」とわかるがそうではないだけだ、とアンビカにゆっくり説いた。
動揺を隠そうともしないアンビカとは対称的にラクシュミは冷静だった。
「ディヴィアが本物の『占星術師』ならジョージが死んで『狼』はひとり減った。さっきの計算ならー」
アルジュン、ゴパル、そしてジョージ。5ー3=2に変成狼が加わり、
「現在『ここに人狼』は三人、でいい?」
「こちらに来てすぐ亡くなった人たちの中に『人狼』がいればマイナス1の可能もあります」
答える。
「一方クリスティーナが『人狼』でなくて本物の『占星術師』だった場合は5-2=3。プラス1で今『人狼』は四人。最大でね」
確認するラクシュミにまた頷く。
「だけど、この場合私たちは昨夜根本的に道を誤ったことになる」
「ってラクシュミさん、散々攻撃しておいてー」
「攻撃なんてした覚えはない。強制された『ゲーム』を生き延びるために必要な『議論』」
睨まれてスンダルは首をすくめ言い直す。
「……会議中ずっとクリスティーナさんは『人狼』だって主張していたと思いますが、投票はしませんでしたよね。何故ですか」
(そうだ。僕と違って)
自分は最後にはしごを外し、死んでくれと票を投じた。
ラクシュミにしては珍しい程の間が空いた。
「…………論理的に言えばクリスティーナが『人狼』なのは明白だと思った。だけどどうしても引っかかるものがあって、土壇場で変えた。非論理的な行動だというならその通り」
何とでも言えとの口調だったが誰も突っ込まない。
昨夜のラクシュミはディヴィアを真「占星術師」と考えていたから、結局占い結果をとってジョージに票を投じた。
「適わないなあ、あなたには」
スンダルが頭の後ろで腕を組んで伸びをする。
「いえ。私は、私たちは負けた」
ラクシュミは悔しさを露わに顔に出した。
「クリスティーナを殺してしまった。それはもう覆らない」
アンビカが胸のパラヴィを押さえる。ダルシカはと見ると唇を横真っ直ぐに引き結んでいた。
(……)
「前からの人たちはタミル・ボーイって人と、アルジュンが当たり前のように『人狼』だったって決めつけているように思います。今混乱しているのはそういう思い込みからではないのですか」
ウルヴァシの声は場をすくい上げ動かす深みがある。
「タミル・ボーイって言い方はわたしは好きじゃないな。わたしたちからは言葉は通じなかったけどちゃんとシヴァムって名前があった。彼が『狼』だったのは確実だと思いますよ」
マーダヴァンの静かな物言いはそれを相性良く受け止めがちりと嵌まる。自分を見る彼に頷いて続けた。
「『狼』のアイコンが出たとシヴァム自身が言っただけじゃない。クリスティーナさんの説明を聞いて自分は悪い人間になるのかと尋ね返していた、んだよねイムラーン」
「そうです。ぼくもタミル語での説明に同席しました。さすがにそこは疑えません」
「あなたはタミル語が確実にわかる人なんですか?」
「タミル人です。父が軍人で今ムンバイ配属なのでこちらに住んでいます」
ウルヴァシと交わす。
「If It's true」
トーシタの筆記をイムラーンが英語で読みヒンディーに訳し、彼女と筆記と会話でやり取りをしてから話す。
「ぼくたちが最初からグルではないか。あの」
と天井を仰ぎ、
「誘拐犯の仲間で本当は最初の三日間なんてなかったのではないか、と言ってます。違うんだけどなあ」
イムラーンは額に手をやる。そして手をぱたりと落とし、
「ああそうか。クリスティーナさんもこんな風に信じられなかったのか……」
力なくテーブルにおいた手を徐々に拳に握り、顔を歪めた。
(……)
「事実確認は済みました。今の時点でのだいたいの意見も交換出来たと思います。事態は複雑で、僕も色々検討したいことがあります。それぞれ考えて、話し合って、新しい証拠があれば皆に伝えましょう」
そうして「夜」を準備する。
「確認したいことがあれば遠慮なく聞きに来てください」
やっとまとめた。今度の笑顔は割と上手く作れた気がしたがどうだろうか。
「アビマニュ! お昼何食べたい? 追加するよ」
会議がはければ隣のアンビカが明るく耳に囁く。昼に間に合わなければ夜にでも、とは、
(まるで子ども扱いだ)
苦笑するが母や姉に対するようにはね除ける元気はない
「前に作ってもらったアル(じゃがいも)とジーラ(クミン)の……出来ますか。あと夜でいいのでメインでチキンが食べたいです。好物なんで。メニューは……お任せします
それ責任重大と笑いながらアンビカは台所へ去って行った。
「……」
アビマニュは頭を手で覆う。
