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偉大なる賢者の願い
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「君は自分の役目を忘れてはいないか?」
俺の元に届いた一通の手紙に、俺は溜め息を吐く。
(俺は……自分の役目を一度だって忘れた事はない。ただ……)
正直な所、俺の心の中には迷いが生じていた。
自分のするべき事は理解している。でもそれを果たす事が正しい事なのかが分からない。
手紙には特殊な文字で追記がされていて、俺だけが読むことのできる文字でこう書かれていた。
「もうすぐ僕は魔力を取り戻す事ができる。そうしたらニコル、今度こそ全てを終わらせよう」
手紙から目を離し、俺は手紙の主について考える。
「俺は……」
もうじきにやって来る再会の時を喜ぶべきなのだろうか?
悩んでいられる時間はもう残り僅かだ。それまでに俺は答えを決めなくてはいけない。
ずっと追ってきていた師匠の復活に、俺はただひたすらに焦りを感じるのだった。
ーーユーリサイド
「悪いやつが改心するシーンってさ、かっけーよな! よっし、ミカサ、ちょっと悪役やってくれ!」
「俺ですか!? えーっと、えーっと……屋台の品物全部買い占めてやる~!!」
「おー、それはありがたいがミカサお前そんなに食えんのか?」
「あ、えぇっと……無理かな」
「なんだ無理なのかー! そんじゃあショウマ、悪役頼んだ!」
「頼まれた! 燃やしちゃうぞー!!」
「おっ、お前は……! かの悪名高くて有名なアクの悪党怪盗団の幹部第一号の焼真ではないか! 飯でも食って語らおうぜ! お前のおごりな!」
「キャー! 正義のヒーロー隊カッコいいー! 一生ついていきます!!」
「…………」
目の前で繰り広げられる謎のコントに俺は呆れながらも一応聞いてあげる。
「……何してんの?」
「おっ、ユーリ! 今悪役のショウマを改心させてたんだ!」
「いやいや、とても改心させてるようには見えなかったけど……」
「うぅっ、凄く良い話……! 俺感動しましたぁ~!」
「えっ、泣いてる!? 嘘でしょ!? 今のどこに泣く要素があったの!?」
感動したように泣くミカサを俺はつい二度見する。
「はー、なんか芝居したら腹減ってきたな。おっちゃん、正義のヒーロー焼き三つ!」
「はいよ。相変わらず楽しそうだなお前ら」
屋台のおっちゃんが正義のヒーロー隊に正義のヒーロー焼きを渡しながら愉快そうに笑う。
「ねーねー! 僕も悪役やりたーい!」
「おっし、じゃあ次は弥生が悪役なー」
しーちきんに指名された弥生は元気な明るく可愛らしい笑みを崩さずに決め台詞を言った。
「ひれ伏せ愚民どもー! 世界一可愛い弥生様が世界を乗っ取りに来てやったぞー☆」
可愛らしい笑顔で呟かれた黒い言葉に場がしんと静まる。
「あれ? スズくんに教わった『ヘイト集める悪役台詞』、完璧に言えたと思ったんだけどなぁ?」
「弥生、そんな台詞は覚えなくて良いんだよ……」
可愛らしい顔で迷走する弥生に残念な気持ちになっていると、とうがらしが深刻そうな表情で「弥生お前……」と呟き弥生の肩を掴んだ。
「お前最高だな! 悪役の才能あるぞ! 悪役コンテスト出たら多分きっと良いとこまで行くぞ!!」
「ほんとー!? えへへ~! 正義のヒーロー隊に褒められちゃった~!」
先ほどの深刻そうな表情とはうって変わって目をキラキラと輝かせながら弥生を褒めるとうがらしの言葉に弥生も嬉しそうな顔をする。
「いやいやいや……色々おかしいでしょ、何この流れ! 悪役コンテストって、何その絶妙に嬉しくないコンテスト! 弥生も喜んでるんじゃないよ!」
「ユーリは今日もツッコミが冴えてるなぁ」
俺の隣で黙々と肉まんを食べてたいたれい兄が微笑ましそうな顔をして俺を見てくる。
「れい兄は呑気過ぎるよ……まぁ、れい兄のそんな呑気な所が好きなんだけどさ」
呑気すぎるれい兄にはぁ、と溜め息を吐いていると「はい、はい!」と今度は歌音が挙手をする。
