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第2章 これは生き残りのゲーム(2日目)
2ー12 2日目会議ー初回 下
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少しの沈黙の後で、
「全員亡くなったってことはないの?」
「それならゲームが終わる」
マリアに答えれば、
「ルールブックには、人狼が義務を果たせなかった場合はルール違反で……罰を受けて新しい人狼が生成されるって書いてあるよ」
「え!」
急いでタブレットの配役表アイコンを叩き文書を開く。
「見逃してた」
額に手をやる。夜に殺害しなければ殺されるまでは覚えていたがそれでゲームが終わると思い込んでいた。
アッバースとナラヤンが、
「だったら次の人狼ってどうやってわかるんだ?」
「まさか今夜になったらあなたは村人から人狼に変わりましたなんて言われるんじゃないよな?」
と交わす。
「待ってくれ。死因がはっきりしている人は除いて数えてみる」
「リスト戻すか?」
「いや、そのまま回して」
アッバースに返し1人ずつ挙げていく。
「どのルールに違反して殺されたのかがわかるのはー」
<破壊>
ラケーシュ、ガーラブ
<場所>
ディーパック、
<時間と場所ー夜間外出>
パドミニ、ガヤトリ、チャンダ
<暴力>
アルン
「で、七人。ラーフルも夜間外出違反に入るとは思うけど明確ではないから一応除く。と後はそのラーフルとアティフ」
そして1日目脱出権の切り札を切った、
「ラーム、タヒラ、サニタ、キラン、シャンティ。この7人の死因が不明だ。マリアが言うように人狼が全員殺害を拒否して殺されたなら9人になるはずだ。足りない」
「人狼って10人じゃないの?」
「人狼の陣営は10人だけど『漂泊者』は勝負を決める数では村人扱いで、夜中の『義務』は課されていない」
シャキーラに返す。
「その、最初に亡くなったラケーシュたちとかの中に人狼にされた人がいる、ってことはない?」
マリアは続けた。
「ああ」
スティーブンは大きく首を振った。
「マリア、君が正しい! 人狼が今いなくてもおかしくない」
と言うことは今夜自分が人狼に変わったと宣告されることもあるということだ。
胸の奥が急に冷える。
「最初は9人指定されて、昨日の就寝時刻の時点で何人かいた人狼は殺されていたのかもしれない。その場合ハルジートは第三者に殺されたんだ」
殺人に手を染める気はない。
だが拒絶したら殺されて明日の朝には窓の外の土の上に転がっているー
白い天井板を仰ぐ。
照明の隅にミニカメラのような黒く小さな突起を見つけまた首を振って顔を戻す。忘れがちだが自分たちは見せ物としてどこかに中継されているのだ。
「または、人狼役になった誰かがハルジートを殺して村人だと嘘を付いているのかもしれない。どちらなのか僕には正直わからない」
人殺しなんてあり得ない、外の人だと女子の方でささやきが広がった。
『投票の5分前になりました。間もなく会議の時間は終わります。繰り返しますー』
居並ぶ顔が一様に引きつる。アナウンスが終わる前に、
「情報提供がある」
高く手を挙げたのはアディティだった。
「わたしは昨夜切り札を切った」
『一回だけその部屋に人狼がいるかを占う権利』
「それって占星術師じゃないの? おかしくない?」
ナイナが告げまた女子たちが騒然となる。
「違う、わたし本当にパソコンで……」
「別におかしくないよ! タブレットで配役表が見られるから見て。占星術師は『誰が』人狼かをピンポイントで確認出来る特権がある。それも毎晩だ」
アディティが言うのとは違うと説得する。
ひきつり顔で目を泳がせていたアディティに合図を送れば、彼女は小さく頷いて話を続けた。
「どこを見ればいいか全くわからなかったから目を閉じてモニターの図の前で指をくるくる回して止めたところにあった部屋を選んだ」
PCに出た図は、今思えばこの座席順だったという。
「当たったわ。『6号室には人狼がいます』って」
「違う! おれは村人だ!」
「俺も村人だ!」
部屋の住人、ヤトヴィックとバドリが叫ぶ。
「君たちが村人なら人狼はアティフだったってことになるね」
(本当のことを言っているかはわからないけれど)
