53 / 200
53 彼女が我儘だから《プリシラ》
しおりを挟む
プリシラ・ウェブスターにとって、学園の入学式は、針の筵の様だった。
皆んなが遠巻きにプリシラを眺め、ヒソヒソ、クスクスと噂話に花を咲かせる。
品定めでもされているかの様な眼差しは、純朴な人達ばかりに囲まれて生きて来た彼女にとって、非常に大きなストレスとなった。
『周囲の見る目が変わる』
『自由に生きる事が出来ない』
ふと、魔力測定の時に言われた兄の言葉が頭をよぎる。
(お兄様の言っていた事が、少しだけ分かった気がするわ……)
それでも、もう後戻りは出来ない。
プリシラは、気を抜けば俯いてしまいそうになる視線を、意識して前に向けた。
長い式典を終え、皆が我先にと講堂から出ていく中、一人の男性がプリシラに声を掛けてきた。
「君が、プリシラ・ウェブスター嬢かい?」
振り向いたプリシラは息を呑んだ。
まるで絵本の中から抜け出してきた王子様みたいに美しい人が、淡い微笑みを浮かべてこちらを見ていたから。
───まあ、このすぐ後に、彼が本物の王子だと判明するのだが。
「あ、えっと……は、はい……。そう、です」
名を問われたのだから、肯定すれば良いだけだったのに、緊張のあまりしどろもどろになってしまった。
(田舎者だと思われたかしら?
どうしよう、恥ずかしいわ……)
熱が上がった頬をさりげなく手で隠し、少し俯いた。
呆れられてしまったかもというプリシラの心配を他所に、男性はポツリと呟く。
「可愛いな……」
「えっ?」
「あ、いや、何でもない」
フッと視線を逸らした彼の耳が、少しだけ赤くなっているのに気付いて、プリシラの心臓はドキドキと早鐘を打った。
今思えば、この時プリシラは恋に落ちたのだ。
孤立無援の状態にある中で、唯一優しく声を掛けてくれた見目麗しい男性に心が動くのは当然であろう。
だが、それが叶わぬ恋なのだと気付くのに、そう時間は掛からなかった。
男性の正体はクリスティアン第二王子。
男爵令嬢のプリシラとは身分が違い過ぎるし、何より彼にはベアトリス・アディンセルという完璧な婚約者がいたのだから。
「後ろ盾、ですか? 私に?」
入学から数日後。
学園長室に呼ばれたプリシラが、部屋の主から告げられたのは、思いもよらない提案だった。
「教会側からの要請でね。
聖女候補である君の安全を確保するための措置だ。
規定では、王族以外の生徒が学園内で護衛を侍らせる事が禁止されている。
そこで、権力を持つ生徒と仲良くなってもらう事で、君の存在を良く思っていない他の生徒達の攻撃から、君を守るのが最善だろうという話だ」
「……はぁ、それはどうも」
たかが男爵令嬢である自分を守る為に、権力者の力を借りる。
なんとも大袈裟な事態に、軽い目眩を覚えた。
もう普通の男爵令嬢としての生活は出来ないのだと、改めて実感させられる。
確かに、他生徒から剣呑な眼差しを感じる事は多々あったし、中には嫌味とも取れる発言をする者がいたのも事実だ。
今の所、物理攻撃には遭っていないけど、それも時間の問題かもしれない。
だからといって、規定を変更してまで護衛をつければ余計に反発を産むのは自明の理である。
(それで、誰かに庇護してもらうのか……)
「本当ならば、同じクラスの女子生徒にお願いするのが望ましいのだが……」
学園長の言葉に、ピクッと微かに肩が跳ねたのは、前述の『嫌味を言ってくる生徒』が、まさに同じクラスにいる伯爵令嬢だったから。
「……残念ながら、適任者が居なくてね」
頭に思い浮かべた人物の名前が出なかった事に、プリシラは密かにホッと息を吐いた。
だが、続く学園長の言葉に、彼女は何とも複雑な気持ちになる。
「仕方がないので、クリスティアン殿下にお願いする事になった。
男子生徒だけでは色々と問題があるから、彼の婚約者のベアトリス・アディンセル嬢と二人で、君の保護役となってもらう」
「ご婚約者様と、二人で……」
