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鬼の宴
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2人の鬼が酒を呑んでいた。
月が明るくて、陽気な酒盛り。
ご機嫌で煽る酒は美味しくて、酒瓶はドンドン空になって転がっていく。
小鬼たちが忙しそうに新しい酒を運んでる。
赤髪を雑に結っている赤鬼は目元はほんのり赤く、口元は皮肉げに歪んでる。
黒髪を丁寧に梳いている黒鬼は、色は変わらないが目は潤んでいた。
ゲラゲラ笑い合う二人。
「なあ、俺ぁアンタのこと、ずっと食ってみたかったんだ」
「ふふっ、奇遇だねえ。ワタシもアンタを食っちまいたいと思ってた」
お互い、顔を睨め付けるように見ながら楽しげに笑う。
「なあ、じゃあ貪り合おうぜ」
「イイねえ。骨の髄までしゃぶってやるよ」
赤鬼は機嫌良く刀をスルリと抜いて、ヒュンと風を切る。
「そのムカつくほどの、綺麗な顔を俺にくれよ」
黒鬼は、楽しげに戦斧を掴む。
「オイオイ、身体は良いのかい?慎ましいねえ。日和ったか?ワタシはアンタの身体が欲しい」
赤鬼はムッとした顔で、顎をさする。
「顔は要らねえのか?なにする気だよ」
「さあて、ナニして欲しい?ご希望どおりやってやるよ」
楽しくて仕方ないと黒鬼はにんまり笑う。
小鬼たちは、キャアキャア言いながら逃げまどう。
酒瓶を倒し酒は流れ、びちゃびちゃと酒を踏む水音が鳴り響く。
「楽しいねえ」
「ああ、最高だ」
ゆらりと動いた二人はあっという間に、己の武器を振りかざす。
ゴロゴロと転がるは、人の首。
むんずと掴んで小鬼に向かって放り投げる。
小鬼達は転がる首を拾い上げ、滴る血に喜び、齧り付く。
「ふん、つまらんねえ。隠れてやられて捨てられて。何しに来たんだ。コイツらは」
「土産もナシかい。手ぶらで来るたあ、不粋だねえ」
身体を蹴って、肴になるモノが無いとわかると興味が失せた。
「「コイツらが喜んでるから、まあ良いか。」」
小鬼の嬉しそうな顔を見て、同時に呟く仲の良さ。
二人は、顔を合わせてブハッと笑う。
「なあなあ、さっきの話は本当かい?」
「あーん?何のことやら、知らないねえ」
「俺ぁマジだぜ。食ってみたい」
「顔だけやるのは、御免だよ」
「じゃあ遠慮なく。全部くれ」
「図々しいねえ」
クスクス笑って黒鬼は、赤鬼の唇に噛み付いた。
月が明るくて、陽気な酒盛り。
ご機嫌で煽る酒は美味しくて、酒瓶はドンドン空になって転がっていく。
小鬼たちが忙しそうに新しい酒を運んでる。
赤髪を雑に結っている赤鬼は目元はほんのり赤く、口元は皮肉げに歪んでる。
黒髪を丁寧に梳いている黒鬼は、色は変わらないが目は潤んでいた。
ゲラゲラ笑い合う二人。
「なあ、俺ぁアンタのこと、ずっと食ってみたかったんだ」
「ふふっ、奇遇だねえ。ワタシもアンタを食っちまいたいと思ってた」
お互い、顔を睨め付けるように見ながら楽しげに笑う。
「なあ、じゃあ貪り合おうぜ」
「イイねえ。骨の髄までしゃぶってやるよ」
赤鬼は機嫌良く刀をスルリと抜いて、ヒュンと風を切る。
「そのムカつくほどの、綺麗な顔を俺にくれよ」
黒鬼は、楽しげに戦斧を掴む。
「オイオイ、身体は良いのかい?慎ましいねえ。日和ったか?ワタシはアンタの身体が欲しい」
赤鬼はムッとした顔で、顎をさする。
「顔は要らねえのか?なにする気だよ」
「さあて、ナニして欲しい?ご希望どおりやってやるよ」
楽しくて仕方ないと黒鬼はにんまり笑う。
小鬼たちは、キャアキャア言いながら逃げまどう。
酒瓶を倒し酒は流れ、びちゃびちゃと酒を踏む水音が鳴り響く。
「楽しいねえ」
「ああ、最高だ」
ゆらりと動いた二人はあっという間に、己の武器を振りかざす。
ゴロゴロと転がるは、人の首。
むんずと掴んで小鬼に向かって放り投げる。
小鬼達は転がる首を拾い上げ、滴る血に喜び、齧り付く。
「ふん、つまらんねえ。隠れてやられて捨てられて。何しに来たんだ。コイツらは」
「土産もナシかい。手ぶらで来るたあ、不粋だねえ」
身体を蹴って、肴になるモノが無いとわかると興味が失せた。
「「コイツらが喜んでるから、まあ良いか。」」
小鬼の嬉しそうな顔を見て、同時に呟く仲の良さ。
二人は、顔を合わせてブハッと笑う。
「なあなあ、さっきの話は本当かい?」
「あーん?何のことやら、知らないねえ」
「俺ぁマジだぜ。食ってみたい」
「顔だけやるのは、御免だよ」
「じゃあ遠慮なく。全部くれ」
「図々しいねえ」
クスクス笑って黒鬼は、赤鬼の唇に噛み付いた。
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