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Baba savarin〜甘い酔いと〜
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しおりを挟む「ちっ……ちはやさ……」
「綺麗にしようね」
「んぅ……」
お尻にあれを当ててぐいぐいしてくるくせに、そのほかにはエッチなことはしない。もしかして――俺は、気付く。俺がいつもに増してエッチをしたがっているから、敢えて智駿さんは焦らしてきているんだ、と。そして、焦らして焦らしてあとから思いっきり犯すつもりだ……と。
俺はいつもそれでとろっとろになっちゃうし、そうされるのも好き。でも、今日は違う。智駿さんが俺を焦らす余裕をなくしてやりたいんだ。
「んー……!」
余裕そうな言葉吐けなくしてやるって。自ら腰を後ろに突き出して、穴を智駿さんのものの先端に押し付けた。そして、ぐりぐりってして、智駿さんを煽ってみせる。
「んん~っ……! ん……!」
「どうしたのかな、梓乃くん」
手をバスチェアについて、腰を振る。ここまで露骨に誘ってんだから、智駿さんもおかしくなってよ……! 智駿さんの余裕に勝ってやるってがんばってみるけれど、お尻の穴を智駿さんのものに押し当てるなんてことをしているから、俺自身が感じてきてしまって。どんどん頭がぼーっとしてきて、頭の中は智駿さんを誘惑することよりも早くぶちこまれたいってことでいっぱいになってきてしまった。
「……お風呂あがるまえに、これどうにかしないとね」
「んっ……あぁあっ……!」
もうアソコがきゅんきゅんしちゃっておかしくなる……頭のなかが真っ白になったとき、ずぶっと一気に智駿さんが挿入してきた。そして智駿さんは俺の身体を持ち上げて、自分の上に座らせる。
「あぁっ!」
「ほら、梓乃くん。全身を綺麗にしようね」
智駿さんが腰を揺らして、俺を突き上げる。俺は上下に揺すられて、ぱちゅんぱちゅんと音を立てながら智駿さんのものに抜き差しされていた。
「あっあっあっあっ」
気持ちよすぎて、俺はもう顔を蕩けさせながら喘ぐことしかできなくて、誘惑なんてしている暇がない。前に練習したみたいにアソコはぎゅうぎゅうと智駿さんのものを締め付けているけれど、俺が意図してやっているわけじゃない。誘惑は、失敗。智駿さんはいつもみたいに余裕そうに、俺の身体をいじりながら突いてくる。俺のチンコのさきっぽをぬりゅぬりゅといじくったり乳首をぴんぴんと弾いてきたり。俺は全身泡だらけになりながら、智駿さんにイかされてしまった。
「は、ぁっ……! ちはやさっ……! あぁっ……!」
「可愛い、梓乃くん」
優しい声。イッてしまった俺の全身を撫でて、智駿さんが愛でてくる。
お風呂上がったら、今度こそ誘惑……。
イッたばかりで身体はひいひいいっているのに、智駿さんに必死に求められてみたいという欲望が勝ってしまって、俺はこのあともエッチをする気満々になってしまった。
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