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第8章 宣戦布告(新5日目)
8ー5 新5日目会議 序
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始めにマーダヴァンが「タントラ」の占いでアビマニュ=人狼と出たと告げ、続いて女性ふたりの話だが頼まれたからと人狼の名が書かれた紙の件が語られる。部屋のドア下に差し込まれたのは就寝時間の少し前から三時過ぎの騒動までの間、と実物をかざし、
「一枚には、『人狼はラジェーシュだ』」
視線が集まる中ラジェーシュが鋭い視線で固まったのをラクシュミは見た。
「もう一枚には、『人狼はラクシュミだ』」
視線を浴びた頬の奥がぴくりと引き攣った。
「内容が本当かどうかはわかりません。それから……午前中アンビカさんにお尋ねしたのは廊下に紙がはみ出ているのが見えたとか、誰かドアから急いで離れた人はいないかなど聞けたらとの理由でした。ご気分を害することになって済みません」
マーダヴァンが頭を下げる。アンビカは納得した様子で、
「どちらにしろ私は役に立てなかったね」
階段すぐの部屋に戻ることばかり考え、廊下の様子には気を払わなかったと朝同様繰り返す。
「逆に、廊下には何かもの凄く目立つものはなかったし、人もうろついてなかったってことですね」
イムラーンが言う。
「動機がわからない」
ラクシュミは口を開いた。
「少なくとも私が『人狼』だというのは嘘。それを知らせてどうするの?」
「オレだって違えよ!」
ラジェーシュが投げる。
「『狼』野郎が疑いから逃げるためか? ふざけるなよ! オイ、マーダヴァン! その紙切れを受け取ったのは誰だ。こっちは人殺し呼ばわりされているのに自分は隠れてるってどういうことだ?」
「もういいと思う」
ウルヴァシが英語でトーシタにゆっくり言ってから前に向く。
「ラクシュミさんの名前が入った方が私の部屋、ラジェーシュさんの方がトーシタの部屋に入っていました」
「私は受け取っただけ、怒られても困るーとのことです」
イムラーンがトーシタの主張を先に英語のまま続いてヒンディーに訳して読み上げる。それはそうだ。
(本当に紙が部屋に入れられていたなら)
「文字についてですが、ラジェーシュさんの方はナーガリー文字を日常使いしていないような書き方、ラクシュミさんの方は筆跡を隠した不自然なもの、と朝わたしたちで話した時に出ました」
マーダヴァンが続ける。
「ナーガリー文字を普段書いてないのならトーシタがそうだろ?」
自作自演では、とロハンが言うなり、
「ナーガリー文字を普段使いしていないのはぼくもです。それから、ラディカさんもそうでした」
イムラーンが割って入る。
ナーガリー文字を使わない言語がネイティブの人間はそれだけしか残っていないのかとラクシュミは唖然とするが、すぐ会議の目的へ思考を戻す。筆跡を隠した方は「爆弾魔」の書き方とどうしても被る。だが爆弾魔には「本物」と「偽物」が居て、この告発状を同一人物が出して片方で筆跡を変えたかっただけでまた別人の可能性もある。彼らが見ている会議で爆弾魔について口にすることは出来ずー
「わたしたちはこの紙の内容が正しいと言っているのではないんです。個人的には、わたしが『タントラ』役で見てきた内容からはラクシュミさん=『人狼』にはなり得ないので、おかしいとは思っています。ただどうおかしいのか、考えてもわたしでは混乱するだけでした」
クリスティーナは「人狼」ではないと出た。本物の「占星術師」が「人狼」ではないとしたラクシュミもやはり「人狼」ではない。
「ディヴィアも『人狼』ではなかった。わたしは『占星術師』の本物は彼女だったと思っています」
ウルヴァシが言えば遅れてトーシタも頷く。
