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第一章
雷練習開始
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結局昨日はほとんどを寝て過ごすことになったわけで、一応少し体が動くようになったところで遅めの昼食をガロの分は特に多めに作ることになった。朝はちょっと残してたらしい昨日のパンを食べただけだったようだ。
ちなみに僕もお昼はかなり食べた。前までじゃ考えられない量を食べた。朝抜いたのと昨日の疲れが空腹を増大させたんだと思う。
夕飯も多めに食べて、もしかしたら食べる量は今後も増えていくのかもと思わざるを得なかった。だってその夜もコブまではさすがにれられなかったけどすることになったわけだから。
少しでも量食べて体力をつけたほうがいいと言われたけど、確かにその通りかもとおもう。もちろん体力をつけるのは食うだけじゃなく訓練もだ。
打ち込みの練習が本格的に始まった。今までの打ち込み方を覚えていただろといわれてそれを反復練習させられたわけだ。さすがに罰ゲームはなしで。
魔法練習なしで一日中打ち込み練習させられてぐったりだったけど、お風呂に入って少し疲れが取れたかと思えば、またガロとの行為で疲れがたまる。
朝にもちょっとけだるさが残りつつも、さすがにまた寝続ける日があるわけにはいかないとある程度は加減してくれたらしい。ただだるいながらに昨日も作ったビャクラクさんの分も一緒に作るわけで。
気だるいながらもそろそろ頃合いとからあげサンドを作ることにした。小さめに作ったからあげを横切りパンにサンドしてマヨネーズをたっぷりかける。かなり凝ってるとしたお昼だけど、ガロにはとてつもなく感動されて明日もこれを作れと言われてしまった。
ついでに言うとその日の昼食を終えてちょっとしたらビャクラクさんが来て、ビャクラクさんにもできるだけ同じのを頼むといわれてしまった。時間的にはかからないけど結構手間なんだよなぁと思うけど、二人に詰められるとさすがに同じのを作るしかないよね。
二日の打ち込み訓練の次の日にようやく魔法訓練をさせてもらえた。ただし火ではなく雷を使う訓練だ。火もまだまだだと思ってたんだけど、雷じゃないとガロが支持しにくいという理由でだ。
雷といえばすごく聞こえはいいけど、今僕ができるのは静電気の集まりみたいなのが米粒ほどに集まったもので、当てても小さくばちっとなるくらいなものだ。
「威力が弱いみたいだな。もう少し俺の雷を見て真似てみるか?」
「うーん、じゃあおねがい。」
ガロの出す雷は青というよりも黒に近い色で、大きなビー玉くらいの大きさだがきれいな球体だ。言いはしないけど大きさはわざと小さくしてくれているんだと思う。
これを見るのは二度目、さっき始める前に見せてもらったんだけど、あんな色の雷にはならない。僕のは薄すぎて白色にも見えてくるほどうっすい青色で、音もガロのはごろごろと聞こえるのに僕のはよくてばちばち、いや、パチパチくらいが妥当かもしれない。
「見たらできるというのはできるみたいだが、さすがに属性の質までは同じじゃないみたいだな。それでもそうやって発動できるだけすごいんだぞ?」
「うーん、他の人の初めてを見たことがないから実感は薄いんだけどね。」
そうはいっても他の人と並行してできるわけがない。僕の覚えが早いというのは言われてるからわかるし、それで比べて悲しい思いをしてほしくない。それ以前に万が一僕が元の姿に戻ったらと思えば、できるだけほかの人と一緒にはいない方がいい。
まぁさすがにもう元の姿に戻ることはよっぽどのことがない限りないだろう。だってこうも毎日ガロに抱かれているのだから。まぁ嫌ではないんだけど。
「仕方ねぇ、少しずつ質を上げれるようにするしかないか。質というか威力という方がいいか?とにかく反復練習しかないんだけどな。」
