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第二章
ウォータガン強化
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今日は昨日のガロの予定通りにとりあえずギルドに行くことになった。魔法訓練が主になるらしい。ガンの魔法の強化か、ドラドさんが来ていたら土と樹の魔法を教えてもらうそうだ。
「カレントは、さすがに来てないか。」
ギルドについてちょっとあたりを見回してそっと息を吐いて、そのまま地下の訓練場に連れてこられた。結構早い時間なのに王都の訓練場はもう5つも埋まってる。地下二階もあるんだっけ?でも普通なら上から使うかな?いや、気に入ってて下を使ってる人がいるかも?
どうでもいいことを考えつつ、ガロについて歩き奥の一か所を陣取る。でもいつもの半透明な障壁じゃなく試験の時にだけ張ったちょっとうす暗い障壁が張られた。
「あれ、これって外から見えない方の障壁だよね?」
「そうだ。あとからドラドさんが来るかもしれない。その時他の奴に2属性を覚えることを見られない方がいい。」
「な、なるほど。」
あたりを見渡すガをみて、今後一人でギルド訓練するときうっかりいろんな属性を見せない方がいいかなって思った。
「俺のパートナーだからな。突出した力があるのはいいことだが、せめてDランクくらいはないと見せるわけにはいかない。」
「え、Dランクになったら別に見せていいの?」
「あぁ。そもそも覚えたいろんな属性をつかってでも本当に危ないときは身を守れ。もちろん俺がずっと見ていてやるつもりではいるが、インフィリアではそうも言ってられないかもしれないからな。」
そっか、インフィリアってそんな危険なところなんだな。あれ、でもそれってこの間のトリプルショットはかなりまずかった?確か普通の障壁でやっちゃったはずだ。
「ね、ねぇガロ。もしかしてこの間のトリプルショットはあんまり見せない方がよかった?」
「まぁそうだな。幸い俺が目を光らせていたから覗いてくるようなやつらはいなかったが、俺とカレントが訓練すると聞いて興味を持ってたやつは多いだろうな。今後はお前のことを見ようとするやつは多くなるだろう。俺が訓練にずっと付き合うわけにもいかない。俺には俺の準備もあるからな。」
「ガロだけでする準備ってこと?」
「まぁそういうことだ。とりあえず今から上に戻ってここに入ってることをカレントに伝わるように受付に言付けを頼んでくる。その間、昨日カレントから聞いたガンの強化でもするといいんじゃないか。」
「え、ちょ、ガロ?」
「そんなせず戻るはずだ。頑張れよ。」
そんなせず戻るって反論する前にさっさと出て行ってしまった。まぁいいんだけど、なんか最後のほうだけ不機嫌だったきがする。なんでだろう?
まぁ言われた通り僕はガンの強化をしよう。確か根元の発射に爆発属性を使ったらどうかみたいなことを水竜に言われたんだよね。確かに元の世界の銃はそんな仕組みだった。
今やってるのは根元で魔素の塊を破裂させて水の弾丸を打ち出してる状態だ。水なら弾丸部分を作るのはもう慣れたもんだ。いつもはこれの根元を魔素の塊にするけど、そうじゃなく、そこに爆発属性を付けるってことか。
うーん、イメージはできる。でも難しい。同時に属性を扱うのはエレプスさんに教わったちっちゃい粒を回すあれだけだ。実は細かい操作は全然うまくいってない。
トリプルショットは同時じゃなく3種をそれぞれ撃ってるからあれじゃ参考にならない。それでも二つ同時でいいなら、一応は水の弾丸と爆属性の粒を作ることはできる。
・・・もう無理やりくっつけようとせず、粒を根元に入れて魔素の筒で打ち出してみるのはどうだろうか?よしやってみよう。その前に一応的を出しておくか。
一度集中を切ると出していた水の弾丸も爆属性の粒も霧散する。障壁に打ち込んでも無事だっただろうし、つかった魔力が霧散するのももったいなかったから、先に打ち込んでみてもよかったかも。
まぁ霧散しちゃったものはもうしょうがない。壁からいつもの十字の的を取り出して設置する。魔素の筒を作り、根元に爆属性の粒、できるだけくっつけるように水の弾丸を作り出し、爆属性を破裂させる。
「うぉぁ!?」
手元でドゴンとすごい音が鳴って思わず集中が途切れる。筒が霧散し、水の弾丸は発射され切らずにはじけ散ったが、それほど広がる前に集中が切れたせいか霧散してしまった。
「もう一回・・・掛け声も忘れてたや。行くぞ、ウォーターショット!」
さっきと同じように準備し、破裂させる。今度はドゴンという音にびっくりしたりしない。筒をまっすぐにすごい勢いよく打ち出された。狙っていた十字の的のクロス部分をすごい速さで貫き、障壁の壁に水がぶつかると、ビシャァン!とけたたましい水音とともにはじけ飛んだ。
「お、おぉ、うまくいった。」
「すごいな。これなら火や雷、うまく分散させれば爆もガンで打ち出せるんじゃないか?」
「あれ、ガロ?いつの間に?」
後ろから声をかけられて振り返ればもうガロが帰ってきていた。
「行くぞといったところでちょうど入ってきちまったからな。さすがに声をかけるのはどうかと思ってな。」
「その時に声かけられてたらびっくりして魔法が霧散してたかも。」
「そのくらいで驚いて霧散するようじゃダメなんだがな。とりあえずまだカレントは来てない。来れば受付で確認して降りてくるだろう。障壁をノックされても気を散らすんじゃないぞ?」
「わかってるよ。とりあえず次は火をやってみる。」
ガロの言うとおり、次はファイアガンを試した。前やった時は打ち出すときに手元で破裂して魔素の筒を壊しちゃってたけど、爆属性で発射させるとすんなりといってくれた。これも的をえぐい速度で貫いて壁に激しくぶつかってたし、いい武器になりそうだ。
「カレントは、さすがに来てないか。」
ギルドについてちょっとあたりを見回してそっと息を吐いて、そのまま地下の訓練場に連れてこられた。結構早い時間なのに王都の訓練場はもう5つも埋まってる。地下二階もあるんだっけ?でも普通なら上から使うかな?いや、気に入ってて下を使ってる人がいるかも?