前のめり、必死で主張するふたりはスティーブンの目には真実を言っているように見えるが人間生死がかかればどんな迫真の演技もするだろう。問題は、だからと投票したら今度は自分が彼らを殺すことになるかもしれない。いや、なる。
「それはそうかもしれない」
シャキーラがそばかすが目立つ顔を上げる。彼女はアティフと同じパソコン愛好会の会員だ。
「わたしは昨日パソコン内を見られるだけ見た。表に出ているアプリ以上に色々プログラムが走っているらしいことはわかった。コマンドを打ち込めばもう少しわかる。そうしたい気持ちに駆られたけど、」
彼らはプログラムの改変もルール違反だと明言している。
自分たちからすればコマンドはプログラムには入らないが、悪人たちがどう判断するかわからない。
「だから手を止めた。だけどアティフは腕が良かったし、踏み込んでしまったかもしれない。『人狼』なんて嫌な役が回って来ていたら余計、何が何でもPCやネットから情報を得て何とかしようと思ってしまったかも」
会で一緒に活動しただのクラスメートよりはアティフの人柄も掴んでいるだろう。この推測は正しいのかもしれない。だが確固たるものは何もない。
吐瀉物も、人狼の人数も、切り札も本当に殺人者を特定する「切り札」にはならない。
「昨日ハルジートが殺されたのって部屋にひとりでいるってわかっていたからだよね」
アディティが言い出した。
「侵入したのがゲームと関係ない人ならそんなことわからない。ならやはり人狼役の人か、または彼らということになる」
「だったら今夜は私が殺されるの? 嫌だ! 私お家に帰るんだから!」
シュルティの思いがけない反応にアディティが困り顔でこちらを見る。が、
「安心して。私が守る」
言ったカマリの配役は「武士」だ。
「ぼくも1人なんだけど」
サントーシュの声は震えていた。
「そっちはオレが守ろう」
もう1人の武士ダウドが言えば、
「ちょっと待って。私ももう部屋に誰もいないの。私の方を守って。こういう時は女子が優先でしょ」
カマリが主張した。
「それはないよ。昨日殺されたのは男子棟でだよ! ぼくの方が危ないよ!」
「男でしょ、譲ったら」
「命は譲れないよ」
「女を命がけで守るのが男でしょうが」
「ぼくが殺されたら守ったことになるの?」
ナイナ、シャキーラに半泣きで反論する。
「食事の恩くらい返したら」
「MTRの方が美味しいのに?」
ミナは食事の話を持ち出した。
(止めてくれ)
ベジでの争いが再現されるとまずい。
「提案がある」
スティーブンは手を広げた。
「まず、ダウドはカマリを守る。これは率直に言って明日以降の全員の利益を考えてだ。カマリとダウドが揃っていれば毎晩2人を守れる。だからね」
「じゃあ私は……」
言いかけたシュルティとサントーシュそれぞれに微笑んでみせると、
「カマリの方はどちらを守るか言わないでくれ。君に任せる。これはサントーシュ・シュルティの両方を守ることにつながる」
「何で」
シュルティはもう涙を流している。
「もしここに人狼がいるか、または悪い奴がこれを聞いているとしても、カマリが口に出さなきゃ誰を守るかはわからない。反対に例えばサントーシュを守ると宣言したら殺人者は君に、君を守ると言ったならサントーシュの所に行けば犯行が容易になってしまうんだ」
カマリが守る先を伏せれば2人は二分の一の確率で守られる。
「何で? 何で私を守ってくれないのカマリ?」
「ぼくと痛み分けってことだよ。悪い提案じゃないと思う。ってかこれ以上は無理だろ?」
とのサントーシュとは違い理解していない様子のシュルティにアディティが離れた所から説明を始めた。カマリは唇を引き結ぶ。
タブレットのタイマーがゼロになるのと同時に「投票モード」の青い文字が出た。
『22時30分になりました。初回ですので投票について説明します。タブレットの空欄に各プレイヤーが人狼だと思う人の番号を入力してください。テンキーのエンターを押すと確認の画面が出ます。その番号で良ければ再度エンターを押してください。投票完了となります。最多の票を得たプレイヤーが本日の処刑対象者です。なお最多が同数だった場合決選投票を行います。再度同数だった場合はそこで終了し本日の処刑は行われません」
(何だって?)