「あ、やっぱり?繰り返しが必須?」
「そりゃそうだな。使い慣れてくるとだんだんと魔力の色が濃くなっていく。もしくは色が変わっていく。たしかすごい火、いや、炎使いは青い炎を出せるとかだったか?」
「おー、そんなのも出せるようになるんだ。」
たしか完全燃焼してる火が青くてそうじゃないと赤いんだったかな。火じゃなく炎と表現しているところからも可燃料が段違いなんだろう。
「俺も本人の魔法を見たことはないんだが、何度かあったことはある。確かに魔素保有量は俺よりも高いだろうな。」
「それって、ガロよりも強いってこと?」
「どうだろうな?戦っても負けない自信はあるが戦いたくない相手だな。戦うことは衣装ないだろうけどな。相手はギルドマスターだ。」
魔素保有量は高いといいつつ負ける気はないところがすごい。というかその人ギルドマスターってことはビャクラクさんのように偉い人ってことだから戦うことになっちゃまずいじゃん。
まぁ僕が強いかどうかなんて聞いたからそんな答えが帰ってきたんだと思っておこう。
「はぁ、まぁそのレベルにまで僕が慣れるとは思ってないよ。だって僕、いろんな属性があるんでしょ?あれもこれも手を付けたいから一つの属性が強いってことにはならないと思うんだよね。」
「お前な・・・」
「でもいろんな属性が使えたほうが戦闘面では有利でしょ?ただでさえ僕の魔法はなんか大きくならないし。」
「それはそうだな。大きくならないかどうかは成長しなきゃわからないが、もし今のままならいろいろな属性を使い分けれた方がいいか。」
どうやらいろんな属性が使えたほうがいいってところはガロも同意らしい。よかったよかった。自分と同じ雷だけ集中しろとか言い出さなくって。
確かにガロと同じ魔法を使えるのもいいけど、やっぱりガロの役に立つならむしろ違う属性をできるだけ使った方が補助もできるはずだからね。
「だが、今はまず雷だ。もっと集中しろ。今のままじゃ魔物に放っても足止めになるかすら怪しいぞ。」
「それは僕も同感。」
たとえ使える属性が増えても戦闘に役に立たなきゃ意味がない。一つ一つ反復練習して戦闘レベルにまで引き上げることは必要だ。まず今はガロ先生による雷を習得しないとね。
ちなみに僕もお昼はかなり食べた。前までじゃ考えられない量を食べた。朝抜いたのと昨日の疲れが空腹を増大させたんだと思う。
夕飯も多めに食べて、もしかしたら食べる量は今後も増えていくのかもと思わざるを得なかった。だってその夜もコブまではさすがにれられなかったけどすることになったわけだから。
少しでも量食べて体力をつけたほうがいいと言われたけど、確かにその通りかもとおもう。もちろん体力をつけるのは食うだけじゃなく訓練もだ。
打ち込みの練習が本格的に始まった。今までの打ち込み方を覚えていただろといわれてそれを反復練習させられたわけだ。さすがに罰ゲームはなしで。
魔法練習なしで一日中打ち込み練習させられてぐったりだったけど、お風呂に入って少し疲れが取れたかと思えば、またガロとの行為で疲れがたまる。
朝にもちょっとけだるさが残りつつも、さすがにまた寝続ける日があるわけにはいかないとある程度は加減してくれたらしい。ただだるいながらに昨日も作ったビャクラクさんの分も一緒に作るわけで。
気だるいながらもそろそろ頃合いとからあげサンドを作ることにした。小さめに作ったからあげを横切りパンにサンドしてマヨネーズをたっぷりかける。かなり凝ってるとしたお昼だけど、ガロにはとてつもなく感動されて明日もこれを作れと言われてしまった。
ついでに言うとその日の昼食を終えてちょっとしたらビャクラクさんが来て、ビャクラクさんにもできるだけ同じのを頼むといわれてしまった。時間的にはかからないけど結構手間なんだよなぁと思うけど、二人に詰められるとさすがに同じのを作るしかないよね。
