酩酊猫のモノローグ

黒いテレキャス

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「スカーフェイス」感想 。暴力描写の快不快

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「スカーフェイス」





ネトフリに上がってたので初めて見た。




ハワード・ホークスの「暗黒街の顔役」のリメイク。(最後に献辞がある)監督はブライアン・デ・パルマ(昔はパーマって表記されてたよなぁ)ってのは知ってたけど脚本がオリバー・ストーンだったのか…






キューバからカストロに追放された男がアメリカの麻薬ビジネスでのし上がって行くが、やがて…






The world is yoursって「ブレードランナー」にも出てきたけど、製作時期が同じだから偶然被ったんか?(公開はブレードランナーの方が1年早い)







アル・パチーノ小柄だが迫力ある。アクターズ・スタジオ仕込みの演技炸裂。







強面だがすげえシスコン妹萌え(度を越してるけどね)







この妹が可愛くない。














てか19、20って年齢設定だがそう見えない。






最後、妹が誘惑してくるのはコカインによる幻覚だろうね…






「現金(げんなま)に手を出すな」って名作があるが、商品に手を出すな。



てか、薬物絶対ダメ。石丸元章さんの体験記「スピード」読んだら、ドラッグは人間の脳を破壊するんだなぁ…ってガクブル。









途中からストレスのせいかクスリ決めすぎ、あれじゃ自分が薬中になるよ。ま、ラリってたから最後の銃撃戦で中々死ななかったんだろう。






M203グレネードランチャー付きM16撃ちまくるアル・パチーノ(パシーノ表記もあるよね)のスチールは有名。









ラストの銃撃戦はリアル。ちゃんと何回か弾倉交換するしM16もボリビア麻薬界の刺客のFALもマズル・フラッシュの色や大きさ、形がリアルだった(マグネシムのフラッシュ・パウダー使い過ぎの青白い巨大なフラッシュが90年代蔓延った。無煙火薬のフラッシュはあんな色にはならない)プロップ・ガンマニアはその辺気になる。




何度も書いてるが実銃大嫌いでフィクション内の銃の描き方はめっちゃ気になる特殊効果マニアなんで。






弾着イフェクトの完成度も高い。







かつてハリウッドにはヘイズ・コードという映画の性暴力表現の規制規定があって、そのせいで戦争映画でも西部劇でも撃たれるシーンでは、ただ胸や腹を押さえて倒れるだけ。血糊もほとんど使えなかった(ちなみに女性の脇毛もアウトだった。だからヘイズ・コードが適用されないイタリア映画「苦がい米」でシルヴァーナ・マンガーノのボーボー脇毛見た日本の観客は度肝抜かれたと世界映画名作全史 猪俣勝人 教養文庫にある)






それが撤廃され製作されたのが「俺たちに明日はない」






ボニー&クライドの蜂の巣壮絶な最期をリアルに描き、衝撃を与えた。




以後、ペキンパー先生はじめリアルな人体弾着が当たり前になり技術もますます進化し俺みたいなイフェクトマニアも生まれる。




言うまでもないがリアルな弾着効果と実際に人間が撃たれるのは全然別。





そんな言わずもがなの当たり前の事も理解できない虚構と現実の区別つかない系がいるみたい。





結局、ワールドワイドで大ヒットするハリウッド大手はじめ世界中の映画製作者がコストと手間と時間かけてリアルな人体弾着シーンを作るのは、そういうのが観客に受けるから。





人が血しぶき撒き散らして吹き飛ばされるシーンにある種のカタルシスを感じる人が多いって事。





あくまでフィクションの話な。そこが分からんアホがおる。














電ノコのシーンが有名で直接描写がない事もよく知られている。






想像させる方が効果的だし、そんなん昔の東映みたいに具体的にやるのもどうかと思うし(牛裂きの刑をビジュアル化した会社)見たい人もあんまおらんやろ。俺は見たくない。











人(悪役)が撃たれて血煙上げて吹っ飛ぶのは痛快だが電ノコで解体されるのは見たくない。






そういう線引きがあるって事に気づかされる映画でもある。






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