超能力者の異世界生活

ココてる

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リョウ、超能力を得る

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俺は守護精霊の1人である美香に呼び出されて洞穴の奥を来た。

「どうしたんだ?話って?」

「先ずは先ほどの能力の使用をお許しください。」

てっきり今後のことだとか、身の守り方の指導だとかのために呼び出されたのかと思っていたが、どうやら俺に何かしらの能力を使ったことを謝りに来たらしい。

「なんだそのことか。そのことなら俺は気にしてないぞ。俺との接し方について話すために不思議な力を使ったんだろ?謝ることないって。」

「それだけではありません。私たちが守護精霊だと言ったときも受け入れやすいように能力を使っていました。いくら合理的だとはいえ私は宿主であるリョウに能力を使いました。私はどんな罰でも受け入れる義務があります。如何様にも罰を与えください。体を手放しても構いません。」

困ったことになった。

どうやら美香はかなり気にしているらしく、罰を受けなければ気が済まないらしい。

罰として“いつも通りにする”でいいだろうか?

「そのようなことで良いのですか?本当にどうにも思っていないのですか?」

「え?まあ、少しだけショックだけどしょうがないことだからね。俺が同じ状況にあったら同じことをしていたと思うよ。」

「そうですか、、、ではせめて今回リョウに掛けた能力だけでも受け取ってください。私が同じことをしないように。」

「、、、わかった。それでチャラにしてくれよ?」

「ありがとうございます。リョウの寛大なご処置に感謝いたします。」

最後のところ、微妙に話が噛み合ってなかった気がするけど、、、まあいいか。

「それで、能力を受け取るっていうのは?」

「その説明のためにはまず私たち特異精霊について話さなければいけませんね。私たちは厳密には守護精霊ではなく憑依精霊なのです。先ほどリョウが言っていたように精霊とは一部の者にしか視認出来ない存在なのです。一部の精霊ーーーー私たちのような特異精霊や憑依精霊、膨大な力を持った精霊ーーーーは姿が認識できることはできますがほとんどの精霊はできません。私たちーーー守護、風雅、美香ーーーはマリネス様に会うまで力のない憑依精霊でした。憑依することすら叶わず、ただただそこらへんをさまよっていました。そうすると、少し怒り気味のマリネス様が私たちに力を与えてくださって、『いまあなたがたに力を与えたのは私ですが、この力は元は彼ーーーリョウーーーのものです。今後はリョウのためになるように動きなさい』と仰ったのです。」

「はあ、えーっと、、、要するに?」

「私たちの能力は元はあなたのものなのですから返せないわけがありません。なので、私が先程使った能力をリョウに返したいと思います。」

「、、、なんとなくわかった。」

「ではいまから能力を返したいと思います。はあっ!!」

美香が俺の頭に手を当てて『はあっ!!』と叫ぶと、俺の体がわずかに光った気がした。

「終わりました。何か変わったところはありますか?」

「ええとですね。なんとなくですが、体が軽い気がします。」

「そうですか、成功したようです。」

え?成功しない可能性があったんだ。

知らなかった。

今後は能力の返却をついては慎重に考えなきゃいけないみたいだ。

「で、今回俺に帰ってきた能力っていうのはどんなやつなの?」

「今回返上した能力は、そうですね、、、深層心理操作とでも言いましょうか。人の心の奥深くにある本人すら気の付かない気持ちを刺激して対象を自分の思い通りに動かすという能力です。」

「、、、要すると?」

「人を操れます。」

こんな強力な能力には驚いたけど、それよりもこの能力を元は俺が持っていたというのがさらに驚きだ。

「なるほど、じゃあ改めて、、、よろしく、美香。」

「よ、よろしくお願いします。」
__________________________________________

投稿が2話とも深夜になってしまいました。

(朝からずっとパワプロのサクセスやってたなんて口が裂けても言えない、、、)

今度からは少し余裕を持って書き始めようと思います。

主人公ーーーリョウーーーの口調がバラバラなのは自分自身、口調がバラバラなのでもういいかな、という感じです。

ちなみに《ーーー》←これは同格、を表す記号として使っています。

AーーーBーーー
          ↓
        A=B  のような感じです。

他にも“Aの説明をBの場所に書く”という使い方をしていますが、その時その時の流れでわかるように(出来るだけ)していきますので、ご容赦ください。
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