後日、学園長から紹介されたベアトリスは、噂通りの完璧な令嬢だった。
人形の様に整った顔立ちと、真っ白な肌。
手足はスラリと長く、羨ましい位にたわわな胸に細い腰。
普通ならば華やか過ぎる真っ赤な髪も、彼女にはとても良く似合っていた。
気高い彼女は、勿論、同じクラスの伯爵令嬢とは違って、プリシラに嫌味を言ったりはしない。
ただ───、
口元には絶えず微かな笑みが浮かんでいるにも拘らず、黒曜石の瞳はいつも冷ややかな光を放っていた。
そして口調は事務的で、言っている内容は優しいのに、人間らしい温かみが感じられない。
プリシラはベアトリスと居ると、どうしても居心地の悪い気分になった。
プリシラのベアトリスに対する人物評は、半分は客観的な事実だったが、もう半分は思い込みによる物だった。
ベアトリスの婚約者であるクリスティアンに恋をしているプリシラは、無意識の内に罪悪感を抱いていた。
そのせいで、彼女の認知には歪みが生じているのだ。
しかし、プリシラ自身はその事に気付いていない。
やがて、クリスティアンはプリシラがベアトリスに対して萎縮している様子を見咎め、度々ベアトリスに苦言を呈する様になる。
それにより、ベアトリスがアッサリと保護役を降りた時、プリシラは正直ホッとした。
二人きりで行動する事が増えてくると、クリスティアンの口からは、折に触れてベアトリスの愚痴が零れる様になる。
曰く、『仕事は出来るが冷たい性格で、一緒にいると息が詰まる』。
性格の合わない婚約者と結婚しなければならないクリスティアンを憐れに感じたプリシラは、せめて学生でいる間だけでも、一緒に楽しい事を沢山経験出来ればと思った。
だが、クリスティアンは第二王子としての執務に忙しく、自由に使える時間が少なかった。
どうやら最側近になると目されていたヘーゼルダイン公爵令息が、側近候補を降りた事が原因らしい。
彼が候補を降りたのは、懇意にしているエヴァレット伯爵令嬢が悪影響を与えたせいだと聞いた。
一度、公爵令息本人にそれを指摘したのだが、当のエヴァレット伯爵令嬢が隣にいたせいか、全く話を聞いてもらえなかった。
(なんとか二人を引き離す事が出来れば……)
そんな中、とある人物から有益な情報が齎された。
「エヴァレット伯爵令嬢には、かつてとても仲の良い婚約者が居たのですよ。
でも、彼女が不幸な事故によって顔に傷を負ったせいで、二人は泣く泣く別れる事になってしまったそうです」
「まあ、そんな事が……? お可哀想に。
でも、じゃあ、その元婚約者と縒りを戻す事ができれば……」
「そうですね。
再婚約が結ばれれば、他の異性……つまりアイザック・ヘーゼルダイン公爵令息との交流は、自然と少なくなるでしょう」
だから、クリスティアンに相談して、クレイグ・ボルトンとの仲を取り持ってあげたのに───。
オフィーリアは拗ねているのか、それとも照れているのか、あまり良い反応を示さなかったみたいだ。
因みに、それを相談した時のプリシラとクリスティアンの会話を聞いていた側近候補達は、そんな暇あるなら書類の一枚でも処理しろよ! と苛立っていたのだが、我が道を行く二人がそれに気付くはずもない。
久し振りに魔法のテキストを開いていたプリシラだったが、オフィーリアの件が気になってしまい、全く集中出来ずにいた。
(エヴァレット伯爵令嬢が素直になって元婚約者を受け入れれば、皆んなが幸せになれるというのに……。
本当に、我儘なんだから)
最近は何もかもが上手く行かない。
私物が失くなったり、壊されたり、机に紙屑が詰められたりという軽微な嫌がらせも始まっており、プリシラの心を暗く沈ませた。
学園側に相談したが犯人はまだ判明していない。
憐れな孤児院の子供達の為に行っていた慈善活動も、何故かクリスティアンを介して王太子殿下からのストップがかかってしまった。
(『無闇に贅沢させちゃいけない』ですって。
意味が分からないわ。孤児はお菓子を食べちゃいけないの? そんなの可哀想じゃない!)
