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Baba savarin〜甘い酔いと〜
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しおりを挟む智駿さん、ドエスを抑えるのがキツくなってきたのかな。そう思うと嬉しくなる。でも、こうして智駿さんの我慢が切れてきて、責められだすと俺も我慢ができなくなる。実際にこうして服の上から乳首を舐められるなんてなかなかされないことをされて……思った以上の気持ちよさに俺の腰は砕けてしまっている。
さらさらの布地の感触と智駿さんの舌の感触が混ざっておかしくなるくらいに気持ちいい。俺は仰け反るようにして胸を突き出して、もっと吸って、って無意識にアピールしていた。乳首が溶けちゃうって思うくらいの快楽に夢中になってしまう。
「あっ……あー……あっ、あっ、」
でも、なんとか智駿さんへの誘惑も、頑張った。乳首責めでふわふわの意識の中ゆさゆさと腰を揺らして智駿さんのものを刺激する。とうとうパンツからはくちゃくちゃと音がするようになって……ほんとうにびしょ濡れになってしまっているらしい。腰が揺れるたびにずるんずるんと滑るようにパンツがアソコに擦れて、お尻の穴がヒクンヒクンと疼いてしまう。
「はっ……あっ、んっ、……あぁ……」
「あっ、……し、梓乃くん……」
もっと……もっとエッチな誘惑、しなきゃ。自分自身が焦れながら、俺はまだ意地になって智駿さんを誘惑することを考えていた。少しずつ智駿さんの余裕が崩れてくるのが楽しいのだ。
俺は智駿さんのものをズボンから出して、そしてピタリとぬるぬるのパンツに当てる。そして……脇からずるりとパンツのなかに滑り込ませた。
「……ッ、梓乃く、……」
「……、ぁ、」
直接智駿さんのものがアソコに触れて、それだけで俺は感じてしまった。ぴりぴりと電流が走ったように身体が小さく震えて汗が吹きだしてくる。
でも、智駿さんへの効果は絶大。智駿さんはすっごく焦ったそうにしていて、お預けをくらった犬みたいな顔をしていた。智駿さん、可愛い……そう思うともっと焦らしたくなる。
「ぁん……あっ……」
「……っ、」
腰を振って、ぬるぬるのアソコを智駿さんのものにこすりつけた。何度もヒクヒクしている俺の穴に智駿さんのものが触れて、俺の奥はきゅんってしたけれどなかに挿れるのは我慢。ずるずると何度も智駿さんのものを俺のアソコに触れさせて……必死に煽ってみる。
「はぁっ、あっ、んっ、」
「……ッ、梓乃くん、もう……」
煽って、煽って……とうとう、智駿さんの限界がきたようだった。ぐらっと世界が反転して、自分が押し倒されたのだと理解した。
智駿さんのこめかみに、僅か汗が伝っている。瞳の奥に、揺らめく炎。すさまじい程の智駿さんの劣情に、俺の全身は焼かれたかと錯覚するくらいに熱くなってしまう。
「あっ……」
智駿さんが俺のパンツを掴んで、一気に脱がせてきた。そして、ぐっと膝の裏を掴まれて足を頭まで持って来られて、アソコをがっつりとさらけ出すような格好をさせられた。すごく恥ずかしい格好だけれど……羞恥心よりもこれから智駿さんに思いっきり犯されることへの期待が大きい。心臓はバクバク、お尻の穴はヒクヒクと全身で期待していた。
「……我慢比べは、梓乃くんの勝ち、だね」
「……へへ、……ちはやさんの、……負け」
ぴた、と智駿さんのものが穴にあてられる。そして、ズンッ! と一気に最奥を突き上げられた。
「んぁあッ!」
智駿さんのことを誘惑しながら俺もかなり焦れていたから、そんな風に思い切り突かれて、俺は一発でイッてしまった。全身がぶるぶると震えて潮を吹いて、視界がちかちかと白んでいく。もしかして、これはヤバイかも……そう思ったけれど、智駿さんの目をみてもう止まらないと思った。智駿さんがいつもよりも……雄の表情をしている。俺を食べたくて仕方ないって顔をしている。
「あっ、んぁっ、ちはや、さっ! やぁっ!」
「煽ったのは、梓乃くんだから、ね」
「ひぁッ!」
ガツンガツンとすごい勢いで突かれる。こんなに激しいの……今までほとんどなかった。時々激しくしてくれたときもあったけれど、そのときよりもずっと激しいかもしれない。
すごい、すごい……壊れちゃう。このまま突かれまくっていたらほんとうにヤバイ。それなのに……もっとして欲しいって思ってしまう。
「ちは、……ッ、もっ、と……」
「……ッ」
アソコ、締め付けて智駿さんのところ誘惑すれば……もっともっと激しくしてくれる。快楽でぐずぐずになった俺の頭にはもう羞恥心なんてものはなくて、俺はためらわず自分の両方の乳首を引っ張り上げた。
「んっ……はぁッ……あんっ、あっ!」
ぎゅううっとアソコが収縮していくのが自分でもわかる。そうすると智駿さんの瞳は眇められて、俺の脚を掴む手に力が込められた。ピストンがどんどん激しくなっていって、ベッドの軋む音もうるさいくらいになってゆく。
「はっ、あっ、ぁひっ、あっ」
智駿さんが無言で俺を突いてくる。いつもみたいに甘くてとろとろの言葉は言ってこない。ひたすらに、快楽を貪るように激しく俺を抱く。
ぽたぽたと智駿さんから汗の雫が落ちてきて、俺は朦朧とする意識の中で気付く。智駿さんの息がいつもよりも荒くて、ほんとうに今、余裕がないんだって。嬉しい……そう思えばきゅううっとまたアソコがキツくなって、智駿さんを刺激する。
「は、……はぁ、」
「ちは、や……さ、……あっ、…あっ」
ピュッ、ピュッ、と飛び散る自らの潮で俺の全身が濡れている。俺はもう、智駿さんの欲を受け入れるのにいっぱいいっぱいで何もできなくなっていた。ビクンビクンと身体を震わせてイキまくる。出てくる声もいつものように蕩けたものというより、激しく突かれて反射的にでてくるような息の詰まったような声だ。
身体は限界を超えていて、それでも「だめ」と言う余裕もなくて。口から勝手に漏れる声は枯れ始める。苦しいという感覚すらも鈍ってきて、俺の頭の中を満たしているのは智駿さんに抱かれていることへの幸福感だけ。
「ち、っ……はや、……さ」
「梓乃くん」
無意識に伸ばした手が、ぱしりと掴まれる。それと同時に重い突きをグンッと一回されて俺のチンコからはどぴゅっと何なのかわからない液体が飛ぶ。俺の身体はぶるぶると震えていてしきりにチンコからだらだらと何かを零して。智駿さんはそんな俺の身体をぎゅっと抱きしめた。
「んっ……」
そして、キスをされる。俺のアソコがきゅーっと締まっていって……なかにはいっている智駿さんのものが震えた。キスをしながら、中出しされた。
中出しされると同時に俺の身体から一気に力が抜けて行く。そして……ふっと意識が遠のいていって、いつの間にか視界が真っ暗になっていた。
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