ディヴィアは「狼」に殺されたのだから「人狼」の訳がない。「占星術師」の真偽に結論は出ていない。
アビマニュとクリスティーナを失った会議は思うようには動かないー目立たぬようラクシュミは時計へ目を遣る。口に出せないこと、自分たちの間で行き交った文章を頭に思い出しつつ、会議を誘導するにはー
「私もさっぱり意味がわからない」
短い沈黙を破ったのはアンビカだ。
「紙を入れられた時間は『人狼』の活動時間と重なるけど、自分で自分たちの正体を明かす訳はないし。陰謀っぽい気がする」
首を傾げる。
「『人狼』同士仲が悪いとか、派閥があるとかで内部告発された可能性もあります」
とウルヴァシ。
「その場合何故ふたり分告発されたのかが疑問。ひとりが本当の『人狼』で告発されて、それを知った人間が攪乱のために別の、つまり私の名前を書いた、にしても名前の紙のことを知っていたなら取り戻せばいい」
オレは逆だと思うとのラジェーシュの言を無視しつつラクシュミが話せば、
「この紙、ほとんど中に入っていました。外からは引っ張り出せなかったと思います」
とウルヴァシはトーシタに囁き、
「トーシタのところも同じだったそうです」
「そういえば前にラクシュミさんかな、言ってましたよね。アンビカさんとラジェーシュさんが『人狼』チームなんじゃないかって。やはりそういうことでかばったんですか」
スンダルが嘲笑もどきを浮かべて決めつけた。
「ラクシュミさんは誰にでも『狼』って言いまくってるだけじゃねえか。オレが上手い飯を食いたいから言ったことへの難癖だ。お前もノンベジなんだからわからねえか」
「俺は味オンチなんで。アンビカさんが作ってくれるご飯も自分の料理もどちらも美味しいんで気になりませんね」
「はあ?! お前のダルとアンビカさんのチャナマサラが同じように旨いってのか?!」
「そうです」
「てめえ母ちゃんの腹の中からやり直せ!」
「今の母親の腹からでなければ是非」
パン、パン!
スンダルの返しに眉を顰めたがまずは話が逸れるのを制止し手を叩いた。
「私は誰をも疑うのがこの『リアル人狼ゲーム』で必要なことだと思っている。一方で誰のご飯が美味しいかとの議論は全く不要! 時間は限られている。昨夜はラディカが死んだ。時間外に部屋を出て『上』に殺された可能性が濃厚だけれど、可能性は多い」
・就寝時間前からの外への残留
・ラディカが「人狼」で三時以降も残留
・解錠が可能になり外へ
・「人狼」に追われて外に出た
「前三つの場合、昨夜『人狼』の被害者は出ていないから『武士』の守りが有効に働いたと思われる。つまり今も『武士』がいるってこと。ラディカの死亡時刻についてはー」
就寝後早い時間だとのダルシカ説を紹介してから、
「投票について提案がある」
軽く手を挙げた。
やっと考えていた流れに持ち込める。
「アビマニュとクリスティーナは、『人狼』可能性のある人間を片っ端から処刑すれば残りの『村人』は安全になるとの戦法を教えてくれた。それを採用したい。正体不明の告発に名前の載ったラジェーシュと、私も入れていい」
頬の奥がぴっと震える。命を失うことへの恐怖か。
自分をリストに入れる予定はなかったが告発状を考慮すればこれが論理的だ。
「後から参加のふたりに『人狼』の可能性があるのはクリスティーナがいた時から指摘されていた」
ウルヴァシ、トーシタ。ラジェーシュ、ラクシュミ。
「四人を『人狼』候補者リストに入れて優先順位を考えればいい。まず今日、最優先に投票すべきは誰か討論を進めたい」
「No!」
トーシタが叫び、
「私は『狼』じゃない」
イムラーンが読み上げる。
「それは私も言いたいけど、根拠のないことを主張してもここでは役に立たないの。わかる? 必要なのは論理的議論。あなたはここでは一番年下だけど、それもわからないほど幼くないと私は思っているけど?」
「……」
イムラーンの書く訳に彼女は真剣に目を通す。
