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最終章 僕たちの未来へ☆
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◈町山が茜に代わり白薔薇の少年たちへの護衛の責任者となり、少年たちの護衛の数も一気に減らされた。
ヒロやヒカルは仲間の安全の為に茜がいた頃の警備体制を望むが、町山は全く聞いてはくれない。
捜査の人員はほとんど戸倉逮捕に振り向けられた。
そして悲劇が起こった。
純子
「あの、今日は三鷹君と岬君が風間優君や立原満君がいる病院へ行きたいのですが、警護が私だけって…危険過ぎるのでは?」
町山はぶっきらぼうに純子に答えた。
「ああ。人員不足だからねえ。捜査に人手が足らんのだよ。
もう本庁からの増援は無いし、君たち赤坂東署だけで、事を解決しないと行けないのだからね。
本当なら病院にはあの少年たちだけが、自分たちだけで行ってもらいたいんだ。
もう主犯の香坂とやらは逮捕されて、あとは小者の調教師だけなんだろ?」
「そっ…それがやばいんじゃ無いですか?
それは母…いえ前任者の片瀬参事官がおっしゃられたはずです。」
茜の名前が出た町山は露骨に嫌な顔をした。
この女刑事が母親の名を使って自分に抗議しているように感じたからだ。
「柴野警部補。君は母親の威を借りて私に説教するつもりかね。
不愉快だよ。
ちなみに私の妻は伊藤警備局長の親戚でね。
伊藤警備局長には目をかけていただいてるのだ。
その気になれば、君の母を人事的に不利なポストに飛ばす事も出来るのだよ!」
純子は黙るしか無かった。
町山があまりにも居丈高だったからだ。
そして母の事まで…
「わっ分かりました。町山警部。
ですが、せめてあと二人…いえ一人でも良いから警備の人間を…」
ーーーーー
◈覆面パトカーを運転して病院に向かう純子。
後部座席にはヒロと風太。
そして助手席には何故か町山が座っていた。
「警部。どうして警部が病院へ?」
訝しがる純子。
「ああ。私もその笠間君と立…まあ…いいか。
病院に入院してる彼らの顔くらいは覚えておかんといかんからな?」
「あの…警部。笠間ではなく風間君です。
あとミチル君の名字は立原です。」
「はぁ?柴野警部補はいちいち細かいね。
どうでもいいよ。そんな事。」
町山の態度に不快を感じた後部座席のヒロが思わず抗議をする。
ヒロ「どうでもいいってなんですか?失礼だろ!」
風太「ヒロ。落ち着いて!まずいよ!」
「何だよ風太。風太だって頭に来るだろ!
大体俺たちは片瀬さんが良かったのになんでこんな人が!」
「フッなんだ?お前たちは男に尻穴を貸していた男娼だろ!
悪いが警察はお前達のような変態を守ってやるためにあるのじゃ無いのだぞ!
薄汚い男娼が!」
ヒロ「なっ…ふざけるなよ!クソオヤジ!」
ヒロが思わず激昂するが、町山は意に介さない。
むしろこの機会にこのガキどもを警察から放りだしてやると決めていた。
町山は生理的にLGBTQの輩が大嫌いだったのだ。
「町山警部…今のは問題発言ですよ…
それ以上言われますと…今の発言を本庁の査察部に報告しますよ…」
「なんだあ!柴野。お前は俺を恫喝する気か?
不愉快だ!。今すぐに署に戻れ!これは命令だ!」
「そっそんなあ!警部。私たちはヒロ君たちを病院へ…」
「うるせえ!馬鹿野郎!そんなもんどうでもいい!ほら次の左路地の道なら戻れるから、それで署に戻れよ!」
「あ…あんな無防備な道へ…」
「無防備なんて知るか!署に戻ればいいんだよ!言う事を聞かなければ、お前をこの男娼どもの担当から外すだけの事だが!」
◈私を外す?それはこの子たちにとってまずいわ。
守れなくなる。
純子はやむを得ず左路地の道にハンドルを切った。
車の少ない道。
入った途端に背後のミニバンがいきなり、覆面パトカーの背後に軽く接触した。
「なっ…なんなんだ一体。下手くそな運転しやがって。」
町山が助手席から降りて、後ろのミニバンに。
運転していたのは50代の女性。
町山が運転席の窓を開けるように促し、運転手に話を。
「なんなんだ。下手くそな運転をして。実はあの車はパトカーで私は警察の者だが、今交通課を呼ぶから、車を端につけて待っていたまえ。」
すると女性はニコリと笑い。
「あらあら。あなた警察の方?」
「なんだその態度は私は警視庁の町山警部だが、あんたのその態度は事故を起こした者の態度じゃないぞ。
まず謝罪したまえ。」
「ホホホホホホ。
全く警察も危機管理がなってないわね。
ましてやこんな人気の無い道にわざわざ。
まっ、おかげで助かったわ!『日本語』」
「ヅイレン。お仕事よ。『英語』」
バタッと後部座席からヅイレンが降りてきた。
ヅイレンは黒い喪服のスーツ姿だ。
「なっ…なんだ!この外人は。おっ俺は警官だぞ!」
ヅイレン
「何言ってるかさっぱり分からねえよ!日本人。『笑』」
ヅイレンが右手を一閃すると、拳が町山の鼻をへし折る!
倒れた町山の腹部にヅイレンは蹴りを炸裂させて、町山は胃液を吐いて悶絶した。
キキキキキッ!
純子が車を急発進させた。
とりあえずは今は逃げるしかない。しかし別のワゴン車が覆面パトカーの進路を完全に塞いだ。
まずい!もう…車は使えない。
純子はスマホに緊急通報アプリで危機をしらせると、バックの中からS&WM36を握る。
「ヒロ君。風太君。パトカーからすぐに降りて!