子供の頃に母がしてくれた様に、バターや卵を贅沢に使った美味しいお菓子を食べさせたかっただけなのに。
(意味が分からないけど……、王太子殿下のご命令なら、きっと仕方がないのよね。
それと、エヴァレット伯爵令嬢については、またあの人に相談してみようかな)
彼女は溜息をつきながらテキストを閉じて、ソッと席を立つ。
あの押し花の栞は、半月前と同じページに、ずっと挟まったまま。
皆んなが遠巻きにプリシラを眺め、ヒソヒソ、クスクスと噂話に花を咲かせる。
品定めでもされているかの様な眼差しは、純朴な人達ばかりに囲まれて生きて来た彼女にとって、非常に大きなストレスとなった。
『周囲の見る目が変わる』
『自由に生きる事が出来ない』
ふと、魔力測定の時に言われた兄の言葉が頭をよぎる。
(お兄様の言っていた事が、少しだけ分かった気がするわ……)
それでも、もう後戻りは出来ない。
プリシラは、気を抜けば俯いてしまいそうになる視線を、意識して前に向けた。
長い式典を終え、皆が我先にと講堂から出ていく中、一人の男性がプリシラに声を掛けてきた。
「君が、プリシラ・ウェブスター嬢かい?」
振り向いたプリシラは息を呑んだ。
まるで絵本の中から抜け出してきた王子様みたいに美しい人が、淡い微笑みを浮かべてこちらを見ていたから。
───まあ、このすぐ後に、彼が本物の王子だと判明するのだが。
「あ、えっと……は、はい……。そう、です」
名を問われたのだから、肯定すれば良いだけだったのに、緊張のあまりしどろもどろになってしまった。
(田舎者だと思われたかしら?
どうしよう、恥ずかしいわ……)
熱が上がった頬をさりげなく手で隠し、少し俯いた。
呆れられてしまったかもというプリシラの心配を他所に、男性はポツリと呟く。
「可愛いな……」
「えっ?」
「あ、いや、何でもない」
フッと視線を逸らした彼の耳が、少しだけ赤くなっているのに気付いて、プリシラの心臓はドキドキと早鐘を打った。
今思えば、この時プリシラは恋に落ちたのだ。
孤立無援の状態にある中で、唯一優しく声を掛けてくれた見目麗しい男性に心が動くのは当然であろう。
だが、それが叶わぬ恋なのだと気付くのに、そう時間は掛からなかった。
男性の正体はクリスティアン第二王子。
男爵令嬢のプリシラとは身分が違い過ぎるし、何より彼にはベアトリス・アディンセルという完璧な婚約者がいたのだから。
「後ろ盾、ですか? 私に?」
入学から数日後。
学園長室に呼ばれたプリシラが、部屋の主から告げられたのは、思いもよらない提案だった。
「教会側からの要請でね。
聖女候補である君の安全を確保するための措置だ。
規定では、王族以外の生徒が学園内で護衛を侍らせる事が禁止されている。
そこで、権力を持つ生徒と仲良くなってもらう事で、君の存在を良く思っていない他の生徒達の攻撃から、君を守るのが最善だろうという話だ」
「……はぁ、それはどうも」
たかが男爵令嬢である自分を守る為に、権力者の力を借りる。
なんとも大袈裟な事態に、軽い目眩を覚えた。
もう普通の男爵令嬢としての生活は出来ないのだと、改めて実感させられる。
確かに、他生徒から剣呑な眼差しを感じる事は多々あったし、中には嫌味とも取れる発言をする者がいたのも事実だ。
今の所、物理攻撃には遭っていないけど、それも時間の問題かもしれない。
だからといって、規定を変更してまで護衛をつければ余計に反発を産むのは自明の理である。
(それで、誰かに庇護してもらうのか……)
「本当ならば、同じクラスの女子生徒にお願いするのが望ましいのだが……」
