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透の背に血がにじんでいる。体にまかれた包帯では吸いきれない出血が白いTシャツを汚している。表情は険しくないが、むしろ脱力している。汗がひどい。かなり具合が悪そうだ。
「あそこで終わりにしておけば、殺さずに済んだのに」
郷田は無表情のまま階段を下りてくる。木乃美は倒れている透を背に郷田に立ち向かう姿勢をとる。
「殺させない」
「いやもう無理だ」
郷田は階段を下りおえ、なおも木乃美たちに近づいてくる。木乃美が飛び出した。左右にフェイントを入れながら、拳に見せかけ、低い蹴りを放つ。しかし、足より先に頭に衝撃を感じた。壁に頭を打ち付けていた。横に薙ぎ払われたのだ。目で追えなかった。驚きと恐怖を感じた。郷田は透の方へ近づく。それはダメだ。
木乃美は郷田の死角となる角度から拳を放つ。またしても木乃美の一打は届かない。背中に重い衝撃。地面で軽く跳ねる。
「くっ…」
木乃美は傷みを感じる間もなく飛びのいた。重い音、振動が響いた。郷田が一寸前まで居た位置を強く踏みつけていた。殺す蹴りだ。透が妨害装置を抱えて移動している。電源を探しているのか。郷田は透の持ち物が何か気づいているだろうか。勝てなくてもいい。気をそらさなくては。この場に居させるわけにはいかない。郷田の一打の影響で、木乃美が背にしているロッカーからモップの柄が倒れ込んできた。木乃美は倒れ来るモップの一本を手に取った。大きく回してから上段で構える。郷田が驚きの表情を見せ、すぐに悲しげな表情となった。
「大した構えだ」
木乃美は強い踏み込みの後、早い突きを打ち込んだ。郷田は下がって躱す。木乃美は突きの勢いを活かして反対側の壁に移動する。壁を足場に追撃を放つ。振り上げたモップが郷田のあごをギリギリでかすめる。木乃美はモップの柄を長く持ち、体重をかけて郷田の肩を突き落とす。郷田の表情が一瞬ゆがむ。郷田がモップの柄を掴みに来る腕を払いつつ着地。モップを翻して、持ち手側を振り上げる。郷田はそれを躱さず、片腕で受けて、反撃の一打を放つ。木乃美はそれを防ぐもモップが折られてしまう。構えを変える。木乃美は姿勢を低くして、郷田に突っ込む。手数勝負。郷田は拳を固めず、手のひらで、木乃美の素早い連打を防いでいく。木乃美が振り下ろした一撃が強くはじき返されてしまう。胴が空いてしまう。郷田の片腕が木乃美に痛烈な掌底を放つ。
「…?」
木乃美は片足をギリギリで郷田の一撃に合わせた。足裏で受けたために、後方へ大きく飛ぶことで、郷田の重い一撃をいなしきった。折られたモップを着地までの間に郷田に投げる。軽くいなされるが、木乃美が次の獲物を得る間がとれた。郷田の顔面にデッキブラシを叩きこむ。
透は倒れた男の表情を見た。苦悶の表情で固まっている。おそらくそれがこの装置の影響なのだろう。自分がもしかしたらそうなっていたかもしれない、というよりも、これから自分たちよりも幼い子どもたちがそうなると思うと許せなかった。必ず防がなくてはならない。その気持ちが透を踏ん張らせていた。痛みはあまり感じないが、虚脱感が強かった。歯を食いしばらないと、動きが進まない。装置を抱える。事前に周辺を見て回れたことで、電源の見当はついていた。超音波爆弾をバッグに仕舞い背負う。妨害装置は両手に抱えた。郷田と木乃美の戦いは、もはや自分でどうにもできない領域だろう。そちらに注意を払う余裕もない。子どもたちがもうすぐここに来る。郷田には時間制限があるはずだ。犯人がいつ装置を作動させるのかわからないが、郷田が自分を守るために逃げだすまで、木乃美に耐えてもらうことを祈ることしかできなかった。ここで子どもたちをここに来させない方法はあるだろうか、警察からの接触が期待できなければ、周防の説明で理解されなかった教員たちを説得するのは不可能だ。自分が不審者として暴れたとしても、生徒たち全員は逃げないかもしれない。ここは何としても周防の装置を稼働させるしかない。目指す先は放送室だ。階段一段一段が重い労働のように感じられた。放送室を目指しながらも電源を探す。半地下から階層を上がりきる。次の階段を目指す。足に湿り気を感じた。靴下が赤く染まっている。血が体をつたったらしい。目の前がくらむ。