「はいっ! 次は俺が悪役やるぞ!」
「おっじゃあ歌音、悪役頼んだ!」
「よーしっ! 俺の渾身の悪役、しっかりと見ておけよー! はーっはっはっ! 全世界のたこ焼きはこの俺のものだー!」
高笑いをする歌音の台詞に「えっ」とケイが声を出す。
「歌音が敵ってそんな……私は歌音についていくよ……!」
「おおっと、まさかのケイが寝返ったぞ! 歌音はどう出るか!?」
「えっ、一瞬でもケイと敵対するとか無理……俺敵辞める……」
「なんだイチャイチャかよー! お前ら本当に仲良しだなー!!」
「……いや俺は何を見せられているんだ……?」
相変わらずぶっ飛んだ正義のヒーロー隊一行のやりとりにツッコミ疲れて呆れていると、ふとこちらの方に歩いてくるオレッドの姿が目に入る。
「あぁ、ここにいたのか弥生。少し聞きたい事があって探していたんだ」
「あっ、オレ丼良いところに! オレ丼も悪役やってくれよー!」
「オレオレの悪役見たーい!」
「いやいや……オレッドにまで無茶振りするなって……」
俺は慌てて正義のヒーロー隊を制止しながらオレッドの方を見る。オレッドはうーん……と考えるような仕草をし何か閃いたように鞄を漁ると、鞄から注射器を取り出してそれを手に構えながら「注射するぞ」と呟いた。
「ひえっ。今背筋凍った……」
「オレッドが最強かもしれない……」
「ふふっ、俺的には皆に苦手意識を克服してもらった方が嬉しいけどな」
注射器を鞄にしまいながらオレッドは微笑ましそうに笑う。
「医者にこんなことさせるのあんたたちだけだよ、全く……」
一連の流れに俺ははぁ……と溜め息を吐いた。
「にょーん。コントは終わったかにょ?」
ようやく静かになった所にいつの間にかいたフィッシングが口を開く。フィッシングの隣にはもう一人猫耳の少年が立っている。
「あっ、君はこの前の!」
「この間はバタバタしてて紹介ができなかったから改めて兄さんを連れてきたにょ」
フィッシングに兄さんと呼ばれた少年はぺこりとお辞儀をする。
「どうも、俺はフィッシングの兄のミケポチって言います。宜しくね」
「ミケポチー!? ずいぶんと変わった名前だなー!」
ミケポチと名乗ったフィッシング兄の言葉にしーちきんが驚いたような声を出す。
「いやいやそれはあんたたちが言えた台詞じゃないでしょ……」
俺はむしろ正義のヒーロー隊に名前の感覚があった事に驚く。
「兄さんは元々飼い猫だったにょ。今はもうその飼い主はいないんだけど、その飼い主が変わり者で「ミケ」か「ポチ」かで悩んで、いっそ両方にしちゃえと「ミケポチ」って命名したんだにょ」
「うん、そうなんだ。変わった名前だけどおれはけっこう気に入っているよ」
「おれは人に飼われたくないし、人に与えられた名前なんて絶対嫌にょー」
「へぇ、兄弟なのに真反対なんだな」
興味深そうにミケポチとフィッシングを眺めていたれい兄が俺の方をちらりと見る。
「俺とれい兄も似てないんだよね。血は同じはずなのにれい兄は男らしくて力もあってさ……俺はれい兄みたいな力は無いし、よく女と間違えられるし……」
「あー、ユーリは天使系美少女風小悪魔的魔法少女っぽい少年だからなぁ。でもまぁ気にすることないぞユーリ! ユーリは十分個性的だからな!」
「そこまでは言ってない! ってかその変な肩書きいい加減やめてくれない!?」
「ユーリ、あんまりカッカすると老けるんだって。肉まんでも食って落ち着け~」
「うっ……れい兄の優しさをありがたく受け取りたいけど俺は肉まんよりたい焼き派なんだ……っ」
「兄弟って良いなぁ。オレも頑張ればミカサと兄弟になれるかなー?」
「えっと……それは流石に無理だと思うよ、ショウマ」
「はははっ、お前ら相変わらず賑やかだな!」
「ちょっとおっちゃん! こんなアホたちと俺を一緒にしないでって何度もーー」
愉快そうに笑うおっちゃんに抗議しようと口を開き、ふと遠くの方にニコルの姿を見つけ、俺は口をつぐんだ。
(ニコル……?)
遠くの方に見えるニコルは普段の穏やかで優しい表情ではなく、思い詰めたようなとても険しい表情をしている。
(何か悩み事があるのかな……?)
