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227話 こんな日常
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響は眼力の強い面々からの圧に負けず、どうにか菖蒲との秘密を守りきった。
「ほっ、まだ響殿の貞操は残っているのだなっ!なら安心安心っ」
「勝手に決め打ちして話を進めないでくれないか?」
「っなんと!?違うのか!?っいつであるかっ?いつで…」
止まらない美神の口を塞いだ永流は『貸し一ですよ』と言いながら、響の窮地を救ってくれた。
危うく思春期の男子にはデリケートな話題が広がってしまうところだった。
「ちぇっ、つまんないのー」
『有咲さんは何を求めてるんですかっ!?仮に事実としてあったとしても、私は口外はしないつもりです!…っあ』
やはり隠し事の苦手な菖蒲。その言葉を聞いた透子は、響の肩が外れてしまいそうなほど強く握ると、別室に引っ張られた。
「っギブギブギブ!!外れる!色々な関節が外れるって!!」
「ねぇ道元、あたしが許せないことって言ったことあったっけ?」
脈絡もないことを言い出す透子は、返事が聞こえないと否や、自ら答えていく。
「一つ目は『いじめ』。二つ目は『戦争』。三つ目はなんだと思う?ここまで言ったら分かるんじゃない?」
少し緩められたロメロ・スペシャルからどうにか逃げた響は、回りきっていない血液を一身に脳に送り出し、正解を捻り出す。
「っみ、三つ目は『犯罪』!『犯罪』だろ!?」
透子は響の腕を掴み、足で挟み込むと『違う』と冷たい声で不正解を告げる。
「三つ目は『菖蒲ちゃんに手を出す人間』だよ」
それから、しばらくの間地獄の時間が流れた。
その後、何食わぬ顔で部屋を出た透子は、菖蒲の頭を撫でながら、猫吸いならぬ『菖蒲吸い』を満喫していた。
「なぁ響っ、今度俺らとも銭湯行こうぜ!笹倉の家の近くに行きつけがあるんだってさっ!」
「お前らいつの間にそんなに仲良くなってんだよ」
ゲームだけでなく、多趣味で知識の幅が広い洋太と、純粋でいい意味でバカな佑馬は以外にもウマが合うらしい。
「僕のよく行くとこはフルーツ牛乳が絶品でねっ?僕、最初はフルーツ牛乳って邪道だと思ってたんだけど、その考えを撤回するぐらいには…」
「俺と菖蒲と同じこと言ってるぞ」
ウマが合うのは佑馬だけではなかったらしい。
「仮氏さん、一応ベッドの下を確認してみたのですが、エッチな本が出てこなかったのはなんでですか?」
「色々言いたいことはあるが、とりあえずこれ以上探すのはやめてくれ。そしてこのことをクローゼットの中を探索してる美神にも伝えてくれ」
初めは貴重な常識枠の永流だったが、友達の家に遊びに来たことと、仲の良い人間が多いためか、少しだけリミッターが外れているらしい。
「そろそろ、みんなすることもなくなってきたんじゃないっ?じゃじゃーんっ!実は家からゲーム機持ってきたんだーっ」
一華の持ってきたゲームに興味津々のメンバーは、ぞろぞろとテレビの前に集まる。
それは響も同様であった。
「みんな子どもだなぁ、あやっちもそう思わない?」
その一部始終を静観していた有咲は、コーヒーを片手に俯瞰しながら、菖蒲に声を掛ける。
だが、その声を掛けた相手も響たちと同じ同じ穴の狢だった。
「っもー、あやっちも行ってきなよ?」
『私は大人なので全然興味はありませんが…有咲さんがどうしてもと言うので、ちょっとだけ行ってこようと思いますっ!』
こんな日常がずっと続けばいいと思う今日この頃。
「っサマエル!響殿のクローゼットから、何やらいかがわしいブロマイドが出てきたぞ!」