大事なことを会議が終わってから教えるとは見事な悪意だ。
その手が使えるとは思わなかったが今日はもう手遅れだ。
『投票後の訂正は出来ませんので慎重に入力してください。投票は夜の人狼の仕事と並んで『リアル人狼ゲーム』の最も重要な部分です。通常は「投票モード」の1分以内に投票をしますが本日のみ1分半の猶予を与えます』
大切なのに1分以内と矛盾したことを、と考えつつスティーブンは会議中に決めた通りの番号を入力した。罪悪感が胸に重い。
『1分を過ぎました。13番、16番、20番、27番、34番、36番。速やかに番号を入力してください』
「投票しなきゃ殺されるぞ。その電卓みたいなのがテンキーだ。何か番号を入れろ!」
「何番を入れればいいんですか?」
ラジューがきょとんとしてスレーシュに問う。
「ああ、おれの19番でいいよ!」
「いやそれはー」
スティーブンは口を出したがラジューが、
「でもスレーシュ様は良い方です」
と何か番号を入力しエンターを2回押して投票を終えた。
『投票が終了しました』
タブレットが「開票モード」の赤文字に変わると、
1票 11 ← 18
2票 13 ← 13、22
得票数の少ない方から番号が現れる。
(自分に入れた?)
それもありなのか。13番は誰? スディープか。
同じテーブルずっと奥に並ぶ彼はここからは姿が見えない。
最多得票は7票だった。
〈注〉
・MTR インドの有名食品メーカー。ここではレトルトカレーのことを指す。
「全員亡くなったってことはないの?」
「それならゲームが終わる」
マリアに答えれば、
「ルールブックには、人狼が義務を果たせなかった場合はルール違反で……罰を受けて新しい人狼が生成されるって書いてあるよ」
「え!」
急いでタブレットの配役表アイコンを叩き文書を開く。
「見逃してた」
額に手をやる。夜に殺害しなければ殺されるまでは覚えていたがそれでゲームが終わると思い込んでいた。
アッバースとナラヤンが、
「だったら次の人狼ってどうやってわかるんだ?」
「まさか今夜になったらあなたは村人から人狼に変わりましたなんて言われるんじゃないよな?」
と交わす。
「待ってくれ。死因がはっきりしている人は除いて数えてみる」
「リスト戻すか?」
「いや、そのまま回して」
アッバースに返し1人ずつ挙げていく。
「どのルールに違反して殺されたのかがわかるのはー」
<破壊>
ラケーシュ、ガーラブ
<場所>
ディーパック、
<時間と場所ー夜間外出>
パドミニ、ガヤトリ、チャンダ
<暴力>
アルン
「で、七人。ラーフルも夜間外出違反に入るとは思うけど明確ではないから一応除く。と後はそのラーフルとアティフ」
そして1日目脱出権の切り札を切った、
「ラーム、タヒラ、サニタ、キラン、シャンティ。この7人の死因が不明だ。マリアが言うように人狼が全員殺害を拒否して殺されたなら9人になるはずだ。足りない」
「人狼って10人じゃないの?」
「人狼の陣営は10人だけど『漂泊者』は勝負を決める数では村人扱いで、夜中の『義務』は課されていない」
シャキーラに返す。
「その、最初に亡くなったラケーシュたちとかの中に人狼にされた人がいる、ってことはない?」
マリアは続けた。
「ああ」
スティーブンは大きく首を振った。
「マリア、君が正しい! 人狼が今いなくてもおかしくない」
と言うことは今夜自分が人狼に変わったと宣告されることもあるということだ。
胸の奥が急に冷える。
「最初は9人指定されて、昨日の就寝時刻の時点で何人かいた人狼は殺されていたのかもしれない。その場合ハルジートは第三者に殺されたんだ」
殺人に手を染める気はない。
だが拒絶したら殺されて明日の朝には窓の外の土の上に転がっているー
白い天井板を仰ぐ。