思い出したのは、彼の姿だ。強盗団に車に連れ込まれたとき、目にした黄緑色は鮮明だった。一人目の男が近づくと、片腕を容易にひねりあげ、そのまま投げ飛ばす。二人目は警戒したうえでキミドリに襲い掛かったが、男の拳はキミドリに当たらない。そのまま静止。少しの沈黙。男が崩れる。すれ違いざまに何かされたらしい。三人目と四人目は同時に襲い掛かった。キミドリの腕が一人のあごを、もう一人の腹を突き、路上に転がしたとき、透の中で胸の高ぶりを感じた。それは子どものころに初めて見たヒーローを思い起こさせたようであり、自分の中に闘争心が生まれ出たかのようにも思われた。憧れ、それがこんなにも鮮烈な印象を人に与えるものだと始めて知った。自分はまだ子どもだから、そんな考えは必要ない。自分と体格の大差ないキミドリがあんな、あんなことをできるのだから。イメージはいつの間にか、昨日の木乃美になっていた。体格差のある郷田を相手に一歩も引かず。驚異的な戦闘力を示した木乃美。ああ、自分は木乃美にも憧れたのかもしれない。木乃美は戦っている。郷田の猛攻を避け、強いまなざしで戦う。彼女は言った。
「だって、私はヒーローだから」
木乃美とキミドリの印象が重なる。透は思い出す。キミドリに救われた後、どうにもならない憧れをどうにかするために、黄緑色のジャージを買った。人前で着る勇気はない。家で一人、自室でドアを閉めて誰にも気づかれないようにしてから着てみたり、ハンガーに通して部屋のカーテンレールにかけてみたりした。憧れはそれでも熱を冷まさなかった。だからこそ、キミドリの活動が聞こえてこなくなったとき愕然とした。教えてもらった連絡先に何度連絡してみようかと思ったことが、それでもそれができなかったのは、憧れのヒーローに見合う自分になれていないと思ったからだ。自分の無能さを呪い、恥じた。キミドリのような運動能力が透にはない。もちろんそれであきらめるものではないと思う。でも気持ちほどに体はついていかず。透はキミドリへのあこがれを胸に秘めて、押し込めて過ごしてきた。いつか忘れられると思いながら。そして、今自分は何のためにジャージに袖を通して、ここにいる。何を思って、部屋でしかきれなかったジャージで外に出た。ヒーローになるためじゃなかったのか。
「…っ」
気づくと透は階段に倒れ込んでいた。妨害装置は抱えたままだった。気持ち悪くて、今にも吐きそうだった。浅い呼吸しかできない。
「うあああ」
思ったよりも大きな声が出た。立ち上がれない。でも進める。這いずって階段を昇っていく。放送室の扉は開きっぱなしになっていた。瞳を閉じる。イメージする、キミドリを。想像の中のキミドリはヘルメットを被っていなかった。瞼を開けると、透は立ち上がっていた。妨害装置の電源を差し込んで起動させた。屋内に子どもたちの声が響いていた。
「あそこで終わりにしておけば、殺さずに済んだのに」
郷田は無表情のまま階段を下りてくる。木乃美は倒れている透を背に郷田に立ち向かう姿勢をとる。
「殺させない」
「いやもう無理だ」
郷田は階段を下りおえ、なおも木乃美たちに近づいてくる。木乃美が飛び出した。左右にフェイントを入れながら、拳に見せかけ、低い蹴りを放つ。しかし、足より先に頭に衝撃を感じた。壁に頭を打ち付けていた。横に薙ぎ払われたのだ。目で追えなかった。驚きと恐怖を感じた。郷田は透の方へ近づく。それはダメだ。
木乃美は郷田の死角となる角度から拳を放つ。またしても木乃美の一打は届かない。背中に重い衝撃。地面で軽く跳ねる。
「くっ…」
木乃美は傷みを感じる間もなく飛びのいた。重い音、振動が響いた。郷田が一寸前まで居た位置を強く踏みつけていた。殺す蹴りだ。透が妨害装置を抱えて移動している。電源を探しているのか。郷田は透の持ち物が何か気づいているだろうか。勝てなくてもいい。気をそらさなくては。この場に居させるわけにはいかない。郷田の一打の影響で、木乃美が背にしているロッカーからモップの柄が倒れ込んできた。木乃美は倒れ来るモップの一本を手に取った。大きく回してから上段で構える。郷田が驚きの表情を見せ、すぐに悲しげな表情となった。
「大した構えだ」
木乃美は強い踏み込みの後、早い突きを打ち込んだ。郷田は下がって躱す。木乃美は突きの勢いを活かして反対側の壁に移動する。壁を足場に追撃を放つ。振り上げたモップが郷田のあごをギリギリでかすめる。木乃美はモップの柄を長く持ち、体重をかけて郷田の肩を突き落とす。郷田の表情が一瞬ゆがむ。郷田がモップの柄を掴みに来る腕を払いつつ着地。モップを翻して、持ち手側を振り上げる。郷田はそれを躱さず、片腕で受けて、反撃の一打を放つ。木乃美はそれを防ぐもモップが折られてしまう。構えを変える。木乃美は姿勢を低くして、郷田に突っ込む。手数勝負。郷田は拳を固めず、手のひらで、木乃美の素早い連打を防いでいく。木乃美が振り下ろした一撃が強くはじき返されてしまう。胴が空いてしまう。郷田の片腕が木乃美に痛烈な掌底を放つ。
「…?」
