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第一章
*役員仕事が終わり
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やっと今日のノルマが終わった。もう日が落ちちまったぞ。まったくじじいめ、俺がこういうのは苦手なのは知ってるはずなのに俺のところにどっさり置きやがって、まぁ隣の奴もそこそこ多かったようだが。
「悪いが先に上がるぞ。」
「えぇ!?あれだけあったのに終わったんですか?さすがガロさん、そういうのもはやいんですね。」
「どうだろうな、ギルド役員としての仕事じゃなければ経験がないわけじゃないが。むしろ慣れてるはずのお前がまだ残ってるのはどうなんだ?」
「あはは、おっしゃるとおりです。これから仮眠室ですか?」
「いや、俺はじじいから特別許可を得てるから帰宅する。じゃあな。」
「えぇ!?うらやましい・・・」
たしか隣の奴も1年前からはいたはずだが、こいつだけじゃなくほかのちょっと遠くに座ってる役員の奴らもまだ書類と格闘してるみたいだな。
この町の奴らから来た依頼に謝礼を決めたり、近隣の村からの農作物の納品報告だったり、その村付近であまり見ないはずの少し危険な魔物が出たとかの緊急めな依頼だったりといろいろあったが、隣の奴のをチラ見してた限り、一番時間かかってるのは魔物関係なんだろうな。
魔物討伐が必要な依頼にもこの町付近だけなわけはなく、近隣の村付近の魔物の素材を要求されることはある。その魔物の細かな詳細をいちいち図鑑を使って確認してちゃ時間もかかるだろうな。
まぁ仕方ないことなのかもしれないか。名前だけで見てもすぐに姿が出てこないんだろう。下手したら戦ったこともないかもしれないからな。
ギルド役員といっても俺のようにランクAでSになるためにやるというやつはめったにいないだろうからな。ほとんどの奴はCに上がるためにやるか、役員としてずっと仕事してるやつのはずだ。
役員の仕事は依頼受付とこの書類整理、あとたまに新人研修程度と、比較的簡単な仕事で収入も安定するからな。唯一きついのはなかなか帰宅できないことか。
まぁ俺には関係ないことだ。やることはやったし、じじいには何も言われないだろ。昼に食ったキオの作ってくれたパンはすごくうまかったのはいいんだが、少し足りなかったせいで腹がかなり減っちまった。キオは訓練所にいるだろうか?
すぐに訓練所に向かうと、朝に入ったところで中が見える状態のままキオが的に向かって剣を振ってるところが見えた。ちゃんとやってるのは感心だな。
しかし、狼種の姿のままか。まぁ昨日はコブを入れずとも3回もやっちまったもんな。おそらくかなり長い状態なんだろうな。
「おう、やってるな。」
「あ、ガロ。そっちも終わった?」
「あぁ、終わったぞ。腹も減ったし、帰ろうか。」
「うん、お疲れさま、えっとこれはどう片付ければ?」
「あぁ、そうだったな。」
確かにキオに片付け方を教えてなかったな。ささっと的と木剣を壁の中にと片付ける。まぁ見てただろうから次からはキオが片付けられるだろう。
「よし、帰るぞ。」
「あっという間だったね、でもしまい方はわかったよ。次からは大体このくらいの時間になったらしまっておくね。」
「あー、このくらいに終わるかはわからないけどな。」
仕事量は依頼数で変わってくる。あとは俺の知識にない魔物とかでもいなきゃ今日より早いくらいかもしれない。
「ん、分かった、じゃあガロが来るまでがっつりやってるよ。」
「そうするといい。あぁそれと、明日に一度じじいがお前を見たいってさ。」
「えぇ!?もう明日に昇格試験ってこと?」
「そういうわけじゃないが、まぁ魔法については俺よりもよくわかるからな。何か詰まってるところがあれば聞いておくといい。昼過ぎくらいに入ろうとしてくるから、その時に一度障壁を解除してくれ。初めから入ってないやつは入れないようになってるからな。」
「試験じゃないならよかったよ、解除については了解。解除のやり方も前見たし多分大丈夫。」
「まぁ今からも見せるからそれで覚えてくれ。」
といっても魔道具に触れるだけだから覚えることも何もないんだが、まぁ見ていたいならしっかり見ればいいさ。
俺とキオの昇格が終わればおそらくほかの街に俺が行くことになる。家で待たせていた方が安全かもしれねぇが、それはストレスもたまるだろうし、俺としても近くにいてほしい。
「それにしても明日見たいって話にはなんでなったの?」
「あぁ、昼に俺がキオに剣を教えただろ。昼めし後に仕事の調子を聞きに来られてな。もちろん朝にキオの面倒見てたのはじじいも知ってたから、結構いい感じだったと話したら見たいって言いだしたんだよ。」
「あー、なるほど、じゃあ魔法よりも剣を見たいってことなんだね。」
「まぁそうだろうな。ちなみに俺はその時一緒にいれないからな。というか明日は朝から早めに書類整理を終わらせるつもりだ。今日はだいぶ遅くなっちまったからな。」
「かなり長かったなとは思ってたけど、どのくらいなの?」
「もう日が落ちてるぞ。早く帰って飯を食いたいところだ。」
「うぇ!?そんなに!?結構夢中になってて気が付かなかったや。そういえばぼくもおなかペコペコかも。」
