そこは獣人たちの世界

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第一章

*初々しい口

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肩で息をするような状態のキオの出したのは、苦いとかしょっぱいとかいう変な味でなく甘く感じた。キオのだからなのか、俺が発情してるからなのかはわからないが。
あぁ、でもそろそろ俺もまたきつくなってきた。少しだけ間をおいてキオが落ち着いたところを狙って話を切り出す。

「さて、どうする?このままキオの後ろを準備するか、それとも・・・」

「そ、それとも?」

押さえつけてた足から手を離して、さっき抜いてもらった時のように足を前に出して座りなおす。

「まずは俺が手でやって、キオが手でやってくれたわけだし、俺が口でしたから口でしてくれたりするか?」

まぁ見せびらかすように座ったが、正直やってくれるとは思ってない。俺ですら初めて雄のをくわえたのは何度か同じ店に行って、同じ奴と絡んでいたからだ。

「うっ、そ、その、ガロはどうなの?多分僕下手で歯とか当たっちゃうと思うから、気持ちよくできるかわからないけど、やってほしいの?」

おっと、マジでやってくれるつもりなのか?俺も初めの時は歯を当てまくって店の奴にいたいと言わせてたもんだ。そう思うとキオのを傷つけることなくできたことは経験に感謝だろうな。

「キオの歯って俺のみたいなのじゃないだろ?少し見せてくれるか?」

「え?う、うん。」

ちょっと恥ずかしそうにしながらも、体を起こして口を開けて歯を見せてくれる。前にある四つの歯はちょっとだけ尖ってるようで、今まで見た他の種族の歯ともまた違うが、これくらいならかなり強く噛まれなければ別に痛くないだろう。

「あぁ、これならよほど強くかまれなけりゃちょっと歯が当たるくらいはむしろいい刺激かもな。ほんとにやってくれるのか?」

「ガ、ガロがやってほしいなら、やってもらっちゃったわけだし、その、ちょっとくわえるほうがどんな感じなのかってのも気になるし・・・」

ちょっとだけ、俺のものがピクリと動いた。よく見ればキオの目は俺の顔と俺のものを交互に見るように泳いでいる。あぁ、そうなのかキオ。俺のものに目を奪われているのか。
でもすぐにくわえるようなことはしてこないのは、多分恥ずかしいからなんだろうな。たださっきよりも少しだけ体がこっちに来ている。ほんとにくわえてくれるつもりなんだろう。無理にさせるよりは、ゆっくりキオが自分の口を開いて俺のにくるのを待つ。
少しずつキオは俺のものにと顔を近づけていく。ただ近づけるたびに俺の顔のほうを見てくる。それをほんとにただ黙って見つめるだけだ。
恐る恐ると口を開かせれば、俺のに息がかかるほどに近づいて、まるで味見するかのようにそろりと舌を這わせられて、さすがに体全体の毛が逆立つかと思った。
その舌の動きが初々しすぎてほんとに初めてなんだろうとわかったからってのもあるが、言いようのない優越感というか幸福感というか、そういうのを感じたせいだ。
そしてそっと先端をくわえられる。口が触れた部分は柔らかく、中はほんのりと暖かい。さらに少し大きめにくわえたが、俺のを半分も咥えられないところでちょっとつらそうな顔を見せた。

「無理に奥までくわえようとしなくていいぞ。喉にあたるときついだろ?」

「う、うん。」

くわえたままくぐもった返事をされて、俺のに声が響いてくる。それに行ってたように少し歯が当たってるが、それがむしろいい刺激で、思ってるよりも気持ちいい。
さらに俺がやったように舌を這わせてくる。正直なところ舌のうごきはぎこちなくて気持ちいいには気持ちいいが至るまでにはいかない刺激だ。
だけれどそれ以上に舐められるたびに体中の毛が立つような感覚が襲う。それは紛れもなく幸福感と高揚感によるところだとわかる。それだけで俺のものの先端から歓喜の液が出てきてるだろう。
それをキオが味わうかのように口に含んで舐めているということが、余計に俺を興奮させている。ただチロチロと舐められているだけなのに、俺のはもっと強く脈打ってしまう。
あぁ、出したい。このままキオの口の中に吐き出して、飲ませたい。だからと言って頭を掴んで奥に無理に突っ込むようなことをするのはかわいそうだ。だけどこの刺激じゃ俺は出せそうにはない。

「なぁキオ、舐めるだけじゃなく、吸いだすようにしてくれないか?そうしたら出せると思うんだ。」

「ん・・・」

くぐもった返事をすると、ほんとに俺がお願いしたようにチュッチュッと、まるで子供が乳を吸うかのような音で吸い始めてくれる。さすがに吸われる快楽は結構なもので、腰が浮きそうになるけど、浮かせたら銜えづらくなるから何とか抑える。
これはもう本当に出る、でもいいのか?俺の欲のままに出して、苦しくなるかもしれない、いや、苦しかったらすぐに口を離すか。そう思って、欲のままに線を外して吐き出した。

「ん、んぐっ!」

「っ!お、おい、無理に飲もうとするな!吐き出してもいいぞ!」

そう声をかけたってのに、俺のをそのまま吸い続けてゴクリと喉を鳴らしながら飲んでいく、出し終えるころには飲み切れてない分が口の横からあふれてたけど、7割くらいは飲んじまったんじゃないかと思う。

「んぐはっ、はぁ、だ、出しすぎだよ・・・」

「わ、悪い。って無理に飲むなって言っただろ?」

ぐってりとしながらもこちらに顔を向けてくる、その顔の下が俺の出したもので汚れて、二回目を出したばかりだというのに余計に下が盛り上がる。
出したはずなのに余計に理性が切れそうだ。そっとキオの胸に触れつつ、ゆっくり押し倒していく。力をほとんど入れてないけど、ほぼ無抵抗にキオは体を倒した。

「あの、えっと、ガロ?」

「悪い、続けて俺が気持ちよくなることになるが、ここ、使わせてもらうからな?」

キオの下の奥の穴にと指を這わせると、キオの体は一層にこわばる。ただそうされてももう止められそうにない。正直俺のものはくわえてもらったが、半分もふれてない状態だったわけで、もっと奥で快楽を感じたい。
それにはやっぱりここを使うしかない。もちろん初めてなのはわかってる。だからまずは潤滑油を手に取った。
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