「名前の紙についてなら、私は『人狼』が私達を混乱させたかったと思っている。逆に言えば彼らも焦っている」
「論理ではなく証拠でもいいはずです」
高く手が挙がった。
「今日は、昨日ラディカさんを殺した人に投票すればいいと思います。ラディカさんを殺した犯人はー」
「一枚には、『人狼はラジェーシュだ』」
視線が集まる中ラジェーシュが鋭い視線で固まったのをラクシュミは見た。
「もう一枚には、『人狼はラクシュミだ』」
視線を浴びた頬の奥がぴくりと引き攣った。
「内容が本当かどうかはわかりません。それから……午前中アンビカさんにお尋ねしたのは廊下に紙がはみ出ているのが見えたとか、誰かドアから急いで離れた人はいないかなど聞けたらとの理由でした。ご気分を害することになって済みません」
マーダヴァンが頭を下げる。アンビカは納得した様子で、
「どちらにしろ私は役に立てなかったね」
階段すぐの部屋に戻ることばかり考え、廊下の様子には気を払わなかったと朝同様繰り返す。
「逆に、廊下には何かもの凄く目立つものはなかったし、人もうろついてなかったってことですね」
イムラーンが言う。
「動機がわからない」
ラクシュミは口を開いた。
「少なくとも私が『人狼』だというのは嘘。それを知らせてどうするの?」
「オレだって違えよ!」
ラジェーシュが投げる。
「『狼』野郎が疑いから逃げるためか? ふざけるなよ! オイ、マーダヴァン! その紙切れを受け取ったのは誰だ。こっちは人殺し呼ばわりされているのに自分は隠れてるってどういうことだ?」
「もういいと思う」
ウルヴァシが英語でトーシタにゆっくり言ってから前に向く。
「ラクシュミさんの名前が入った方が私の部屋、ラジェーシュさんの方がトーシタの部屋に入っていました」
「私は受け取っただけ、怒られても困るーとのことです」
イムラーンがトーシタの主張を先に英語のまま続いてヒンディーに訳して読み上げる。それはそうだ。
(本当に紙が部屋に入れられていたなら)
「文字についてですが、ラジェーシュさんの方はナーガリー文字を日常使いしていないような書き方、ラクシュミさんの方は筆跡を隠した不自然なもの、と朝わたしたちで話した時に出ました」
マーダヴァンが続ける。
「ナーガリー文字を普段書いてないのならトーシタがそうだろ?」
自作自演では、とロハンが言うなり、
「ナーガリー文字を普段使いしていないのはぼくもです。それから、ラディカさんもそうでした」
イムラーンが割って入る。
ナーガリー文字を使わない言語がネイティブの人間はそれだけしか残っていないのかとラクシュミは唖然とするが、すぐ会議の目的へ思考を戻す。筆跡を隠した方は「爆弾魔」の書き方とどうしても被る。だが爆弾魔には「本物」と「偽物」が居て、この告発状を同一人物が出して片方で筆跡を変えたかっただけでまた別人の可能性もある。彼らが見ている会議で爆弾魔について口にすることは出来ずー
「わたしたちはこの紙の内容が正しいと言っているのではないんです。個人的には、わたしが『タントラ』役で見てきた内容からはラクシュミさん=『人狼』にはなり得ないので、おかしいとは思っています。ただどうおかしいのか、考えてもわたしでは混乱するだけでした」
クリスティーナは「人狼」ではないと出た。本物の「占星術師」が「人狼」ではないとしたラクシュミもやはり「人狼」ではない。
「ディヴィアも『人狼』ではなかった。わたしは『占星術師』の本物は彼女だったと思っています」
ウルヴァシが言えば遅れてトーシタも頷く。
ディヴィアは「狼」に殺されたのだから「人狼」の訳がない。「占星術師」の真偽に結論は出ていない。
アビマニュとクリスティーナを失った会議は思うようには動かないー目立たぬようラクシュミは時計へ目を遣る。口に出せないこと、自分たちの間で行き交った文章を頭に思い出しつつ、会議を誘導するにはー
