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最終章 僕たちの未来へ☆
赤坂東警察署にて!
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◈五十嵐を始末した一倉は気分が良く自宅マンションでくつろいでいた。
六本木のレストランで豪華な夕食とワインを楽しみほろ酔いで自宅に帰ってきたのだ。
もう白薔薇には森田の秘書で懐刀の工藤が差し向けた裏の刺客が白薔薇を壊滅させている筈だ。
五十嵐の死体の横に置いたUSBメモリーには今回の不祥事が全て五十嵐の仕業だと偽装してある。
これで俺が追求される心配は無い。
おそらく森田の地位も安泰だろう。
すると俺のスマホに緊急連絡のランプが。
見ると工藤からの連絡だった。
やめてくれよ。しばらくは連絡を取り合わないって言ってただろ!
一倉
「あ…一倉ですが、工藤さん。困りますよ。まだ五十嵐を始末して間もないんですから。」
工藤
「一倉さん。ところが今はそんな事を言ってる場合じゃない。
直ぐにSNSをみてくれ。」
なんだよ。一体?もう…白薔薇関連の尻拭きはうんざりなんだよ。
俺はSNS配信を見た瞬間に…
身体が…固まった…。
ーーーーー
◈ここは石山の用意したセーフハウス。
東伊豆に石山が個人的に支援した旅館に用意してあった。
旅館は一時流行った流行病で経営不振になり潰れる所を、以前から懇意にしていた石山が経済援助で救った旅館。
女将は義理がたい性格で、石山を裏切る事はない。
石山、秘書の小田、牧田小夜子。
そして身をかわした元白薔薇調教師の百里が、22:00にかかる報道番組を見て、目を丸くしていた。
TV画面に写るのはTVでは流せないが、モザイクのかかった白薔薇の奴隷少年たち。
そしてコメンテーターたちが、歩行者天国終了間際に白いハイソックス裸で首輪枷付きで、現れた事件の事について報道していた。
本来なら直ぐに報道規制がかかるところだろうが、この少年たちの動画や写真があっという間にSNSで世界中に拡散して、世界でトップニュースに。
今では世界中で白薔薇の存在を知らぬ者はまずいないだろう。
石山に音成からの緊急連絡が入る。
これからの対処を相談するために。
ーーーーー
◈赤坂東署の捜査課課長の袴田は頭を抱えていた。
袴田は仕事終了時間になり、これから浮気相手の女とデートの予定だったのだ。
女はまだ20代前半。
出会い系で知り合った。
袴田は公務員であり、一応課長だから、ぼちぼち銭は有る。
妻との関係は見事に冷めきっている。
仕事が終わって疲れている時に妻の仏頂面を見てたら鬱病になっちまうぜ!
実はデートの彼女は甘い言葉でねだれば、なんでも買ってくれるから、袴田と付き合ってるだけなのだが。
本来彼女は太った中年男の袴田は全く好みで無い…
もちろん袴田は彼女が本気で自分が好きだと思ってはいるが…
色恋沙汰には女が上手なのは昔から世界共通だ。
しかし袴田からすれば楽しみなデート。
楽しみにしていたら…
面倒くせえ男娼のガキ共がまた現れやがった!
俺の所轄に!
おまけに今度は6人だと!
数が増えてるぞ!おい!
赤坂東署に保護されたのは。
ヒロ、綾人、風太、カオルの4人に調教師のミヤとケイの6人。
重体の村雨と右二の腕を撃たれた優は救急車で救急病院に運ばれていった。
村雨が心配だが運を天に任すしかない。
白薔薇の少年たち6人は保護された時と同じ姿。
白いハイソックス裸で首輪手枷足枷までそのまま。
余計な保護はしないとの方針だ。
ヒロたちは一室に閉じ込められて逃げない様に制服警官に見張られている。
あと本山と言う名の刑事と辻󠄀と言うベテラン刑事。
赤坂東署でも以前保護したトモとジュンの事も有り、腫れ物に触るような扱いになる。
直ぐに本庁に連絡をして本庁からの指示を仰ぐ。
白薔薇のあったビルに踏み込みのも、全て本庁の指示を仰ぐ事にした。
もちろんヒロたちから、中で銃撃戦があった事を聞いてはいたが、正直厄介事には関わりたくないのだ。
全ては本庁が判断する事だ。
ガチャリ!ドアが開く。
女性刑事が入って来る。
柴野純子だった。
本山
「柴野君。君は病気療養じゃなかったのか?」
柴野
「あ…もう問題ありません。
この子たちの事を知って出勤してきました。
あの…この子たちに話がありまして。」
本山
「それは駄目だ!
