酩酊猫のモノローグ

黒いテレキャス

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「教場」小説。帯の推薦文でハードル上げる事の弊害。

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「教場」





少し前に話題になって映像化もされた作品だが今頃読んだ。






帯の推薦文がハードル上げちゃったね。








そんなに凄いのかと期待して読んだが、思った程ではなかった。






いや面白いし良くできてるけど、そこまでか?某作家さん。






勿論、プロの大人気作家さんの評価が正しいんだろう。
















警察学校が舞台ってのは初か?






確かに、そういう意味では既視感ゼロ。








それにしても小説として盛り上げる為とは言え、あんなにトラブル問題重なる警察学校はイヤだ。















1つ絶対納得できない点。









ある学生が別の学生が自分の婚約者を轢き逃げして殺した犯人だと思い脅迫状を送る。






しかし、コレ完全に勘違い単なる思い込みで犯人扱いされた学生は100パー無罪だった。






教官はこの経緯を知っていながら、勘違い脅迫女について警官として見込みがあるから警察学校を辞めるな、とまさかの対応。





やった事犯罪やろ!







確かに職務質問のスキルは高いという設定だが…








職務質問のスキル高くて思い込みにとらわれて判断するって一番アカン奴やん。






冤罪製造器や。






既に一人犠牲者が出とる。







追い詰められて感情的になって過激な行動をとり退校処分。







思い込み脅迫女が悪いのに。






この加害者、罪悪感ゼロってのも怖い。わざわざ描写するまでもないって事?






教官の対応も納得できんが、一度大失敗したら同じ過ちはせんやろ、って事?








そうなるとは限らんし、その一度の失敗が「ま、次同じような事せんように気をつけろよ」で流されるようなレベルとちゃうやろ。








こんな判断する教官がおる警察組織ってヤバいって話なん?












帯の推薦文の話。






出版社としては、そりゃ好意的コメント載せて「買ってみようかな?」って気にさせたいのは当然。







でもハードル上げすぎると、結果的に作品のイメージを低下させる事になりかねない。







ギャップ萎え。







出版社としては売れりゃいいのか?






最近の例で言えば個人的にはコレ。








「同志少女よ、敵を撃て」





某評論家さんハードル上げすぎ。








逆に帯の絶賛がギャップ萎えにならなかったのはコレ。







「三体」






あんなに夢中になって読み耽った本は久しぶり。







て、オマエもハードル上げとるやんけ!








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