そこは獣人たちの世界

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第一章

噛みつかれて

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中にチーズ、お肉をそれぞれ挟んだパンは丸くふんわり焼きあがってしまった。おいしそうなのはいいんだけどこりゃどこで食べてもいい感じだ。

「ほぉ、焼きあがったのか、一個試しに食べてもいいか?」

「え、う、うん。どうぞ。」

大きい肉まんのような丸いパンをちぎることなくガブリとがじりついた。ちらっと断面を見るとどうやらお肉入りだったようだ。

「ほぉ、うめぇ。しかもこれならパンくずも出ねぇし汚れる心配もなさそうだな。」

「そ、そうだね。」

満足そうに言ってるはずなのにガロの言葉が重い。肩にかけてる手にも、なんか力入ってる。いつもだったら振りむいてるけど、ガロのほうを見ることができない。

「よし、風呂も入った、飯も準備できた。部屋に行くか。」

「うっ、うん。」

言葉に詰まりそうになったけど、拒否できる雰囲気ではない。おとなしく、いや、引っ張られながら寝室にと連れ込まれた。
その勢いのままベットに押し倒される。って、まだ服も脱いでないのに覆いかぶさってきた!?

「が、ガロ、服、脱がないと。」

「ん、あぁ、さすがに裂いちまうのはもったいないか。」

そういうと覆いかぶさったまま器用に僕の上の服もズボンも脱がされて、ガロもさっと服を脱ぎ捨てる。あまりの早業に反応できなかった。

「さぁ、始めようか。」

生唾を飲むしかなかった。合わせようとしなかった目を無理やり合わされる。いつものギラギラした目が何割にもましてぎらついている。
見つめあう時間はそんな長くなく、ガロの顔が血数いてくる。キスされるもんだと構えてたら、僕のマズルになった口を過ぎて首元に息がかかる。

「が、ガロ?ま、まさか、あがぁぁ!?」

ガブリと、首元に、一昨日かまれたとこと同じところに、ガロの歯が食い込む。痛い、はずなのに、その中にほのかに快楽を感じてる僕は、ほんとにおかしくなってしまったんだろう。
噛みつかれてると、抵抗しちゃいけないという気持ちが強くなっていく。支配されたいというような気分。だからガロがそのまま僕の後ろに指をなぞり、指をすこし入れられても、細かく声あっあっとつぶやくだけしかできなかった。

「さすがに潤滑油がないときつそうか。」

いったん僕の首元から口を引いてガロが潤滑油を手にしたようで、お尻にぬめるのある指が入り込んでくる。それも一気に3本同時に!?無理だと思ったけど、無理だなんて言わせないといわんばかりに首元に噛みついてきた。さっきとは違ってゆっくりとだけど、さっきよりも噛みつきが深い。血が出ちゃうんじゃないかと思うくらいに。
でも血は出ていないんだと思う。すごい食い込みに意識が奪われてたけど、そっちだけじゃなくお尻にも意識が行くくらいには余裕があるからだ。僕の穴は3本一気に入れられたはずなのに、潤滑油なしの抵抗してた感じがどこにもないかのように受け入れてしまってる。
僕の中をガロの太い指がそれぞれにうごめいて、僕を内側から刺激する。僕の肩に食いついたガロはそれだけじゃなく、時々牙を浮かして、跡のついたところをわざとなめとり始める。それが何とも言えない刺激で、僕は喘ぎ声を漏らしていた。

「んんっ、あぁ・・・」

「どうだ、意外と気持ちいいだろ?」

「わか、んな、い。」

「そうか、ずっとやってればわかる。」

わかってたことだけど解放してくれそうにない。またあとと同じところにガロの牙が立てられる。見えてないはずなのに器用にやるもんだなんて逃避的なことを考えないと、自分を保てそうにない。
僕の後ろは一昨日のあれのせいで柔らかくほぐされてしまったようで、潤滑油はたっぷりと塗られているようだけど、ガロの指がさらにもう一本入ってくる。ガロの親指の付け根のところまで、僕の中に入り込んできてる。
僕の中で四本の指をぐりぐりと動かすと、また肩から口が離れていく。その口は満足そうに大きく怖いほどににやついていた。

「昨日できなかったからしまっちまったかと思ったが、ちょうどいいままだな。これなら潤滑油だけで行けそうだ。」

「あっ、あっ、がろ、まっって。」

「待てねぇよ。」

「んぁぅ、んがぁぁ!」

潤滑油をさっとぬっただけでガロのがあてがわれ、僕の中にと入り込んできた。直後にガロにまた首元に牙を立てられて吠えてしまう。
体中軽く痙攣させながらも、何とか息を整えようとするけど、ガロのがズイズイと入ってきて、整える暇もなく、引きつるような呼吸しかできない。
ガロのコブが、僕のお尻に張り付く。だけどそこでガロは止まらない。ぐいぐいと押し込まれて、ほぐされた僕の穴はゆっくりとだけど、ガロのコブを受け入れ始めていく。
初めて弛緩ジェルで受け入れたときと同じくらいに、きつい。だけど、確実に、ガロのコブは僕の穴を広げ、ガロのが奥にと突き進んでくる。
一番大きいところまで広げられたら、跡は奥の壁だけだけど、そこも一昨日に散々つ切れられたせいか、それほど抵抗なく突き入れられてしまう。でも突き入れられた感触は以前のままで、肩に食い込む牙も強くなってるのもあってか僕は大きくあぁぁぁぁと情けない声を上げていた。
入りきってから動きが収まって、ようやく呼吸が整えられる余裕ができた。はぁ、はぁ、はぁと細かい呼吸をしてたけど、ようやく収まってきたところで、ガロが一度牙を引いた。

「まだまだ時間は浅いんだぜ?今からそんな調子で大丈夫か?」

「だ、だいじょうぶじゃ、ないよ。」

「そうか、でもまぁ、これも訓練だと思うしかねぇな?」

「うぅ、で、できるだけ、手加減を、お願いします。」

そう言うしかなかった。とてもじゃないけどぎらついた眼を拒否できる雰囲気じゃない。というか、体半分ほど乗ってて逃げたりもできないし、つながっちゃってるし。
僕はこの後どうなるのかわからないけど、もう体をガロに預けて、好きにされることしかできないということだけはひしひしと伝わってきた。
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