BLUE~性奴隷になった没落貴族、大貴族に買われました~

うめこ

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第四章:夢の漣

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 戦闘訓練を行う部屋まで移動する。そこは牢と違って、扉を閉めてしまえば誰からも覗くことはできない場所だ。

 だからこそ、ノワールは仮面とローブを外せるのかもしれない。彼は扉を閉めるなり、それらを外した。


「……っ」


 仮面が外された瞬間、ラズワードはノワールから目を背けた。昨日の痴態を思い出して恥ずかしくなったのだ。

 ノワールはローブの下は他の調教師と同じ黒いスーツを着ている。彼はローブに続いてその上着を脱ぎ、白いシャツ一枚になる。そして、黒いネクタイを外し、首元を緩めた。はだけた首元から、くっきりとした鎖骨が覗いている。


「……どうした?」

「――っ、い、いや……」


 いつの間にかノワールのことを見つめていたことに気付き、ラズワードは血の気が引いたのを感じた。何を思って今自分は彼を見ていたのだろう。そんなことを考えて。 


「……ラズワード」

「……っ」

「まず、戦いの前は敵の観察から始めろと言ったと思うけれど……どこを見ているんだ。どうした、ちゃんと俺を見ろ」


 ラズワードはそう言われて、なんとかその瞳にノワールを映す。その顔、その瞳。彼の素顔が、昨夜の記憶を呼び起こす。細い指、耳障りの良い声、冷たい瞳。自分を犯したその全て。それが、今再び目の前にある。


「……」


 体が熱くなってゆく。これ以上見ていられなくなって、ラズワードはまた目を逸らしてしまった。


「……ラズワード」

「……」

「おまえ、まだ昨日の熱が抜けていないのか」

「――ち、違うっ……!」


 思わず大声で叫んでしまう。本人に見抜かれてしまって、あまりの恥ずかしさにラズワードはノワールを睨みつけた。


「……う」 


 目が合って、ラズワードはびくりと体を揺らした。


「ふうん、そうか」

「……だから、違うって言って……」

「まあ、仕方ないな。昨夜の君の乱れ方は今までで一番だったからな」

「――っ」


 淡々と昨日の痴態のことをあざ笑われて、ラズワードはカッと頭に血が昇ったのを自分でも感じた。ノワールはふ、と笑い、さらにラズワードに追い討ちをかけてくる。


「そんなに俺の前での自慰はよかったか? その俺を目の前にして……また、我慢できなくなったんだろう?」

「うるさい、だまれ……違うって言ってんだろ……!」

「は、どうだか」


 ノワールがラズワードに歩み寄ってくる。ラズワードはなぜか逃げることもできずに、それを傍観していた。気付けば彼はもう目の前に来ていて、その瞳に見つめられて腰が抜けそうになってしまう。


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