こいつらと話していいのは、本庁の人間が来てからだ。」
柴野
「こいつらって。その言い方は酷いと思います。
それにこんな事を笠にきるのは嫌だけど、私はキャリアで警部補としてこの子たちとお話するだけです。
そうしないと…本庁にいるキャリア組の先輩に…ほっ報告しますよ。
ちっちなみに…私は国立大出ですよ…」
本山は心の中でチッ!と舌打ちした。こんなルーキーの分際でも、キャリアを振り回しやがる。
まあ…少し話させるぐらいいいか?
国立大出のキャリアには睨まれたくねえからな。
室内では黙っているように、見張りの刑事に少年たちは命令されていた。
なるほどトモやジュンもこんな扱いを受けたんだな!
僕たちは被害者なのに…
服も着させてもらえないし、首輪と枷もそのままなんて。
要は面倒な事はしない!と言う事らしい。
だからジュンやトモは…『怒り』
しかしこの眼鏡の女の人は少し雰囲気が違うな。
純子
「あ…あ…あの私は!柴野純子。赤坂東署強行犯一係の刑事です。
あなた方は…白薔薇の男の子?よね。」
ヒロ
「……………はい。そうです。」
純子
「そうかそうか!なら良かった…
あの君たちはジュン君とトモ君…どうなったか知らない…かな?」
綾人
「あっ…あっ…あんたトモとジュン…知ってんのかよ?」
カオル
「どういう事なんや?」
純子
「良かったー。話が通じた!実はトモ君とジュン君を保護したのは私なの?
それでトモ君とジュン君の消息がさっぱり分からなくって…心配してたんだ!」
少年たちは皆、一斉に顔を見合わせた。
そしてヒロが口を開く。
ヒロ
「あの。刑事さん。あなたはご存知無いのですか?」
純子
「えっ…何を?」
ヒロ
「ジュンとトモは殺されました。
白薔薇に連れ戻されて、みせしめの為の拷問で。
身体中が酷い傷や火傷の跡で。
無惨な死に方でした。
僕らはみんな…二人の…死体を…見ました…『号泣』」
ヒロ、綾人、カオル、風太の4人は激しくしゃくり上げる。『号泣』
ミヤとケイは青い顔でうなだれた。
そんな…あの子たちが…こっ殺された…純子はあまりのショックに呆然として動けない❗
六本木のレストランで豪華な夕食とワインを楽しみほろ酔いで自宅に帰ってきたのだ。
もう白薔薇には森田の秘書で懐刀の工藤が差し向けた裏の刺客が白薔薇を壊滅させている筈だ。
五十嵐の死体の横に置いたUSBメモリーには今回の不祥事が全て五十嵐の仕業だと偽装してある。
これで俺が追求される心配は無い。
おそらく森田の地位も安泰だろう。
すると俺のスマホに緊急連絡のランプが。
見ると工藤からの連絡だった。
やめてくれよ。しばらくは連絡を取り合わないって言ってただろ!
一倉
「あ…一倉ですが、工藤さん。困りますよ。まだ五十嵐を始末して間もないんですから。」
工藤
「一倉さん。ところが今はそんな事を言ってる場合じゃない。
直ぐにSNSをみてくれ。」
なんだよ。一体?もう…白薔薇関連の尻拭きはうんざりなんだよ。
俺はSNS配信を見た瞬間に…
身体が…固まった…。
ーーーーー
◈ここは石山の用意したセーフハウス。
東伊豆に石山が個人的に支援した旅館に用意してあった。
旅館は一時流行った流行病で経営不振になり潰れる所を、以前から懇意にしていた石山が経済援助で救った旅館。
女将は義理がたい性格で、石山を裏切る事はない。
石山、秘書の小田、牧田小夜子。
そして身をかわした元白薔薇調教師の百里が、22:00にかかる報道番組を見て、目を丸くしていた。
TV画面に写るのはTVでは流せないが、モザイクのかかった白薔薇の奴隷少年たち。
そしてコメンテーターたちが、歩行者天国終了間際に白いハイソックス裸で首輪枷付きで、現れた事件の事について報道していた。
本来なら直ぐに報道規制がかかるところだろうが、この少年たちの動画や写真があっという間にSNSで世界中に拡散して、世界でトップニュースに。
今では世界中で白薔薇の存在を知らぬ者はまずいないだろう。
石山に音成からの緊急連絡が入る。
これからの対処を相談するために。
ーーーーー
◈赤坂東署の捜査課課長の袴田は頭を抱えていた。
袴田は仕事終了時間になり、これから浮気相手の女とデートの予定だったのだ。
女はまだ20代前半。
出会い系で知り合った。
袴田は公務員であり、一応課長だから、ぼちぼち銭は有る。
妻との関係は見事に冷めきっている。
仕事が終わって疲れている時に妻の仏頂面を見てたら鬱病になっちまうぜ!