二日の打ち込み訓練の次の日にようやく魔法訓練をさせてもらえた。ただし火ではなく雷を使う訓練だ。火もまだまだだと思ってたんだけど、雷じゃないとガロが支持しにくいという理由でだ。
雷といえばすごく聞こえはいいけど、今僕ができるのは静電気の集まりみたいなのが米粒ほどに集まったもので、当てても小さくばちっとなるくらいなものだ。
「威力が弱いみたいだな。もう少し俺の雷を見て真似てみるか?」
「うーん、じゃあおねがい。」
ガロの出す雷は青というよりも黒に近い色で、大きなビー玉くらいの大きさだがきれいな球体だ。言いはしないけど大きさはわざと小さくしてくれているんだと思う。
これを見るのは二度目、さっき始める前に見せてもらったんだけど、あんな色の雷にはならない。僕のは薄すぎて白色にも見えてくるほどうっすい青色で、音もガロのはごろごろと聞こえるのに僕のはよくてばちばち、いや、パチパチくらいが妥当かもしれない。
「見たらできるというのはできるみたいだが、さすがに属性の質までは同じじゃないみたいだな。それでもそうやって発動できるだけすごいんだぞ?」
「うーん、他の人の初めてを見たことがないから実感は薄いんだけどね。」
そうはいっても他の人と並行してできるわけがない。僕の覚えが早いというのは言われてるからわかるし、それで比べて悲しい思いをしてほしくない。それ以前に万が一僕が元の姿に戻ったらと思えば、できるだけほかの人と一緒にはいない方がいい。
まぁさすがにもう元の姿に戻ることはよっぽどのことがない限りないだろう。だってこうも毎日ガロに抱かれているのだから。まぁ嫌ではないんだけど。
「仕方ねぇ、少しずつ質を上げれるようにするしかないか。質というか威力という方がいいか?とにかく反復練習しかないんだけどな。」
「あ、やっぱり?繰り返しが必須?」
「そりゃそうだな。使い慣れてくるとだんだんと魔力の色が濃くなっていく。もしくは色が変わっていく。たしかすごい火、いや、炎使いは青い炎を出せるとかだったか?」
「おー、そんなのも出せるようになるんだ。」
たしか完全燃焼してる火が青くてそうじゃないと赤いんだったかな。火じゃなく炎と表現しているところからも可燃料が段違いなんだろう。
「俺も本人の魔法を見たことはないんだが、何度かあったことはある。確かに魔素保有量は俺よりも高いだろうな。」
「それって、ガロよりも強いってこと?」
「どうだろうな?戦っても負けない自信はあるが戦いたくない相手だな。戦うことは衣装ないだろうけどな。相手はギルドマスターだ。」
魔素保有量は高いといいつつ負ける気はないところがすごい。というかその人ギルドマスターってことはビャクラクさんのように偉い人ってことだから戦うことになっちゃまずいじゃん。
まぁ僕が強いかどうかなんて聞いたからそんな答えが帰ってきたんだと思っておこう。
「はぁ、まぁそのレベルにまで僕が慣れるとは思ってないよ。だって僕、いろんな属性があるんでしょ?あれもこれも手を付けたいから一つの属性が強いってことにはならないと思うんだよね。」
「お前な・・・」
「でもいろんな属性が使えたほうが戦闘面では有利でしょ?ただでさえ僕の魔法はなんか大きくならないし。」
「それはそうだな。大きくならないかどうかは成長しなきゃわからないが、もし今のままならいろいろな属性を使い分けれた方がいいか。」
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確かにガロと同じ魔法を使えるのもいいけど、やっぱりガロの役に立つならむしろ違う属性をできるだけ使った方が補助もできるはずだからね。
「だが、今はまず雷だ。もっと集中しろ。今のままじゃ魔物に放っても足止めになるかすら怪しいぞ。」
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