照明の隅にミニカメラのような黒く小さな突起を見つけまた首を振って顔を戻す。忘れがちだが自分たちは見せ物としてどこかに中継されているのだ。
「または、人狼役になった誰かがハルジートを殺して村人だと嘘を付いているのかもしれない。どちらなのか僕には正直わからない」
人殺しなんてあり得ない、外の人だと女子の方でささやきが広がった。
『投票の5分前になりました。間もなく会議の時間は終わります。繰り返しますー』
居並ぶ顔が一様に引きつる。アナウンスが終わる前に、
「情報提供がある」
高く手を挙げたのはアディティだった。
「わたしは昨夜切り札を切った」
『一回だけその部屋に人狼がいるかを占う権利』
「それって占星術師じゃないの? おかしくない?」
ナイナが告げまた女子たちが騒然となる。
「違う、わたし本当にパソコンで……」
「別におかしくないよ! タブレットで配役表が見られるから見て。占星術師は『誰が』人狼かをピンポイントで確認出来る特権がある。それも毎晩だ」
アディティが言うのとは違うと説得する。
ひきつり顔で目を泳がせていたアディティに合図を送れば、彼女は小さく頷いて話を続けた。
「どこを見ればいいか全くわからなかったから目を閉じてモニターの図の前で指をくるくる回して止めたところにあった部屋を選んだ」
PCに出た図は、今思えばこの座席順だったという。
「当たったわ。『6号室には人狼がいます』って」
「違う! おれは村人だ!」
「俺も村人だ!」
部屋の住人、ヤトヴィックとバドリが叫ぶ。
「君たちが村人なら人狼はアティフだったってことになるね」
(本当のことを言っているかはわからないけれど)
前のめり、必死で主張するふたりはスティーブンの目には真実を言っているように見えるが人間生死がかかればどんな迫真の演技もするだろう。問題は、だからと投票したら今度は自分が彼らを殺すことになるかもしれない。いや、なる。
「それはそうかもしれない」
シャキーラがそばかすが目立つ顔を上げる。彼女はアティフと同じパソコン愛好会の会員だ。
「わたしは昨日パソコン内を見られるだけ見た。表に出ているアプリ以上に色々プログラムが走っているらしいことはわかった。コマンドを打ち込めばもう少しわかる。そうしたい気持ちに駆られたけど、」
彼らはプログラムの改変もルール違反だと明言している。
自分たちからすればコマンドはプログラムには入らないが、悪人たちがどう判断するかわからない。
「だから手を止めた。だけどアティフは腕が良かったし、踏み込んでしまったかもしれない。『人狼』なんて嫌な役が回って来ていたら余計、何が何でもPCやネットから情報を得て何とかしようと思ってしまったかも」
会で一緒に活動しただのクラスメートよりはアティフの人柄も掴んでいるだろう。この推測は正しいのかもしれない。だが確固たるものは何もない。
吐瀉物も、人狼の人数も、切り札も本当に殺人者を特定する「切り札」にはならない。
「昨日ハルジートが殺されたのって部屋にひとりでいるってわかっていたからだよね」
アディティが言い出した。
「侵入したのがゲームと関係ない人ならそんなことわからない。ならやはり人狼役の人か、または彼らということになる」
「だったら今夜は私が殺されるの? 嫌だ! 私お家に帰るんだから!」
シュルティの思いがけない反応にアディティが困り顔でこちらを見る。が、
「安心して。私が守る」
言ったカマリの配役は「武士」だ。
「ぼくも1人なんだけど」
サントーシュの声は震えていた。
「そっちはオレが守ろう」
もう1人の武士ダウドが言えば、
「ちょっと待って。私ももう部屋に誰もいないの。私の方を守って。こういう時は女子が優先でしょ」
カマリが主張した。
「それはないよ。昨日殺されたのは男子棟でだよ! ぼくの方が危ないよ!」