木乃美は片足をギリギリで郷田の一撃に合わせた。足裏で受けたために、後方へ大きく飛ぶことで、郷田の重い一撃をいなしきった。折られたモップを着地までの間に郷田に投げる。軽くいなされるが、木乃美が次の獲物を得る間がとれた。郷田の顔面にデッキブラシを叩きこむ。
透は倒れた男の表情を見た。苦悶の表情で固まっている。おそらくそれがこの装置の影響なのだろう。自分がもしかしたらそうなっていたかもしれない、というよりも、これから自分たちよりも幼い子どもたちがそうなると思うと許せなかった。必ず防がなくてはならない。その気持ちが透を踏ん張らせていた。痛みはあまり感じないが、虚脱感が強かった。歯を食いしばらないと、動きが進まない。装置を抱える。事前に周辺を見て回れたことで、電源の見当はついていた。超音波爆弾をバッグに仕舞い背負う。妨害装置は両手に抱えた。郷田と木乃美の戦いは、もはや自分でどうにもできない領域だろう。そちらに注意を払う余裕もない。子どもたちがもうすぐここに来る。郷田には時間制限があるはずだ。犯人がいつ装置を作動させるのかわからないが、郷田が自分を守るために逃げだすまで、木乃美に耐えてもらうことを祈ることしかできなかった。ここで子どもたちをここに来させない方法はあるだろうか、警察からの接触が期待できなければ、周防の説明で理解されなかった教員たちを説得するのは不可能だ。自分が不審者として暴れたとしても、生徒たち全員は逃げないかもしれない。ここは何としても周防の装置を稼働させるしかない。目指す先は放送室だ。階段一段一段が重い労働のように感じられた。放送室を目指しながらも電源を探す。半地下から階層を上がりきる。次の階段を目指す。足に湿り気を感じた。靴下が赤く染まっている。血が体をつたったらしい。目の前がくらむ。
思い出したのは、彼の姿だ。強盗団に車に連れ込まれたとき、目にした黄緑色は鮮明だった。一人目の男が近づくと、片腕を容易にひねりあげ、そのまま投げ飛ばす。二人目は警戒したうえでキミドリに襲い掛かったが、男の拳はキミドリに当たらない。そのまま静止。少しの沈黙。男が崩れる。すれ違いざまに何かされたらしい。三人目と四人目は同時に襲い掛かった。キミドリの腕が一人のあごを、もう一人の腹を突き、路上に転がしたとき、透の中で胸の高ぶりを感じた。それは子どものころに初めて見たヒーローを思い起こさせたようであり、自分の中に闘争心が生まれ出たかのようにも思われた。憧れ、それがこんなにも鮮烈な印象を人に与えるものだと始めて知った。自分はまだ子どもだから、そんな考えは必要ない。自分と体格の大差ないキミドリがあんな、あんなことをできるのだから。イメージはいつの間にか、昨日の木乃美になっていた。体格差のある郷田を相手に一歩も引かず。驚異的な戦闘力を示した木乃美。ああ、自分は木乃美にも憧れたのかもしれない。木乃美は戦っている。郷田の猛攻を避け、強いまなざしで戦う。彼女は言った。
「だって、私はヒーローだから」
木乃美とキミドリの印象が重なる。透は思い出す。キミドリに救われた後、どうにもならない憧れをどうにかするために、黄緑色のジャージを買った。人前で着る勇気はない。家で一人、自室でドアを閉めて誰にも気づかれないようにしてから着てみたり、ハンガーに通して部屋のカーテンレールにかけてみたりした。憧れはそれでも熱を冷まさなかった。だからこそ、キミドリの活動が聞こえてこなくなったとき愕然とした。教えてもらった連絡先に何度連絡してみようかと思ったことが、それでもそれができなかったのは、憧れのヒーローに見合う自分になれていないと思ったからだ。自分の無能さを呪い、恥じた。キミドリのような運動能力が透にはない。もちろんそれであきらめるものではないと思う。でも気持ちほどに体はついていかず。透はキミドリへのあこがれを胸に秘めて、押し込めて過ごしてきた。いつか忘れられると思いながら。そして、今自分は何のためにジャージに袖を通して、ここにいる。何を思って、部屋でしかきれなかったジャージで外に出た。ヒーローになるためじゃなかったのか。
「…っ」
気づくと透は階段に倒れ込んでいた。妨害装置は抱えたままだった。気持ち悪くて、今にも吐きそうだった。浅い呼吸しかできない。
「うあああ」
思ったよりも大きな声が出た。立ち上がれない。でも進める。這いずって階段を昇っていく。放送室の扉は開きっぱなしになっていた。瞳を閉じる。イメージする、キミドリを。想像の中のキミドリはヘルメットを被っていなかった。瞼を開けると、透は立ち上がっていた。妨害装置の電源を差し込んで起動させた。屋内に子どもたちの声が響いていた。
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