声をかけに行くべきか悩んでいると「ユーリ?」とおっちゃんに名前を呼ばれる。
「急に黙ってどうしたんだ? たい焼き冷めるぞ? あー、でもお前猫舌だからちょっと冷めたぐらいがちょうど良いのか」
おっちゃんはひとりでに納得したように頷く。
「あー、うん。そうなんだ。これでもまだちょっと熱いくらい」
一旦おっちゃんの方に向けていた視線を戻した時にはもうニコルの姿は無くなっていた。
俺の元に届いた一通の手紙に、俺は溜め息を吐く。
(俺は……自分の役目を一度だって忘れた事はない。ただ……)
正直な所、俺の心の中には迷いが生じていた。
自分のするべき事は理解している。でもそれを果たす事が正しい事なのかが分からない。
手紙には特殊な文字で追記がされていて、俺だけが読むことのできる文字でこう書かれていた。
「もうすぐ僕は魔力を取り戻す事ができる。そうしたらニコル、今度こそ全てを終わらせよう」
手紙から目を離し、俺は手紙の主について考える。
「俺は……」
もうじきにやって来る再会の時を喜ぶべきなのだろうか?
悩んでいられる時間はもう残り僅かだ。それまでに俺は答えを決めなくてはいけない。
ずっと追ってきていた師匠の復活に、俺はただひたすらに焦りを感じるのだった。
ーーユーリサイド
「悪いやつが改心するシーンってさ、かっけーよな! よっし、ミカサ、ちょっと悪役やってくれ!」
「俺ですか!? えーっと、えーっと……屋台の品物全部買い占めてやる~!!」
「おー、それはありがたいがミカサお前そんなに食えんのか?」
「あ、えぇっと……無理かな」
「なんだ無理なのかー! そんじゃあショウマ、悪役頼んだ!」
「頼まれた! 燃やしちゃうぞー!!」
「おっ、お前は……! かの悪名高くて有名なアクの悪党怪盗団の幹部第一号の焼真ではないか! 飯でも食って語らおうぜ! お前のおごりな!」
「キャー! 正義のヒーロー隊カッコいいー! 一生ついていきます!!」
「…………」
目の前で繰り広げられる謎のコントに俺は呆れながらも一応聞いてあげる。
「……何してんの?」
「おっ、ユーリ! 今悪役のショウマを改心させてたんだ!」
「いやいや、とても改心させてるようには見えなかったけど……」
「うぅっ、凄く良い話……! 俺感動しましたぁ~!」
「えっ、泣いてる!? 嘘でしょ!? 今のどこに泣く要素があったの!?」
感動したように泣くミカサを俺はつい二度見する。
「はー、なんか芝居したら腹減ってきたな。おっちゃん、正義のヒーロー焼き三つ!」
「はいよ。相変わらず楽しそうだなお前ら」
屋台のおっちゃんが正義のヒーロー隊に正義のヒーロー焼きを渡しながら愉快そうに笑う。
「ねーねー! 僕も悪役やりたーい!」
「おっし、じゃあ次は弥生が悪役なー」
しーちきんに指名された弥生は元気な明るく可愛らしい笑みを崩さずに決め台詞を言った。
「ひれ伏せ愚民どもー! 世界一可愛い弥生様が世界を乗っ取りに来てやったぞー☆」
可愛らしい笑顔で呟かれた黒い言葉に場がしんと静まる。
「あれ? スズくんに教わった『ヘイト集める悪役台詞』、完璧に言えたと思ったんだけどなぁ?」
「弥生、そんな台詞は覚えなくて良いんだよ……」
可愛らしい顔で迷走する弥生に残念な気持ちになっていると、とうがらしが深刻そうな表情で「弥生お前……」と呟き弥生の肩を掴んだ。
「お前最高だな! 悪役の才能あるぞ! 悪役コンテスト出たら多分きっと良いとこまで行くぞ!!」
「ほんとー!? えへへ~! 正義のヒーロー隊に褒められちゃった~!」
先ほどの深刻そうな表情とはうって変わって目をキラキラと輝かせながら弥生を褒めるとうがらしの言葉に弥生も嬉しそうな顔をする。
「いやいやいや……色々おかしいでしょ、何この流れ! 悪役コンテストって、何その絶妙に嬉しくないコンテスト! 弥生も喜んでるんじゃないよ!」
「ユーリは今日もツッコミが冴えてるなぁ」
俺の隣で黙々と肉まんを食べてたいたれい兄が微笑ましそうな顔をして俺を見てくる。
「れい兄は呑気過ぎるよ……まぁ、れい兄のそんな呑気な所が好きなんだけどさ」
呑気すぎるれい兄にはぁ、と溜め息を吐いていると「はい、はい!」と今度は歌音が挙手をする。
「はいっ! 次は俺が悪役やるぞ!」
「おっじゃあ歌音、悪役頼んだ!」
