女教師こずえとテニス部少年静也

龍賀ツルギ

文字の大きさ
12 / 27
本編

ああ…静也を…守らないと…

こずえは青い品の良いワンピースに着替えて宏明の車で静也がいるであろう場所に向かっている。
こずえは助手席で不機嫌な表情をしていた。
そんなこずえを嘲笑するように軽薄な口調で宏明は話しかけるがこずえは一切反応しない!

「義姉さん。随分とおとなしいな。
これからの事を考えて怖いのかい?『笑』」

「うるさいわね!黙って運転して!
虫唾が走る相手とは口を利くのも嫌なのよ!」

「おやおや。おれもひどく嫌われたもんだ。『冷笑』」

宏明は肩をひそめ沈黙する。
どうせこの女はいずれ俺の…奴隷なるんだからな!

宏明のワンボックスは弥里市を出て隣町の星崎市に入る。
弥里市は県境で隣県の星崎市に隣接していて私鉄で繋がっているし、また街の規模も弥里市よりはるかに大きい歓楽街もあった。
歓楽街だけに風俗関係の店も多く星崎市には一軒では有るがSM倶楽部も存在したのだ。
店の名称は『コットン倶楽部』
実は偶然にも宏明が調教師として働いていた新宿のSMクラブ『悦楽の郷』と同じオーナーの系列店のSMクラブ。
最初は宏明が間借りしていたマンスリーマンションを使おうと思ったが、やはり道具を揃えるのは手間どるし、悦楽の郷とコットン倶楽部が同系列ならオーナーも懇意ということでコットン倶楽部の調教室を借りる事にしたのだ。
コットン倶楽部は田舎街のSMクラブにしては設備も充実しており弥里市にも近く、こずえをマゾ奴隷調教するにはうってつけの場所だった。

車を走らせて約40分。
宏明の車が星崎市の繁華街に入り歓楽街に。
そして車をコインパーキングに止める。
なんでこんな場所に?
訝しがるこずえ。
パーキングから歩いて3分で店頭看板が出されているビルの前に。
SM専科『コットン倶楽部』

✧なっ…なんなのよ…ここは?

「義姉さん。なかなか立派そうな店だろ。
まあ…義姉さんが兄貴に調教されてた渋谷の店に比べれば小さいけどさ。
だが田舎街にしては悪くない。設備も充実しているしな。」

「ふっ…ふざけないで…わっ…私…帰るわ!こんないかがわしい店になんか入らないわよ!
私は…私は…教師なのよ!」

「何を言っているんだい?義姉さんはSMクラブは慣れっこだろ。
兄貴の奴隷としてマゾ調教されていたじゃないか?
それにここで帰れば…
静也はどうなるのかな?なあ、姉さん『笑』」

✧静也…そうだわ…静也は静也はまさか…こんな恐ろしい所に連れ込まれているの?
静也だけはなんとしても…ここから連れ出さないと…

「わかったわ…入るわよ…でも約束して!
直ぐに静也に会わせるとね!
じゃあ無ければ!」

こずえは右手にスマホを取り出した。
美人の女教師でも有るこずえはいざと言う時の為に直ぐに警察に繋がる緊急アプリに登録していて、危険時にこのアプリを起動させたら緊急通報でこの地点の特定が出来るようになっていたのだ。
こずえは右手にスマホを握り宏明に続いて店に入る。
静也を救い出す為に。
ーーーーー
宏明は目つきの鋭い受付の若い男に軽い挨拶をすると男はニヤリと笑い宏明を通した。
またこずえに纏わりつくようないやらしい視線を注ぐ。
こずえの背に悪寒が走った。
サディスト特有の残忍な視線。
まだこずえが矢田の慰み者だった頃、いつもこずえを刺すように見つめていた下劣な視線。
冗談じゃない!私は今は聖職者なのよ!
この地下世界の住人たちとは住む世界が違うのよ!
こずえは気を取り直してビル内の階段を登っていく。
どうやら2階は各プレイルームになっているようだ。
こずえも慰み者の頃はいつも渋谷にあったSMクラブの同じプレイルームを貸し切りで辱めを…
ああ…忌まわしい記憶が…蘇るわ…

ガチャリ!
宏明の開けた部屋内には誰もいなかった窓と壁。
そしてある向きの方向は大きなカーテンによって仕切られている。部屋の間取りは8畳を切るくらい。
SMクラブのプレイルームとしては狭いくらいだ。

「なに!静也がいないわ!静也はどこにいるのよ!
早く静也に会わせてよ!」

宏明は余裕の笑みを浮かべながらこずえを牽制した。

「義姉さん。義姉さんに逆上されたらかなわないから、まずはこれを見てからにしてくれよ。
そうじゃないと義姉さんがパニックを起こして何もかもめちゃくちゃにされたら困るしな。
それに静也が一番困る事になるだろうからな。
だから義姉さんには心を落ち着けてから静也に会わせたいのさ。
いいかね?義姉さん。」

静也の名前を持ち出されたらこずえも従うしかない。

「わかった…わかったわ…落ち着かせる…
で、あなたは何を見せるつもりなの?」

「フフフ…
それはこういう事…」

宏明が壁に据え付けてあるスイッチを起動させると、壁一面を覆っていたカーテンが真ん中から開き始めた。
そしてその向こうは大きな窓になっており、その窓の奥に見えた景色は…

「ひっ…ひいい…しっ…しっ…しっ…静也…静也ー!」

こずえは瞳を見開き手で口元を覆い身体がガクガクと震えた!

◈静也は天井から下ろされた長い鎖に手首を縛る手枷を繋がれて、床の治具から伸びた短い鎖で、膝下までの白いハイソックスを履いた足首を縛る足枷を繋がれていた。
X字型に緊縛された静也の足元には由真が低い椅子に腰掛けて右手に持ったアナルバイブで静也の尻穴を責めていたのだ。
静也は全身を紅潮させて汗まみれになりながら、唇を半開きにして全身をブルブル震えさせている。
つぶらな瞳には涙を浮かべ身体の奥底から泉のように湧いて出るマゾの官能に静也自身が恐れおののいていた。
由真から引き出されたマゾのしての性癖に静也はアナルを嬲り責められるたびに、若々しいペニスはビクビクと青筋を立てて勃起してピンク色の亀頭を割る縦筋からは淫靡な汁が溢れ床に溜まりを作っていた。
こずえはただ黙って静也を見つめている。
静也の瞳には被虐の陶酔に支配された哀しいマゾの色が現れ始めていた。
それは反射するかのようにこずえにはよくわかる悦び!
宏明の言葉がこずえの頭で反復を繰り返す。

『笑 』もう一人のマゾはどうかな?
静也に決まってるさ❗️

感想 2

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

完全なる飼育

浅野浩二
恋愛
完全なる飼育です。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科 空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する 高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体 それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった 至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する 意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク” 消える教師 山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。