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リョウ、奇妙な友達ができる
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洞穴の奥には、3匹のオーガではなく3人の人間がいた。
おそらくあのオーガたちに捕まっていた者たちだろう。
やはり、あのオーガたちは人間を殺すのではなく捕まえていたようだ。
何か人間を殺すよりも有効な使い道があるのかもしれない。
とりあえず今は3人にオーガたちの居場所を聞いてみるとしよう。
「私はリョウといいます。すみませんが、この洞穴にさっき入って来たオーガがいたと思いますが今どこにいるかわかりますか?話をしてみようと思っていまして。」
この3人が囮だったときのために声を大きくして俺の周りにいるかもしれないオーガたちにも会話が聞こえるように話しておく。
人を殺さずに捕まえておくような奴らだ。
囮にするぐらいの知能もあるだろう。
こんな大切なことを今更考えつくなんて俺はまだまだだな。
これで周りにオーガがいて、知能が低ければ俺は確実に死ぬ。
あのオーガたちに知能があることを願おう。
「ええっとー、自分たち実はこの世界に来たの初めてでよくわからないんすけど、どこですかここは?」
「それよりも名を名乗るらなければ失礼というものだ。私は安達 守護といいます。まもるとでもお呼びください。」
え?なんで平民の俺に気を使ってるんだろう?
変わった人だな。
「この人が変なことを言ってごめんなさい。私は浜高家 美香です。」
「変なことって、、、俺の名前は高橋 風雅だ。まあ、よろしく。」
なんでだろうか。微妙に話が噛み合っていない気が、、、
それよりもこの3人は何か変だ。
この人たちは変わっている人のも確かだがそれ以上に怪しい気がする。
俺に何かを隠そうとしているような、そんな雰囲気だ。
とりあえずそれは置いといて、一番話しそうな風雅に聞いてみるとするか。
「自己紹介ありがとうございます。それで、先ほどのオーガはどこに?」
「え、えーと、オーガなー。オーガはなー、そのー、実は、、、」
ん?なんでそんなに慌てる必要があるんだろう?
何か話せないようなことでもあるんだろうか?
「すみません、私たちもさっきまで寝てたのであまり正しいことは言えないかもしれません。役に立てるように3人で話し合ってきます。」
「っっ!!そう、ですか。」
浜高家 美香か。
なんだろう、彼女の話には説得力があるというか力がこもっている気がする。
人を頷かせるような力が。
今回は思わず頷いてしまったが、これはもしかしたら妖術かもしれない。
次から彼女の言葉には気をつけよう。
「すみません。先ほどの無礼をお許しください。私たちは実はあなたの精霊なのです。」
「へ?は、はあ、精霊ですか。」
「そうです、私たちはマリネス様からあなたを補助するように遣わされた精霊なのです。」
この人たちはどうしたんだろう?
急に自分たちは精霊だなんて、頭がおかしくなったのか?
大体、精霊が精霊術師なら他もかく俺に見えるわけないし、仮に俺の精霊だとしてそれを隠すことに意味があるのだろうか?
「ええっとですね、隠すのと隠さないのとではかなり違うんですよ?私たちが精霊としてではなく、それぞれの分野に特化した達人だと言ってあなたに近づきあなたを鍛えることもできました。このとき、私とあなたの関係は師弟関係で簡単に言えば上下関係だとも言えます。ですが、あなたの精霊として出ることで平等あるいは真逆の上下関係になることになります。違いはわかりましたか?」
「ええ、まあそれなりには。要するにあなたたちはマリネスに言われて俺の補助をする精霊ってことでいいんだよな?」
「そういうことです。わかってもらえたなら幸いですね。とりあえず、今後はよろしくお願いします。」
「「お願いします。」」
どうやら、俺には守護精霊がいたようだ。
おそらくあのオーガたちに捕まっていた者たちだろう。
やはり、あのオーガたちは人間を殺すのではなく捕まえていたようだ。
何か人間を殺すよりも有効な使い道があるのかもしれない。
とりあえず今は3人にオーガたちの居場所を聞いてみるとしよう。
「私はリョウといいます。すみませんが、この洞穴にさっき入って来たオーガがいたと思いますが今どこにいるかわかりますか?話をしてみようと思っていまして。」
この3人が囮だったときのために声を大きくして俺の周りにいるかもしれないオーガたちにも会話が聞こえるように話しておく。
人を殺さずに捕まえておくような奴らだ。
囮にするぐらいの知能もあるだろう。
こんな大切なことを今更考えつくなんて俺はまだまだだな。
これで周りにオーガがいて、知能が低ければ俺は確実に死ぬ。
あのオーガたちに知能があることを願おう。
「ええっとー、自分たち実はこの世界に来たの初めてでよくわからないんすけど、どこですかここは?」
「それよりも名を名乗るらなければ失礼というものだ。私は安達 守護といいます。まもるとでもお呼びください。」
え?なんで平民の俺に気を使ってるんだろう?
変わった人だな。
「この人が変なことを言ってごめんなさい。私は浜高家 美香です。」
「変なことって、、、俺の名前は高橋 風雅だ。まあ、よろしく。」
なんでだろうか。微妙に話が噛み合っていない気が、、、
それよりもこの3人は何か変だ。
この人たちは変わっている人のも確かだがそれ以上に怪しい気がする。
俺に何かを隠そうとしているような、そんな雰囲気だ。
とりあえずそれは置いといて、一番話しそうな風雅に聞いてみるとするか。
「自己紹介ありがとうございます。それで、先ほどのオーガはどこに?」
「え、えーと、オーガなー。オーガはなー、そのー、実は、、、」
ん?なんでそんなに慌てる必要があるんだろう?
何か話せないようなことでもあるんだろうか?
「すみません、私たちもさっきまで寝てたのであまり正しいことは言えないかもしれません。役に立てるように3人で話し合ってきます。」
「っっ!!そう、ですか。」
浜高家 美香か。
なんだろう、彼女の話には説得力があるというか力がこもっている気がする。
人を頷かせるような力が。
今回は思わず頷いてしまったが、これはもしかしたら妖術かもしれない。
次から彼女の言葉には気をつけよう。
「すみません。先ほどの無礼をお許しください。私たちは実はあなたの精霊なのです。」
「へ?は、はあ、精霊ですか。」
「そうです、私たちはマリネス様からあなたを補助するように遣わされた精霊なのです。」
この人たちはどうしたんだろう?
急に自分たちは精霊だなんて、頭がおかしくなったのか?
大体、精霊が精霊術師なら他もかく俺に見えるわけないし、仮に俺の精霊だとしてそれを隠すことに意味があるのだろうか?
「ええっとですね、隠すのと隠さないのとではかなり違うんですよ?私たちが精霊としてではなく、それぞれの分野に特化した達人だと言ってあなたに近づきあなたを鍛えることもできました。このとき、私とあなたの関係は師弟関係で簡単に言えば上下関係だとも言えます。ですが、あなたの精霊として出ることで平等あるいは真逆の上下関係になることになります。違いはわかりましたか?」
「ええ、まあそれなりには。要するにあなたたちはマリネスに言われて俺の補助をする精霊ってことでいいんだよな?」
「そういうことです。わかってもらえたなら幸いですね。とりあえず、今後はよろしくお願いします。」
「「お願いします。」」
どうやら、俺には守護精霊がいたようだ。
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