「私もさっぱり意味がわからない」
短い沈黙を破ったのはアンビカだ。
「紙を入れられた時間は『人狼』の活動時間と重なるけど、自分で自分たちの正体を明かす訳はないし。陰謀っぽい気がする」
首を傾げる。
「『人狼』同士仲が悪いとか、派閥があるとかで内部告発された可能性もあります」
とウルヴァシ。
「その場合何故ふたり分告発されたのかが疑問。ひとりが本当の『人狼』で告発されて、それを知った人間が攪乱のために別の、つまり私の名前を書いた、にしても名前の紙のことを知っていたなら取り戻せばいい」
オレは逆だと思うとのラジェーシュの言を無視しつつラクシュミが話せば、
「この紙、ほとんど中に入っていました。外からは引っ張り出せなかったと思います」
とウルヴァシはトーシタに囁き、
「トーシタのところも同じだったそうです」
「そういえば前にラクシュミさんかな、言ってましたよね。アンビカさんとラジェーシュさんが『人狼』チームなんじゃないかって。やはりそういうことでかばったんですか」
スンダルが嘲笑もどきを浮かべて決めつけた。
「ラクシュミさんは誰にでも『狼』って言いまくってるだけじゃねえか。オレが上手い飯を食いたいから言ったことへの難癖だ。お前もノンベジなんだからわからねえか」
「俺は味オンチなんで。アンビカさんが作ってくれるご飯も自分の料理もどちらも美味しいんで気になりませんね」
「はあ?! お前のダルとアンビカさんのチャナマサラが同じように旨いってのか?!」
「そうです」
「てめえ母ちゃんの腹の中からやり直せ!」
「今の母親の腹からでなければ是非」
パン、パン!
スンダルの返しに眉を顰めたがまずは話が逸れるのを制止し手を叩いた。
「私は誰をも疑うのがこの『リアル人狼ゲーム』で必要なことだと思っている。一方で誰のご飯が美味しいかとの議論は全く不要! 時間は限られている。昨夜はラディカが死んだ。時間外に部屋を出て『上』に殺された可能性が濃厚だけれど、可能性は多い」
・就寝時間前からの外への残留
・ラディカが「人狼」で三時以降も残留
・解錠が可能になり外へ
・「人狼」に追われて外に出た
「前三つの場合、昨夜『人狼』の被害者は出ていないから『武士』の守りが有効に働いたと思われる。つまり今も『武士』がいるってこと。ラディカの死亡時刻についてはー」
就寝後早い時間だとのダルシカ説を紹介してから、
「投票について提案がある」
軽く手を挙げた。
やっと考えていた流れに持ち込める。
「アビマニュとクリスティーナは、『人狼』可能性のある人間を片っ端から処刑すれば残りの『村人』は安全になるとの戦法を教えてくれた。それを採用したい。正体不明の告発に名前の載ったラジェーシュと、私も入れていい」
頬の奥がぴっと震える。命を失うことへの恐怖か。
自分をリストに入れる予定はなかったが告発状を考慮すればこれが論理的だ。
「後から参加のふたりに『人狼』の可能性があるのはクリスティーナがいた時から指摘されていた」
ウルヴァシ、トーシタ。ラジェーシュ、ラクシュミ。
「四人を『人狼』候補者リストに入れて優先順位を考えればいい。まず今日、最優先に投票すべきは誰か討論を進めたい」
「No!」
トーシタが叫び、
「私は『狼』じゃない」
イムラーンが読み上げる。
「それは私も言いたいけど、根拠のないことを主張してもここでは役に立たないの。わかる? 必要なのは論理的議論。あなたはここでは一番年下だけど、それもわからないほど幼くないと私は思っているけど?」
「……」
イムラーンの書く訳に彼女は真剣に目を通す。
「名前の紙についてなら、私は『人狼』が私達を混乱させたかったと思っている。逆に言えば彼らも焦っている」
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