「男でしょ、譲ったら」
「命は譲れないよ」
「女を命がけで守るのが男でしょうが」
「ぼくが殺されたら守ったことになるの?」
ナイナ、シャキーラに半泣きで反論する。
「食事の恩くらい返したら」
「MTRの方が美味しいのに?」
ミナは食事の話を持ち出した。
(止めてくれ)
ベジでの争いが再現されるとまずい。
「提案がある」
スティーブンは手を広げた。
「まず、ダウドはカマリを守る。これは率直に言って明日以降の全員の利益を考えてだ。カマリとダウドが揃っていれば毎晩2人を守れる。だからね」
「じゃあ私は……」
言いかけたシュルティとサントーシュそれぞれに微笑んでみせると、
「カマリの方はどちらを守るか言わないでくれ。君に任せる。これはサントーシュ・シュルティの両方を守ることにつながる」
「何で」
シュルティはもう涙を流している。
「もしここに人狼がいるか、または悪い奴がこれを聞いているとしても、カマリが口に出さなきゃ誰を守るかはわからない。反対に例えばサントーシュを守ると宣言したら殺人者は君に、君を守ると言ったならサントーシュの所に行けば犯行が容易になってしまうんだ」
カマリが守る先を伏せれば2人は二分の一の確率で守られる。
「何で? 何で私を守ってくれないのカマリ?」
「ぼくと痛み分けってことだよ。悪い提案じゃないと思う。ってかこれ以上は無理だろ?」
とのサントーシュとは違い理解していない様子のシュルティにアディティが離れた所から説明を始めた。カマリは唇を引き結ぶ。
タブレットのタイマーがゼロになるのと同時に「投票モード」の青い文字が出た。
『22時30分になりました。初回ですので投票について説明します。タブレットの空欄に各プレイヤーが人狼だと思う人の番号を入力してください。テンキーのエンターを押すと確認の画面が出ます。その番号で良ければ再度エンターを押してください。投票完了となります。最多の票を得たプレイヤーが本日の処刑対象者です。なお最多が同数だった場合決選投票を行います。再度同数だった場合はそこで終了し本日の処刑は行われません」
(何だって?)
大事なことを会議が終わってから教えるとは見事な悪意だ。
その手が使えるとは思わなかったが今日はもう手遅れだ。
『投票後の訂正は出来ませんので慎重に入力してください。投票は夜の人狼の仕事と並んで『リアル人狼ゲーム』の最も重要な部分です。通常は「投票モード」の1分以内に投票をしますが本日のみ1分半の猶予を与えます』
大切なのに1分以内と矛盾したことを、と考えつつスティーブンは会議中に決めた通りの番号を入力した。罪悪感が胸に重い。
『1分を過ぎました。13番、16番、20番、27番、34番、36番。速やかに番号を入力してください』
「投票しなきゃ殺されるぞ。その電卓みたいなのがテンキーだ。何か番号を入れろ!」
「何番を入れればいいんですか?」
ラジューがきょとんとしてスレーシュに問う。
「ああ、おれの19番でいいよ!」
「いやそれはー」
スティーブンは口を出したがラジューが、
「でもスレーシュ様は良い方です」
と何か番号を入力しエンターを2回押して投票を終えた。
『投票が終了しました』
タブレットが「開票モード」の赤文字に変わると、
1票 11 ← 18
2票 13 ← 13、22
得票数の少ない方から番号が現れる。
(自分に入れた?)
それもありなのか。13番は誰? スディープか。
同じテーブルずっと奥に並ぶ彼はここからは姿が見えない。
最多得票は7票だった。
〈注〉
・MTR インドの有名食品メーカー。ここではレトルトカレーのことを指す。
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