一目散に逃げるわよ❗」
ヒロやヒカルは仲間の安全の為に茜がいた頃の警備体制を望むが、町山は全く聞いてはくれない。
捜査の人員はほとんど戸倉逮捕に振り向けられた。
そして悲劇が起こった。
純子
「あの、今日は三鷹君と岬君が風間優君や立原満君がいる病院へ行きたいのですが、警護が私だけって…危険過ぎるのでは?」
町山はぶっきらぼうに純子に答えた。
「ああ。人員不足だからねえ。捜査に人手が足らんのだよ。
もう本庁からの増援は無いし、君たち赤坂東署だけで、事を解決しないと行けないのだからね。
本当なら病院にはあの少年たちだけが、自分たちだけで行ってもらいたいんだ。
もう主犯の香坂とやらは逮捕されて、あとは小者の調教師だけなんだろ?」
「そっ…それがやばいんじゃ無いですか?
それは母…いえ前任者の片瀬参事官がおっしゃられたはずです。」
茜の名前が出た町山は露骨に嫌な顔をした。
この女刑事が母親の名を使って自分に抗議しているように感じたからだ。
「柴野警部補。君は母親の威を借りて私に説教するつもりかね。
不愉快だよ。
ちなみに私の妻は伊藤警備局長の親戚でね。
伊藤警備局長には目をかけていただいてるのだ。
その気になれば、君の母を人事的に不利なポストに飛ばす事も出来るのだよ!」
純子は黙るしか無かった。
町山があまりにも居丈高だったからだ。
そして母の事まで…
「わっ分かりました。町山警部。
ですが、せめてあと二人…いえ一人でも良いから警備の人間を…」
ーーーーー
◈覆面パトカーを運転して病院に向かう純子。
後部座席にはヒロと風太。
そして助手席には何故か町山が座っていた。
「警部。どうして警部が病院へ?」
訝しがる純子。
「ああ。私もその笠間君と立…まあ…いいか。
病院に入院してる彼らの顔くらいは覚えておかんといかんからな?」
「あの…警部。笠間ではなく風間君です。
あとミチル君の名字は立原です。」
「はぁ?柴野警部補はいちいち細かいね。
どうでもいいよ。そんな事。」
町山の態度に不快を感じた後部座席のヒロが思わず抗議をする。
ヒロ「どうでもいいってなんですか?失礼だろ!」
風太「ヒロ。落ち着いて!まずいよ!」
「何だよ風太。風太だって頭に来るだろ!
大体俺たちは片瀬さんが良かったのになんでこんな人が!」
「フッなんだ?お前たちは男に尻穴を貸していた男娼だろ!
悪いが警察はお前達のような変態を守ってやるためにあるのじゃ無いのだぞ!
薄汚い男娼が!」
ヒロ「なっ…ふざけるなよ!クソオヤジ!」
ヒロが思わず激昂するが、町山は意に介さない。
むしろこの機会にこのガキどもを警察から放りだしてやると決めていた。
町山は生理的にLGBTQの輩が大嫌いだったのだ。
「町山警部…今のは問題発言ですよ…
それ以上言われますと…今の発言を本庁の査察部に報告しますよ…」
「なんだあ!柴野。お前は俺を恫喝する気か?
不愉快だ!。今すぐに署に戻れ!これは命令だ!」
「そっそんなあ!警部。私たちはヒロ君たちを病院へ…」
「うるせえ!馬鹿野郎!そんなもんどうでもいい!ほら次の左路地の道なら戻れるから、それで署に戻れよ!」
「あ…あんな無防備な道へ…」
「無防備なんて知るか!署に戻ればいいんだよ!言う事を聞かなければ、お前をこの男娼どもの担当から外すだけの事だが!」
◈私を外す?それはこの子たちにとってまずいわ。
守れなくなる。
純子はやむを得ず左路地の道にハンドルを切った。
車の少ない道。
入った途端に背後のミニバンがいきなり、覆面パトカーの背後に軽く接触した。
「なっ…なんなんだ一体。下手くそな運転しやがって。」
町山が助手席から降りて、後ろのミニバンに。
運転していたのは50代の女性。
町山が運転席の窓を開けるように促し、運転手に話を。
「なんなんだ。下手くそな運転をして。実はあの車はパトカーで私は警察の者だが、今交通課を呼ぶから、車を端につけて待っていたまえ。」
すると女性はニコリと笑い。
「あらあら。あなた警察の方?」
「なんだその態度は私は警視庁の町山警部だが、あんたのその態度は事故を起こした者の態度じゃないぞ。
まず謝罪したまえ。」
「ホホホホホホ。
全く警察も危機管理がなってないわね。
ましてやこんな人気の無い道にわざわざ。
まっ、おかげで助かったわ!『日本語』」
「ヅイレン。お仕事よ。『英語』」
バタッと後部座席からヅイレンが降りてきた。
ヅイレンは黒い喪服のスーツ姿だ。
「なっ…なんだ!この外人は。おっ俺は警官だぞ!」
ヅイレン
「何言ってるかさっぱり分からねえよ!日本人。『笑』」
ヅイレンが右手を一閃すると、拳が町山の鼻をへし折る!
倒れた町山の腹部にヅイレンは蹴りを炸裂させて、町山は胃液を吐いて悶絶した。
キキキキキッ!
純子が車を急発進させた。
とりあえずは今は逃げるしかない。しかし別のワゴン車が覆面パトカーの進路を完全に塞いだ。
まずい!もう…車は使えない。
純子はスマホに緊急通報アプリで危機をしらせると、バックの中からS&WM36を握る。
「ヒロ君。風太君。パトカーからすぐに降りて!
一目散に逃げるわよ❗」
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