学園長の言葉に、ピクッと微かに肩が跳ねたのは、前述の『嫌味を言ってくる生徒』が、まさに同じクラスにいる伯爵令嬢だったから。
「……残念ながら、適任者が居なくてね」
頭に思い浮かべた人物の名前が出なかった事に、プリシラは密かにホッと息を吐いた。
だが、続く学園長の言葉に、彼女は何とも複雑な気持ちになる。
「仕方がないので、クリスティアン殿下にお願いする事になった。
男子生徒だけでは色々と問題があるから、彼の婚約者のベアトリス・アディンセル嬢と二人で、君の保護役となってもらう」
「ご婚約者様と、二人で……」
後日、学園長から紹介されたベアトリスは、噂通りの完璧な令嬢だった。
人形の様に整った顔立ちと、真っ白な肌。
手足はスラリと長く、羨ましい位にたわわな胸に細い腰。
普通ならば華やか過ぎる真っ赤な髪も、彼女にはとても良く似合っていた。
気高い彼女は、勿論、同じクラスの伯爵令嬢とは違って、プリシラに嫌味を言ったりはしない。
ただ───、
口元には絶えず微かな笑みが浮かんでいるにも拘らず、黒曜石の瞳はいつも冷ややかな光を放っていた。
そして口調は事務的で、言っている内容は優しいのに、人間らしい温かみが感じられない。
プリシラはベアトリスと居ると、どうしても居心地の悪い気分になった。
プリシラのベアトリスに対する人物評は、半分は客観的な事実だったが、もう半分は思い込みによる物だった。
ベアトリスの婚約者であるクリスティアンに恋をしているプリシラは、無意識の内に罪悪感を抱いていた。
そのせいで、彼女の認知には歪みが生じているのだ。
しかし、プリシラ自身はその事に気付いていない。
やがて、クリスティアンはプリシラがベアトリスに対して萎縮している様子を見咎め、度々ベアトリスに苦言を呈する様になる。
それにより、ベアトリスがアッサリと保護役を降りた時、プリシラは正直ホッとした。
二人きりで行動する事が増えてくると、クリスティアンの口からは、折に触れてベアトリスの愚痴が零れる様になる。
曰く、『仕事は出来るが冷たい性格で、一緒にいると息が詰まる』。
性格の合わない婚約者と結婚しなければならないクリスティアンを憐れに感じたプリシラは、せめて学生でいる間だけでも、一緒に楽しい事を沢山経験出来ればと思った。
だが、クリスティアンは第二王子としての執務に忙しく、自由に使える時間が少なかった。
どうやら最側近になると目されていたヘーゼルダイン公爵令息が、側近候補を降りた事が原因らしい。
彼が候補を降りたのは、懇意にしているエヴァレット伯爵令嬢が悪影響を与えたせいだと聞いた。
一度、公爵令息本人にそれを指摘したのだが、当のエヴァレット伯爵令嬢が隣にいたせいか、全く話を聞いてもらえなかった。
(なんとか二人を引き離す事が出来れば……)
そんな中、とある人物から有益な情報が齎された。
「エヴァレット伯爵令嬢には、かつてとても仲の良い婚約者が居たのですよ。
でも、彼女が不幸な事故によって顔に傷を負ったせいで、二人は泣く泣く別れる事になってしまったそうです」
「まあ、そんな事が……? お可哀想に。
でも、じゃあ、その元婚約者と縒りを戻す事ができれば……」
「そうですね。
再婚約が結ばれれば、他の異性……つまりアイザック・ヘーゼルダイン公爵令息との交流は、自然と少なくなるでしょう」
だから、クリスティアンに相談して、クレイグ・ボルトンとの仲を取り持ってあげたのに───。
オフィーリアは拗ねているのか、それとも照れているのか、あまり良い反応を示さなかったみたいだ。