朝食前にエクジョットとジョージをそれぞれ「火の部屋」「風の部屋」に葬った。昨夜クリスティーナの命を奪った火葬室の中は何事もなかったようで新品同様に金属が輝き、それが無性に腹立たしくー
その時、気付いた。
<注>
・アルチャナ 神の名の詠唱
ラクシュミのたまの弾けた口調は効果的で空気がざっと変わる。さすがだ。対して自分はまだ動悸が収まらない。
「アビマニュが混乱しているくらいだもの、ここにいるほとんどが何が起こっているのか把握出来ていない。私を含めて」
「確かにわからないです」
ウルヴァシが言い、ロハンやプラサット始め何人かも大きく頷く。
「アビマニュ。君『討議資料』作ってくれない? 前の三日目の会議前に作ってくれたみたいの。『狼』が何人で『村人』がとかいう数字より、昨夜起こった可能性と、『占星術師』『タントラ』の本物と偽物での可能性を拾えるだけ拾って」
「ラクシュミさん相談にのってもらえますか」
「先に叩き台作ってくれたらね」
顎で頷く。
「紙残ってましたっけ?」
「もうないです」
ダルシカが答える。ひと包み百枚のコピー用紙はあっという間に消えた。
『四枚でいいんですか。クリスティーナさん、たくさん書くし皆の代表で記録しているようなものでしょう? 多めに取ったらどうです」
まだ紙が残っていた頃の会話だ。彼女はその時残っていた人数で割ったよりも一枚少ない四枚だけ取って折り自家製ノートとした。
『癖がまだ抜けてないな。日本ならこうするんだ』
その場の人数で割ったより少なめに遠慮して取るのだという。
『それで生きていけるんですか』
『平和な国だから。……って初めは思ってた。あのね、そうでないと生きていけないの。だから「慎ましい国」』
規定の数以上に取ったり、下手したらいつもギリギリ取るような人間ですら相手にされなくなる。
『私は外国人だから多めにみてもらえるけど、そう思ったら余計日本人と同じようにしたくなるでしょ』
近くからにこりと笑った顔が瞼に残っている。
昨夜席に残していった「ノート」は閲覧用にとそのままだー空席の14番前の紙片にちらりと目を遣る。
「……私が持っている紙を一枚譲るから。表にはレシピをメモしちゃってあるけど、どちらにしろ裏一枚くらいで収めてもらわないと、皆理解しきれない」
ラクシュミの言葉にこの場に意識を戻す。
(駄目だ、こんなふわふわしてちゃ。やることはたくさんあるんだから!)
今朝早くこのテーブルで、顔を見せた者の席に裂いたティッシュを結んで生存を確認していた。六時少し前にラクシュミとアンビカ、マーダヴァンが連れだって降りて来る。
頼りになる人たち、とりわけ「タントラ」の安否は心配だったのでほっとする。
『Good Morning!』
『Good Morning、アビマニュ』
挨拶を交わし三人は礼拝室へ向かう。
『僕はここで生存確認をしますのでアルチャナは待たずに始めてください』
伝えるとラクシュミだけが近寄って、
『元気出して』
柔らかく言ってから背を向けた。
クリスティーナと二人三脚でやってきたのは事実だがそこまで酷い顔をしていたのだろうか。洗顔も髪を整えるのも念入りにしたのに。
「ところでマーダヴァンは誰か道連れは指名しているのか?」
ラジェーシュが問う。
「していません。必要ないと思います」
「確実に『人狼』か『象』だとわかって、しかも会議での同意が得られない場合、指名に入れてもいいと思うよ。『村人』陣営の助けになる」
と微笑みかけた。上手く笑えているかは自信がない。
「ねえどういうことなの? ディヴィアは『人狼』じゃ絶対ない」
「狼」に殺されたから。
「なのにクリスティーナも『人狼』じゃないっていうの?」
今までの話を聞きアンビカは悲鳴をあげた。
「マーダヴァンさんの『タントラ』占いを信じるならそうです」
「わたしは本物の『タントラ』です。信じてください」
訴えかけられ彼女は暗い天井を仰いで息を吐く。
今日も空調はがっつり、天井扇風機はゆっくりカタカタ回っている。
過ぎていく時間と増える死者、解決策のなさをあざ笑うように。
「ラクシュミさんが指摘した通り両方偽物か、片方は本物か、可能性はそれだけです。偽物は『狼』でなくとも同陣営の村人ー『漂泊者』ーや象陣営で、だから役を騙った可能性があります」
「人狼」と出れば確実に偽「占星術師」とわかるがそうではないだけだ、とアンビカにゆっくり説いた。
動揺を隠そうともしないアンビカとは対称的にラクシュミは冷静だった。
「ディヴィアが本物の『占星術師』ならジョージが死んで『狼』はひとり減った。さっきの計算ならー」
アルジュン、ゴパル、そしてジョージ。5ー3=2に変成狼が加わり、