まぁここは日も入らないし集中したらそうなるのもわかる。だが腹の減りも忘れるくらいに集中してたのか。魔法のほうが多かったんじゃないだろうな?まぁ的の感じからもしっかり剣もやってたようだし、そこらへんは言わないでおいてやるか。
「悪いが先に上がるぞ。」
「えぇ!?あれだけあったのに終わったんですか?さすがガロさん、そういうのもはやいんですね。」
「どうだろうな、ギルド役員としての仕事じゃなければ経験がないわけじゃないが。むしろ慣れてるはずのお前がまだ残ってるのはどうなんだ?」
「あはは、おっしゃるとおりです。これから仮眠室ですか?」
「いや、俺はじじいから特別許可を得てるから帰宅する。じゃあな。」
「えぇ!?うらやましい・・・」
たしか隣の奴も1年前からはいたはずだが、こいつだけじゃなくほかのちょっと遠くに座ってる役員の奴らもまだ書類と格闘してるみたいだな。
この町の奴らから来た依頼に謝礼を決めたり、近隣の村からの農作物の納品報告だったり、その村付近であまり見ないはずの少し危険な魔物が出たとかの緊急めな依頼だったりといろいろあったが、隣の奴のをチラ見してた限り、一番時間かかってるのは魔物関係なんだろうな。
魔物討伐が必要な依頼にもこの町付近だけなわけはなく、近隣の村付近の魔物の素材を要求されることはある。その魔物の細かな詳細をいちいち図鑑を使って確認してちゃ時間もかかるだろうな。
まぁ仕方ないことなのかもしれないか。名前だけで見てもすぐに姿が出てこないんだろう。下手したら戦ったこともないかもしれないからな。
ギルド役員といっても俺のようにランクAでSになるためにやるというやつはめったにいないだろうからな。ほとんどの奴はCに上がるためにやるか、役員としてずっと仕事してるやつのはずだ。
役員の仕事は依頼受付とこの書類整理、あとたまに新人研修程度と、比較的簡単な仕事で収入も安定するからな。唯一きついのはなかなか帰宅できないことか。
まぁ俺には関係ないことだ。やることはやったし、じじいには何も言われないだろ。昼に食ったキオの作ってくれたパンはすごくうまかったのはいいんだが、少し足りなかったせいで腹がかなり減っちまった。キオは訓練所にいるだろうか?
すぐに訓練所に向かうと、朝に入ったところで中が見える状態のままキオが的に向かって剣を振ってるところが見えた。ちゃんとやってるのは感心だな。
しかし、狼種の姿のままか。まぁ昨日はコブを入れずとも3回もやっちまったもんな。おそらくかなり長い状態なんだろうな。
「おう、やってるな。」
「あ、ガロ。そっちも終わった?」
「あぁ、終わったぞ。腹も減ったし、帰ろうか。」
「うん、お疲れさま、えっとこれはどう片付ければ?」
「あぁ、そうだったな。」
確かにキオに片付け方を教えてなかったな。ささっと的と木剣を壁の中にと片付ける。まぁ見てただろうから次からはキオが片付けられるだろう。
「よし、帰るぞ。」
「あっという間だったね、でもしまい方はわかったよ。次からは大体このくらいの時間になったらしまっておくね。」
「あー、このくらいに終わるかはわからないけどな。」
仕事量は依頼数で変わってくる。あとは俺の知識にない魔物とかでもいなきゃ今日より早いくらいかもしれない。
「ん、分かった、じゃあガロが来るまでがっつりやってるよ。」
「そうするといい。あぁそれと、明日に一度じじいがお前を見たいってさ。」
「えぇ!?もう明日に昇格試験ってこと?」
「そういうわけじゃないが、まぁ魔法については俺よりもよくわかるからな。何か詰まってるところがあれば聞いておくといい。昼過ぎくらいに入ろうとしてくるから、その時に一度障壁を解除してくれ。初めから入ってないやつは入れないようになってるからな。」
「試験じゃないならよかったよ、解除については了解。解除のやり方も前見たし多分大丈夫。」
「まぁ今からも見せるからそれで覚えてくれ。」
といっても魔道具に触れるだけだから覚えることも何もないんだが、まぁ見ていたいならしっかり見ればいいさ。
俺とキオの昇格が終わればおそらくほかの街に俺が行くことになる。家で待たせていた方が安全かもしれねぇが、それはストレスもたまるだろうし、俺としても近くにいてほしい。
「それにしても明日見たいって話にはなんでなったの?」
「あぁ、昼に俺がキオに剣を教えただろ。昼めし後に仕事の調子を聞きに来られてな。もちろん朝にキオの面倒見てたのはじじいも知ってたから、結構いい感じだったと話したら見たいって言いだしたんだよ。」
「あー、なるほど、じゃあ魔法よりも剣を見たいってことなんだね。」
「まぁそうだろうな。ちなみに俺はその時一緒にいれないからな。というか明日は朝から早めに書類整理を終わらせるつもりだ。今日はだいぶ遅くなっちまったからな。」
「かなり長かったなとは思ってたけど、どのくらいなの?」
「もう日が落ちてるぞ。早く帰って飯を食いたいところだ。」
「うぇ!?そんなに!?結構夢中になってて気が付かなかったや。そういえばぼくもおなかペコペコかも。」
まぁここは日も入らないし集中したらそうなるのもわかる。だが腹の減りも忘れるくらいに集中してたのか。魔法のほうが多かったんじゃないだろうな?まぁ的の感じからもしっかり剣もやってたようだし、そこらへんは言わないでおいてやるか。
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