どうでもいいことを考えつつ、ガロについて歩き奥の一か所を陣取る。でもいつもの半透明な障壁じゃなく試験の時にだけ張ったちょっとうす暗い障壁が張られた。
「あれ、これって外から見えない方の障壁だよね?」
「そうだ。あとからドラドさんが来るかもしれない。その時他の奴に2属性を覚えることを見られない方がいい。」
「な、なるほど。」
あたりを見渡すガをみて、今後一人でギルド訓練するときうっかりいろんな属性を見せない方がいいかなって思った。
「俺のパートナーだからな。突出した力があるのはいいことだが、せめてDランクくらいはないと見せるわけにはいかない。」
「え、Dランクになったら別に見せていいの?」
「あぁ。そもそも覚えたいろんな属性をつかってでも本当に危ないときは身を守れ。もちろん俺がずっと見ていてやるつもりではいるが、インフィリアではそうも言ってられないかもしれないからな。」
そっか、インフィリアってそんな危険なところなんだな。あれ、でもそれってこの間のトリプルショットはかなりまずかった?確か普通の障壁でやっちゃったはずだ。
「ね、ねぇガロ。もしかしてこの間のトリプルショットはあんまり見せない方がよかった?」
「まぁそうだな。幸い俺が目を光らせていたから覗いてくるようなやつらはいなかったが、俺とカレントが訓練すると聞いて興味を持ってたやつは多いだろうな。今後はお前のことを見ようとするやつは多くなるだろう。俺が訓練にずっと付き合うわけにもいかない。俺には俺の準備もあるからな。」
「ガロだけでする準備ってこと?」
「まぁそういうことだ。とりあえず今から上に戻ってここに入ってることをカレントに伝わるように受付に言付けを頼んでくる。その間、昨日カレントから聞いたガンの強化でもするといいんじゃないか。」
「え、ちょ、ガロ?」
「そんなせず戻るはずだ。頑張れよ。」
そんなせず戻るって反論する前にさっさと出て行ってしまった。まぁいいんだけど、なんか最後のほうだけ不機嫌だったきがする。なんでだろう?
まぁ言われた通り僕はガンの強化をしよう。確か根元の発射に爆発属性を使ったらどうかみたいなことを水竜に言われたんだよね。確かに元の世界の銃はそんな仕組みだった。
今やってるのは根元で魔素の塊を破裂させて水の弾丸を打ち出してる状態だ。水なら弾丸部分を作るのはもう慣れたもんだ。いつもはこれの根元を魔素の塊にするけど、そうじゃなく、そこに爆発属性を付けるってことか。
うーん、イメージはできる。でも難しい。同時に属性を扱うのはエレプスさんに教わったちっちゃい粒を回すあれだけだ。実は細かい操作は全然うまくいってない。
トリプルショットは同時じゃなく3種をそれぞれ撃ってるからあれじゃ参考にならない。それでも二つ同時でいいなら、一応は水の弾丸と爆属性の粒を作ることはできる。
・・・もう無理やりくっつけようとせず、粒を根元に入れて魔素の筒で打ち出してみるのはどうだろうか?よしやってみよう。その前に一応的を出しておくか。
一度集中を切ると出していた水の弾丸も爆属性の粒も霧散する。障壁に打ち込んでも無事だっただろうし、つかった魔力が霧散するのももったいなかったから、先に打ち込んでみてもよかったかも。
まぁ霧散しちゃったものはもうしょうがない。壁からいつもの十字の的を取り出して設置する。魔素の筒を作り、根元に爆属性の粒、できるだけくっつけるように水の弾丸を作り出し、爆属性を破裂させる。
「うぉぁ!?」
手元でドゴンとすごい音が鳴って思わず集中が途切れる。筒が霧散し、水の弾丸は発射され切らずにはじけ散ったが、それほど広がる前に集中が切れたせいか霧散してしまった。
「もう一回・・・掛け声も忘れてたや。行くぞ、ウォーターショット!」
さっきと同じように準備し、破裂させる。今度はドゴンという音にびっくりしたりしない。筒をまっすぐにすごい勢いよく打ち出された。狙っていた十字の的のクロス部分をすごい速さで貫き、障壁の壁に水がぶつかると、ビシャァン!とけたたましい水音とともにはじけ飛んだ。
「お、おぉ、うまくいった。」
「すごいな。これなら火や雷、うまく分散させれば爆もガンで打ち出せるんじゃないか?」
「あれ、ガロ?いつの間に?」
後ろから声をかけられて振り返ればもうガロが帰ってきていた。
「行くぞといったところでちょうど入ってきちまったからな。さすがに声をかけるのはどうかと思ってな。」
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「そのくらいで驚いて霧散するようじゃダメなんだがな。とりあえずまだカレントは来てない。来れば受付で確認して降りてくるだろう。障壁をノックされても気を散らすんじゃないぞ?」
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