「現在『ここに人狼』は三人、でいい?」
「こちらに来てすぐ亡くなった人たちの中に『人狼』がいればマイナス1の可能もあります」
答える。
「一方クリスティーナが『人狼』でなくて本物の『占星術師』だった場合は5-2=3。プラス1で今『人狼』は四人。最大でね」
確認するラクシュミにまた頷く。
「だけど、この場合私たちは昨夜根本的に道を誤ったことになる」
「ってラクシュミさん、散々攻撃しておいてー」
「攻撃なんてした覚えはない。強制された『ゲーム』を生き延びるために必要な『議論』」
睨まれてスンダルは首をすくめ言い直す。
「……会議中ずっとクリスティーナさんは『人狼』だって主張していたと思いますが、投票はしませんでしたよね。何故ですか」
(そうだ。僕と違って)
自分は最後にはしごを外し、死んでくれと票を投じた。
ラクシュミにしては珍しい程の間が空いた。
「…………論理的に言えばクリスティーナが『人狼』なのは明白だと思った。だけどどうしても引っかかるものがあって、土壇場で変えた。非論理的な行動だというならその通り」
何とでも言えとの口調だったが誰も突っ込まない。
昨夜のラクシュミはディヴィアを真「占星術師」と考えていたから、結局占い結果をとってジョージに票を投じた。
「適わないなあ、あなたには」
スンダルが頭の後ろで腕を組んで伸びをする。
「いえ。私は、私たちは負けた」
ラクシュミは悔しさを露わに顔に出した。
「クリスティーナを殺してしまった。それはもう覆らない」
アンビカが胸のパラヴィを押さえる。ダルシカはと見ると唇を横真っ直ぐに引き結んでいた。
(……)
「前からの人たちはタミル・ボーイって人と、アルジュンが当たり前のように『人狼』だったって決めつけているように思います。今混乱しているのはそういう思い込みからではないのですか」
ウルヴァシの声は場をすくい上げ動かす深みがある。
「タミル・ボーイって言い方はわたしは好きじゃないな。わたしたちからは言葉は通じなかったけどちゃんとシヴァムって名前があった。彼が『狼』だったのは確実だと思いますよ」
マーダヴァンの静かな物言いはそれを相性良く受け止めがちりと嵌まる。自分を見る彼に頷いて続けた。
「『狼』のアイコンが出たとシヴァム自身が言っただけじゃない。クリスティーナさんの説明を聞いて自分は悪い人間になるのかと尋ね返していた、んだよねイムラーン」
「そうです。ぼくもタミル語での説明に同席しました。さすがにそこは疑えません」
「あなたはタミル語が確実にわかる人なんですか?」
「タミル人です。父が軍人で今ムンバイ配属なのでこちらに住んでいます」
ウルヴァシと交わす。
「If It's true」
トーシタの筆記をイムラーンが英語で読みヒンディーに訳し、彼女と筆記と会話でやり取りをしてから話す。
「ぼくたちが最初からグルではないか。あの」
と天井を仰ぎ、
「誘拐犯の仲間で本当は最初の三日間なんてなかったのではないか、と言ってます。違うんだけどなあ」
イムラーンは額に手をやる。そして手をぱたりと落とし、
「ああそうか。クリスティーナさんもこんな風に信じられなかったのか……」
力なくテーブルにおいた手を徐々に拳に握り、顔を歪めた。
(……)
「事実確認は済みました。今の時点でのだいたいの意見も交換出来たと思います。事態は複雑で、僕も色々検討したいことがあります。それぞれ考えて、話し合って、新しい証拠があれば皆に伝えましょう」
そうして「夜」を準備する。
「確認したいことがあれば遠慮なく聞きに来てください」
やっとまとめた。今度の笑顔は割と上手く作れた気がしたがどうだろうか。
「アビマニュ! お昼何食べたい? 追加するよ」
会議がはければ隣のアンビカが明るく耳に囁く。昼に間に合わなければ夜にでも、とは、
(まるで子ども扱いだ)
苦笑するが母や姉に対するようにはね除ける元気はない
「前に作ってもらったアル(じゃがいも)とジーラ(クミン)の……出来ますか。あと夜でいいのでメインでチキンが食べたいです。好物なんで。メニューは……お任せします
それ責任重大と笑いながらアンビカは台所へ去って行った。
「……」
アビマニュは頭を手で覆う。
朝食前にエクジョットとジョージをそれぞれ「火の部屋」「風の部屋」に葬った。昨夜クリスティーナの命を奪った火葬室の中は何事もなかったようで新品同様に金属が輝き、それが無性に腹立たしくー
その時、気付いた。
<注>
・アルチャナ 神の名の詠唱
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