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リョウ、トモダチができる
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〈次は、私からの贈り物です。〉
「ありがとうございます。」
〈これはこの世界に存在するはずがない物です。なので、この贈り物を受け取ったことはどのような親しい者にも言ってはいけません。誓えますか?〉
「は、はい。あなたに誓いましょう。私は、あなたから贈り物を渡されたことは誰にも言いません。そして、必ず神託を果たしてみせます。」
俺は、半分神様に脅されたように誓いを立てた。
〈よく言いました。あなたの働きをいつも見ていますよ。あなたは賢くなります。私からの贈り物をどう使うのかも時期にわかるようになるでしょう。〉
「はい。ありがとうございます。ぜひご期待に添えるよう努力します。」
こうして、俺は半強制的に神託をしっかりと遂げることを誓わさせられてしまった。
俺が誓ったことが嬉しいのか、神様はニコニコしながら俺の方を向いてから、光の射す方に帰って行った。
神様が帰っていくのを見送ってから、俺は来た道を帰って行った。
もちろん、帰っている途中で神官様と両親には神託の話はしましたよ?
それこそ、ひと単語も間違えずに。
最初、俺が声真似をしようとしたら神官様に『真面目にやってください』と怒られてしまったので、声真似はせずに普通に神託を伝えた。
両親は笑うのを必死に堪えてたけどね。
当然というか、贈り物の話はしなかった。
俺は誓いを立てたからか、両親と神官様に隠し事をしているのに罪悪感はなかった。
俺は誓いを果たすためなら、悪いことにしても罪悪感が無くなるような人間なのだろうか?
それとも、誓いがそういう働きをしているのだろうか?
今度、神様と会った時に聞いてみよう。
俺は神託を両親たちに伝えた後、すぐに家に帰った。
家に着くとすぐに睡魔が襲ってきて、生まれてすぐの俺は睡魔に抗うこともせずに眠った。
__________________________________________
俺は夢の中で全く知らない女の子と仲良く歩いている。
場所は村で一番大きい通りだ。
さっき家に帰ってくる時に通ったから間違いない。
「まって!本当なの?本当にリョウくんが?」
「うん。俺はさっきも言った通り、神託を下された身だから逆らうことはできないんだ。ごめん。」
俺はしゃべろうとはしていないが、勝手に喋っている。
まるで、俺が背後霊みたいだ。
「そう。じゃあなおさら私を連れて行って!リョウくんが危ない目にあうかもしれないのに私が近くに入れないなんて耐えられないよ。」
「、、、、」
俺の体は勝手に彼女の手を握った。
「わかった、連れて行くよ。クラリサを置いて行ったりしないよ。僕らはいつまでも一緒にいよう。」
彼女の顔が真っ赤になっている。
「うん、うん。ありがとう。リョウ。」
その女の子も俺の手を握って1回抱き合ってから村を出て行った。
『ねえ、おきて、おきてってば、ねえ、ねえったら!』
夢がぼやけていく。
『もうあさだよ!がっこうおくれちゃうよ!はやく、はやくおきてってばー!』
うーん、ふぁー。
よく寝たなー。
「あ!おきた!やっとおきたー!おっはよー!!」
「お、おはよう。」
誰だろう?
寝起きであまり目が見えない。
うーん。
どこかで会ったことがあるような、ないような。
まあいいか。
いずれわかるよ。
多分。
「あのさー、君名前はなんていうの?」
「わたしー?わたしのなまえはクラリサだよー?よろしくー!」
「よ、よろしくー。俺の名前はリョウ、まだ生まれて3日目だけど、仲良くしてねー。」
「うん!!」
俺はどうやら人生初のトモダチができたようだ。
「ありがとうございます。」
〈これはこの世界に存在するはずがない物です。なので、この贈り物を受け取ったことはどのような親しい者にも言ってはいけません。誓えますか?〉
「は、はい。あなたに誓いましょう。私は、あなたから贈り物を渡されたことは誰にも言いません。そして、必ず神託を果たしてみせます。」
俺は、半分神様に脅されたように誓いを立てた。
〈よく言いました。あなたの働きをいつも見ていますよ。あなたは賢くなります。私からの贈り物をどう使うのかも時期にわかるようになるでしょう。〉
「はい。ありがとうございます。ぜひご期待に添えるよう努力します。」
こうして、俺は半強制的に神託をしっかりと遂げることを誓わさせられてしまった。
俺が誓ったことが嬉しいのか、神様はニコニコしながら俺の方を向いてから、光の射す方に帰って行った。
神様が帰っていくのを見送ってから、俺は来た道を帰って行った。
もちろん、帰っている途中で神官様と両親には神託の話はしましたよ?
それこそ、ひと単語も間違えずに。
最初、俺が声真似をしようとしたら神官様に『真面目にやってください』と怒られてしまったので、声真似はせずに普通に神託を伝えた。
両親は笑うのを必死に堪えてたけどね。
当然というか、贈り物の話はしなかった。
俺は誓いを立てたからか、両親と神官様に隠し事をしているのに罪悪感はなかった。
俺は誓いを果たすためなら、悪いことにしても罪悪感が無くなるような人間なのだろうか?
それとも、誓いがそういう働きをしているのだろうか?
今度、神様と会った時に聞いてみよう。
俺は神託を両親たちに伝えた後、すぐに家に帰った。
家に着くとすぐに睡魔が襲ってきて、生まれてすぐの俺は睡魔に抗うこともせずに眠った。
__________________________________________
俺は夢の中で全く知らない女の子と仲良く歩いている。
場所は村で一番大きい通りだ。
さっき家に帰ってくる時に通ったから間違いない。
「まって!本当なの?本当にリョウくんが?」
「うん。俺はさっきも言った通り、神託を下された身だから逆らうことはできないんだ。ごめん。」
俺はしゃべろうとはしていないが、勝手に喋っている。
まるで、俺が背後霊みたいだ。
「そう。じゃあなおさら私を連れて行って!リョウくんが危ない目にあうかもしれないのに私が近くに入れないなんて耐えられないよ。」
「、、、、」
俺の体は勝手に彼女の手を握った。
「わかった、連れて行くよ。クラリサを置いて行ったりしないよ。僕らはいつまでも一緒にいよう。」
彼女の顔が真っ赤になっている。
「うん、うん。ありがとう。リョウ。」
その女の子も俺の手を握って1回抱き合ってから村を出て行った。
『ねえ、おきて、おきてってば、ねえ、ねえったら!』
夢がぼやけていく。
『もうあさだよ!がっこうおくれちゃうよ!はやく、はやくおきてってばー!』
うーん、ふぁー。
よく寝たなー。
「あ!おきた!やっとおきたー!おっはよー!!」
「お、おはよう。」
誰だろう?
寝起きであまり目が見えない。
うーん。
どこかで会ったことがあるような、ないような。
まあいいか。
いずれわかるよ。
多分。
「あのさー、君名前はなんていうの?」
「わたしー?わたしのなまえはクラリサだよー?よろしくー!」
「よ、よろしくー。俺の名前はリョウ、まだ生まれて3日目だけど、仲良くしてねー。」
「うん!!」
俺はどうやら人生初のトモダチができたようだ。
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