「さすが美神ちゃんっ」
訂正。こんな日常は続いてはいけない。
「ほっ、まだ響殿の貞操は残っているのだなっ!なら安心安心っ」
「勝手に決め打ちして話を進めないでくれないか?」
「っなんと!?違うのか!?っいつであるかっ?いつで…」
止まらない美神の口を塞いだ永流は『貸し一ですよ』と言いながら、響の窮地を救ってくれた。
危うく思春期の男子にはデリケートな話題が広がってしまうところだった。
「ちぇっ、つまんないのー」
『有咲さんは何を求めてるんですかっ!?仮に事実としてあったとしても、私は口外はしないつもりです!…っあ』
やはり隠し事の苦手な菖蒲。その言葉を聞いた透子は、響の肩が外れてしまいそうなほど強く握ると、別室に引っ張られた。
「っギブギブギブ!!外れる!色々な関節が外れるって!!」
「ねぇ道元、あたしが許せないことって言ったことあったっけ?」
脈絡もないことを言い出す透子は、返事が聞こえないと否や、自ら答えていく。
「一つ目は『いじめ』。二つ目は『戦争』。三つ目はなんだと思う?ここまで言ったら分かるんじゃない?」
少し緩められたロメロ・スペシャルからどうにか逃げた響は、回りきっていない血液を一身に脳に送り出し、正解を捻り出す。
「っみ、三つ目は『犯罪』!『犯罪』だろ!?」
透子は響の腕を掴み、足で挟み込むと『違う』と冷たい声で不正解を告げる。
「三つ目は『菖蒲ちゃんに手を出す人間』だよ」
それから、しばらくの間地獄の時間が流れた。
その後、何食わぬ顔で部屋を出た透子は、菖蒲の頭を撫でながら、猫吸いならぬ『菖蒲吸い』を満喫していた。
「なぁ響っ、今度俺らとも銭湯行こうぜ!笹倉の家の近くに行きつけがあるんだってさっ!」
「お前らいつの間にそんなに仲良くなってんだよ」
ゲームだけでなく、多趣味で知識の幅が広い洋太と、純粋でいい意味でバカな佑馬は以外にもウマが合うらしい。
「僕のよく行くとこはフルーツ牛乳が絶品でねっ?僕、最初はフルーツ牛乳って邪道だと思ってたんだけど、その考えを撤回するぐらいには…」
「俺と菖蒲と同じこと言ってるぞ」
ウマが合うのは佑馬だけではなかったらしい。
「仮氏さん、一応ベッドの下を確認してみたのですが、エッチな本が出てこなかったのはなんでですか?」
「色々言いたいことはあるが、とりあえずこれ以上探すのはやめてくれ。そしてこのことをクローゼットの中を探索してる美神にも伝えてくれ」
初めは貴重な常識枠の永流だったが、友達の家に遊びに来たことと、仲の良い人間が多いためか、少しだけリミッターが外れているらしい。
「そろそろ、みんなすることもなくなってきたんじゃないっ?じゃじゃーんっ!実は家からゲーム機持ってきたんだーっ」
一華の持ってきたゲームに興味津々のメンバーは、ぞろぞろとテレビの前に集まる。
それは響も同様であった。
「みんな子どもだなぁ、あやっちもそう思わない?」
その一部始終を静観していた有咲は、コーヒーを片手に俯瞰しながら、菖蒲に声を掛ける。
だが、その声を掛けた相手も響たちと同じ同じ穴の狢だった。
「っもー、あやっちも行ってきなよ?」
『私は大人なので全然興味はありませんが…有咲さんがどうしてもと言うので、ちょっとだけ行ってこようと思いますっ!』
こんな日常がずっと続けばいいと思う今日この頃。
「っサマエル!響殿のクローゼットから、何やらいかがわしいブロマイドが出てきたぞ!」
「さすが美神ちゃんっ」
訂正。こんな日常は続いてはいけない。
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