「よーしっ! 俺の渾身の悪役、しっかりと見ておけよー! はーっはっはっ! 全世界のたこ焼きはこの俺のものだー!」
高笑いをする歌音の台詞に「えっ」とケイが声を出す。
「歌音が敵ってそんな……私は歌音についていくよ……!」
「おおっと、まさかのケイが寝返ったぞ! 歌音はどう出るか!?」
「えっ、一瞬でもケイと敵対するとか無理……俺敵辞める……」
「なんだイチャイチャかよー! お前ら本当に仲良しだなー!!」
「……いや俺は何を見せられているんだ……?」
相変わらずぶっ飛んだ正義のヒーロー隊一行のやりとりにツッコミ疲れて呆れていると、ふとこちらの方に歩いてくるオレッドの姿が目に入る。
「あぁ、ここにいたのか弥生。少し聞きたい事があって探していたんだ」
「あっ、オレ丼良いところに! オレ丼も悪役やってくれよー!」
「オレオレの悪役見たーい!」
「いやいや……オレッドにまで無茶振りするなって……」
俺は慌てて正義のヒーロー隊を制止しながらオレッドの方を見る。オレッドはうーん……と考えるような仕草をし何か閃いたように鞄を漁ると、鞄から注射器を取り出してそれを手に構えながら「注射するぞ」と呟いた。
「ひえっ。今背筋凍った……」
「オレッドが最強かもしれない……」
「ふふっ、俺的には皆に苦手意識を克服してもらった方が嬉しいけどな」
注射器を鞄にしまいながらオレッドは微笑ましそうに笑う。
「医者にこんなことさせるのあんたたちだけだよ、全く……」
一連の流れに俺ははぁ……と溜め息を吐いた。
「にょーん。コントは終わったかにょ?」
ようやく静かになった所にいつの間にかいたフィッシングが口を開く。フィッシングの隣にはもう一人猫耳の少年が立っている。
「あっ、君はこの前の!」
「この間はバタバタしてて紹介ができなかったから改めて兄さんを連れてきたにょ」
フィッシングに兄さんと呼ばれた少年はぺこりとお辞儀をする。
「どうも、俺はフィッシングの兄のミケポチって言います。宜しくね」
「ミケポチー!? ずいぶんと変わった名前だなー!」
ミケポチと名乗ったフィッシング兄の言葉にしーちきんが驚いたような声を出す。
「いやいやそれはあんたたちが言えた台詞じゃないでしょ……」
俺はむしろ正義のヒーロー隊に名前の感覚があった事に驚く。
「兄さんは元々飼い猫だったにょ。今はもうその飼い主はいないんだけど、その飼い主が変わり者で「ミケ」か「ポチ」かで悩んで、いっそ両方にしちゃえと「ミケポチ」って命名したんだにょ」
「うん、そうなんだ。変わった名前だけどおれはけっこう気に入っているよ」
「おれは人に飼われたくないし、人に与えられた名前なんて絶対嫌にょー」
「へぇ、兄弟なのに真反対なんだな」
興味深そうにミケポチとフィッシングを眺めていたれい兄が俺の方をちらりと見る。
「俺とれい兄も似てないんだよね。血は同じはずなのにれい兄は男らしくて力もあってさ……俺はれい兄みたいな力は無いし、よく女と間違えられるし……」
「あー、ユーリは天使系美少女風小悪魔的魔法少女っぽい少年だからなぁ。でもまぁ気にすることないぞユーリ! ユーリは十分個性的だからな!」
「そこまでは言ってない! ってかその変な肩書きいい加減やめてくれない!?」
「ユーリ、あんまりカッカすると老けるんだって。肉まんでも食って落ち着け~」
「うっ……れい兄の優しさをありがたく受け取りたいけど俺は肉まんよりたい焼き派なんだ……っ」
「兄弟って良いなぁ。オレも頑張ればミカサと兄弟になれるかなー?」
「えっと……それは流石に無理だと思うよ、ショウマ」
「はははっ、お前ら相変わらず賑やかだな!」
「ちょっとおっちゃん! こんなアホたちと俺を一緒にしないでって何度もーー」
愉快そうに笑うおっちゃんに抗議しようと口を開き、ふと遠くの方にニコルの姿を見つけ、俺は口をつぐんだ。
(ニコル……?)
遠くの方に見えるニコルは普段の穏やかで優しい表情ではなく、思い詰めたようなとても険しい表情をしている。
(何か悩み事があるのかな……?)
声をかけに行くべきか悩んでいると「ユーリ?」とおっちゃんに名前を呼ばれる。
「急に黙ってどうしたんだ? たい焼き冷めるぞ? あー、でもお前猫舌だからちょっと冷めたぐらいがちょうど良いのか」
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