実はデートの彼女は甘い言葉でねだれば、なんでも買ってくれるから、袴田と付き合ってるだけなのだが。
本来彼女は太った中年男の袴田は全く好みで無い…
もちろん袴田は彼女が本気で自分が好きだと思ってはいるが…
色恋沙汰には女が上手なのは昔から世界共通だ。
しかし袴田からすれば楽しみなデート。
楽しみにしていたら…
面倒くせえ男娼のガキ共がまた現れやがった!
俺の所轄に!
おまけに今度は6人だと!
数が増えてるぞ!おい!
赤坂東署に保護されたのは。
ヒロ、綾人、風太、カオルの4人に調教師のミヤとケイの6人。
重体の村雨と右二の腕を撃たれた優は救急車で救急病院に運ばれていった。
村雨が心配だが運を天に任すしかない。
白薔薇の少年たち6人は保護された時と同じ姿。
白いハイソックス裸で首輪手枷足枷までそのまま。
余計な保護はしないとの方針だ。
ヒロたちは一室に閉じ込められて逃げない様に制服警官に見張られている。
あと本山と言う名の刑事と辻󠄀と言うベテラン刑事。
赤坂東署でも以前保護したトモとジュンの事も有り、腫れ物に触るような扱いになる。
直ぐに本庁に連絡をして本庁からの指示を仰ぐ。
白薔薇のあったビルに踏み込みのも、全て本庁の指示を仰ぐ事にした。
もちろんヒロたちから、中で銃撃戦があった事を聞いてはいたが、正直厄介事には関わりたくないのだ。
全ては本庁が判断する事だ。
ガチャリ!ドアが開く。
女性刑事が入って来る。
柴野純子だった。
本山
「柴野君。君は病気療養じゃなかったのか?」
柴野
「あ…もう問題ありません。
この子たちの事を知って出勤してきました。
あの…この子たちに話がありまして。」
本山
「それは駄目だ!
こいつらと話していいのは、本庁の人間が来てからだ。」
柴野
「こいつらって。その言い方は酷いと思います。
それにこんな事を笠にきるのは嫌だけど、私はキャリアで警部補としてこの子たちとお話するだけです。
そうしないと…本庁にいるキャリア組の先輩に…ほっ報告しますよ。
ちっちなみに…私は国立大出ですよ…」
本山は心の中でチッ!と舌打ちした。こんなルーキーの分際でも、キャリアを振り回しやがる。
まあ…少し話させるぐらいいいか?
国立大出のキャリアには睨まれたくねえからな。
室内では黙っているように、見張りの刑事に少年たちは命令されていた。
なるほどトモやジュンもこんな扱いを受けたんだな!
僕たちは被害者なのに…
服も着させてもらえないし、首輪と枷もそのままなんて。
要は面倒な事はしない!と言う事らしい。
だからジュンやトモは…『怒り』
しかしこの眼鏡の女の人は少し雰囲気が違うな。
純子
「あ…あ…あの私は!柴野純子。赤坂東署強行犯一係の刑事です。
あなた方は…白薔薇の男の子?よね。」
ヒロ
「……………はい。そうです。」
純子
「そうかそうか!なら良かった…
あの君たちはジュン君とトモ君…どうなったか知らない…かな?」
綾人
「あっ…あっ…あんたトモとジュン…知ってんのかよ?」
カオル
「どういう事なんや?」
純子
「良かったー。話が通じた!実はトモ君とジュン君を保護したのは私なの?
それでトモ君とジュン君の消息がさっぱり分からなくって…心配してたんだ!」
少年たちは皆、一斉に顔を見合わせた。
そしてヒロが口を開く。
ヒロ
「あの。刑事さん。あなたはご存知無いのですか?」
純子
「えっ…何を?」
ヒロ
「ジュンとトモは殺されました。
白薔薇に連れ戻されて、みせしめの為の拷問で。
身体中が酷い傷や火傷の跡で。
無惨な死に方でした。
僕らはみんな…二人の…死体を…見ました…『号泣』」
ヒロ、綾人、カオル、風太の4人は激しくしゃくり上げる。『号泣』
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