因みに、それを相談した時のプリシラとクリスティアンの会話を聞いていた側近候補達は、そんな暇あるなら書類の一枚でも処理しろよ! と苛立っていたのだが、我が道を行く二人がそれに気付くはずもない。
久し振りに魔法のテキストを開いていたプリシラだったが、オフィーリアの件が気になってしまい、全く集中出来ずにいた。
(エヴァレット伯爵令嬢が素直になって元婚約者を受け入れれば、皆んなが幸せになれるというのに……。
本当に、我儘なんだから)
最近は何もかもが上手く行かない。
私物が失くなったり、壊されたり、机に紙屑が詰められたりという軽微な嫌がらせも始まっており、プリシラの心を暗く沈ませた。
学園側に相談したが犯人はまだ判明していない。
憐れな孤児院の子供達の為に行っていた慈善活動も、何故かクリスティアンを介して王太子殿下からのストップがかかってしまった。
(『無闇に贅沢させちゃいけない』ですって。
意味が分からないわ。孤児はお菓子を食べちゃいけないの? そんなの可哀想じゃない!)
子供の頃に母がしてくれた様に、バターや卵を贅沢に使った美味しいお菓子を食べさせたかっただけなのに。
(意味が分からないけど……、王太子殿下のご命令なら、きっと仕方がないのよね。
それと、エヴァレット伯爵令嬢については、またあの人に相談してみようかな)
彼女は溜息をつきながらテキストを閉じて、ソッと席を立つ。
あの押し花の栞は、半月前と同じページに、ずっと挟まったまま。
2,565
あなたにおすすめの小説
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
願いの代償
らがまふぃん
恋愛
誰も彼もが軽視する。婚約者に家族までも。
公爵家に生まれ、王太子の婚約者となっても、誰からも認められることのないメルナーゼ・カーマイン。
唐突に思う。
どうして頑張っているのか。
どうして生きていたいのか。
もう、いいのではないだろうか。
メルナーゼが生を諦めたとき、世界の運命が決まった。
*ご都合主義です。わかりづらいなどありましたらすみません。笑って読んでくださいませ。本編15話で完結です。番外編を数話、気まぐれに投稿します。よろしくお願いいたします。
※ありがたいことにHOTランキング入りいたしました。たくさんの方の目に触れる機会に感謝です。本編は終了しましたが、番外編も投稿予定ですので、気長にお付き合いくださると嬉しいです。たくさんのお気に入り登録、しおり、エール、いいねをありがとうございます。R7.1/31
*らがまふぃん活動三周年周年記念として、R7.11/4に一話お届けいたします。楽しく活動させていただき、ありがとうございます。
【完結】ずっと、ずっとあなたを愛していました 〜後悔も、懺悔も今更いりません〜
高瀬船
恋愛
リスティアナ・メイブルムには二歳年上の婚約者が居る。
婚約者は、国の王太子で穏やかで優しく、婚約は王命ではあったが仲睦まじく関係を築けていた。
それなのに、突然ある日婚約者である王太子からは土下座をされ、婚約を解消して欲しいと願われる。
何故、そんな事に。
優しく微笑むその笑顔を向ける先は確かに自分に向けられていたのに。
婚約者として確かに大切にされていたのに何故こうなってしまったのか。
リスティアナの思いとは裏腹に、ある時期からリスティアナに悪い噂が立ち始める。
悪い噂が立つ事など何もしていないのにも関わらず、リスティアナは次第に学園で、夜会で、孤立していく。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる