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第二章
魔法確認
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明日からまた遠征だっていうのに、結局僕が動き始めれたのは昼過ぎからだった。それも仕方ないでしょ?だって昨日の夜が夜だったから。まぁガロの気持ちもわからないではない。遠征の間してなかったから僕だってそれなりにたまってたみたいだし。
でも無理やり腰を持ち上げられてずっと打ち付けられて、そんなことされたらうまく立ち上がれなくなるに決まってるじゃん。何がもっと体力つけないとなだよ。うぅ。昨日さんざん僕も出したはずなのにまた立ってきた。
というか半分無理やり入れさせられたのはほんと初めの一回だけで、そっからずっとガロが攻めだった。やっぱ僕が入れる側ってのはガロ的にも合わなかったみたい。ガロの中は気持ちよかったけど、僕も別にもう一度とは思わないかな。
正直起きた直後はかなり機嫌が悪かったけど、今はだいぶ落ち着いてる。それもこれも燻製屋に行ったからだ。燻製屋なんて名前だったけど普通に生肉も取り扱っていたし、干し肉とベーコンも売っていた。特に干し肉はかなり安かった。生の肉からちょっと加工費を足したくらい。持ち込んだ肉の干し肉加工もやってるらしく、それがとにかく安い。
店のほうもかなり大きくて冒険者の人たちもかなり多くいた。ガロ曰く、みんなDランク以下だろうってことらしい。ほとんどの人が干し肉加工に並んでいたから、売り場のほうを見てた僕たちはあんまり関係なかったけどね。
そして別の加工のほうにもちらほらと人が並んでいた。加工品はベーコンだけじゃない。ソーセージ、ハム、サラミ、さらにはチャーシューも塊で売っていた。燻製屋っていうか加工肉屋のほうがいいんじゃないかなと思うくらいだ。
生肉はすでに大きい食品店でみたような豚、牛の肉しかなかったし、干し肉もそのままかじるのが主流って話を聞いて当初の目的のベーコン、それとソーセージとハム、チャーシューを買ってもらった。干し肉に比べると加工料金がかなりかかってる。そっちの加工をしてもらってるのは大きい仕事に成功した冒険者らしい。
しいて追加で準備したかったのはそれくらいだったのですぐに王都の家に帰宅、といきたかったけど来たのは王都ギルドの地下訓練場だった。訓練かぁ、まぁお昼は作り置きの残ってたサンドイッチ食べたし、多少は体力も回復してるけど、ちょいつらい。
「つらいって表情してるぞ。まぁ体力を使うようなのはやめておこう。明日はもう遠征だ。だが魔法面に問題がないか確かめるならここしかない。」
「魔法の問題?」
「そうだ。やられたのが性的なことだけってのがどうにも引っかかる。本当に尻尾を入れられただけでそれ以外は問題ないのか確かめておかないとな。」
「な、なるほど。」
一応昨日のも僕に問題ないか確かめるためのことだったって言いたいのかな?でも楽しんでるようにしか思わなかったけど。
「軽くでいい。壁に向かって各属性のショットを打ち込んでみろ。」
「うん。わかった。」
言われた通りに魔力を手に集めて集中する。やっぱり一番に浮かぶのは水。一番扱いやすくてガンでも完全に安定してるからだ。
「ウォーターショット。」
バシャ!と水音をたてて壁にまっすぐぶつかる。まったく違和感はなかったし大丈夫そうだけど、言われたのは各属性だ。次は火を打ち出す。
「ファイアショット。」
ゴウッと音を立てて発射され、壁にぶち当たる。障壁があるとはいえ壁に何度も当ててると、なんか削れたりしそうで怖い気もしてくる。まぁ水竜のつかった水龍砲でもびくともしてなかったし、今の僕じゃどれだけ魔力を込めて何度当てようともなんともないだろうけど。
続けて風、土、爆破、氷、雷、樹と打ち出す。8属性とも特に今までと変わらない感じだ。魔力面でも何か変なことを体にされたってことはなさそうだ。
「その顔だと全く問題なさそうだな。杞憂でよかった。」
「うん。特には問題なさそうだよ。」
「次に行くドーパーはギルドもある大きい町だ。インフィリアのようなことは起きないだろうが、もう攫われたりしないようもっと気をつける。ほんとにすまなかった。」
「あやまらないで。僕が抵抗する間もなくあっけなく攫われちゃったのにも問題あるんだから。」
思ってるよりも僕が攫われたことはガロの中で問題視してるみたいだ。こうして無事戻ってこれたけど、無事じゃなかった可能性も考えれば思いつめるものなのかもしれないけど。
「あぁ、その点は大丈夫だ。ドーパーの遠征が終わった後、次の緊急の遠征がなければがっつりと特訓を入れよう。」
「え、えっと、それは、おてやわらかに。」
「どうだろうな。それはともかく次はガンだ。できる限りでいい。魔力を大量に込めて打ち込んでみろ。」
「ふぅ、わかったよ。」
どういう特訓するつもりかはわからないけど、がっつりってことは日数的な話じゃなくやることがハードって意味合いのほうが強いだろう。ちょっと今だけはガロに緊急の遠征依頼がまた入ったりしないかななんて不謹慎なことを思ってしまう。
でもまぁ、まずないだろう。というか、そんな緊急のことが起こるってのはよくないことだから望んだりしちゃいけないよね。反省。ガロに言われた通り次はガンの準備をする。魔力をできる限り込めてウォーターガンを壁にと打ち込んだ。
でも無理やり腰を持ち上げられてずっと打ち付けられて、そんなことされたらうまく立ち上がれなくなるに決まってるじゃん。何がもっと体力つけないとなだよ。うぅ。昨日さんざん僕も出したはずなのにまた立ってきた。
というか半分無理やり入れさせられたのはほんと初めの一回だけで、そっからずっとガロが攻めだった。やっぱ僕が入れる側ってのはガロ的にも合わなかったみたい。ガロの中は気持ちよかったけど、僕も別にもう一度とは思わないかな。
正直起きた直後はかなり機嫌が悪かったけど、今はだいぶ落ち着いてる。それもこれも燻製屋に行ったからだ。燻製屋なんて名前だったけど普通に生肉も取り扱っていたし、干し肉とベーコンも売っていた。特に干し肉はかなり安かった。生の肉からちょっと加工費を足したくらい。持ち込んだ肉の干し肉加工もやってるらしく、それがとにかく安い。
店のほうもかなり大きくて冒険者の人たちもかなり多くいた。ガロ曰く、みんなDランク以下だろうってことらしい。ほとんどの人が干し肉加工に並んでいたから、売り場のほうを見てた僕たちはあんまり関係なかったけどね。
そして別の加工のほうにもちらほらと人が並んでいた。加工品はベーコンだけじゃない。ソーセージ、ハム、サラミ、さらにはチャーシューも塊で売っていた。燻製屋っていうか加工肉屋のほうがいいんじゃないかなと思うくらいだ。
生肉はすでに大きい食品店でみたような豚、牛の肉しかなかったし、干し肉もそのままかじるのが主流って話を聞いて当初の目的のベーコン、それとソーセージとハム、チャーシューを買ってもらった。干し肉に比べると加工料金がかなりかかってる。そっちの加工をしてもらってるのは大きい仕事に成功した冒険者らしい。
しいて追加で準備したかったのはそれくらいだったのですぐに王都の家に帰宅、といきたかったけど来たのは王都ギルドの地下訓練場だった。訓練かぁ、まぁお昼は作り置きの残ってたサンドイッチ食べたし、多少は体力も回復してるけど、ちょいつらい。
「つらいって表情してるぞ。まぁ体力を使うようなのはやめておこう。明日はもう遠征だ。だが魔法面に問題がないか確かめるならここしかない。」
「魔法の問題?」
「そうだ。やられたのが性的なことだけってのがどうにも引っかかる。本当に尻尾を入れられただけでそれ以外は問題ないのか確かめておかないとな。」
「な、なるほど。」
一応昨日のも僕に問題ないか確かめるためのことだったって言いたいのかな?でも楽しんでるようにしか思わなかったけど。
「軽くでいい。壁に向かって各属性のショットを打ち込んでみろ。」
「うん。わかった。」
言われた通りに魔力を手に集めて集中する。やっぱり一番に浮かぶのは水。一番扱いやすくてガンでも完全に安定してるからだ。
「ウォーターショット。」
バシャ!と水音をたてて壁にまっすぐぶつかる。まったく違和感はなかったし大丈夫そうだけど、言われたのは各属性だ。次は火を打ち出す。
「ファイアショット。」
ゴウッと音を立てて発射され、壁にぶち当たる。障壁があるとはいえ壁に何度も当ててると、なんか削れたりしそうで怖い気もしてくる。まぁ水竜のつかった水龍砲でもびくともしてなかったし、今の僕じゃどれだけ魔力を込めて何度当てようともなんともないだろうけど。
続けて風、土、爆破、氷、雷、樹と打ち出す。8属性とも特に今までと変わらない感じだ。魔力面でも何か変なことを体にされたってことはなさそうだ。
「その顔だと全く問題なさそうだな。杞憂でよかった。」
「うん。特には問題なさそうだよ。」
「次に行くドーパーはギルドもある大きい町だ。インフィリアのようなことは起きないだろうが、もう攫われたりしないようもっと気をつける。ほんとにすまなかった。」
「あやまらないで。僕が抵抗する間もなくあっけなく攫われちゃったのにも問題あるんだから。」
思ってるよりも僕が攫われたことはガロの中で問題視してるみたいだ。こうして無事戻ってこれたけど、無事じゃなかった可能性も考えれば思いつめるものなのかもしれないけど。
「あぁ、その点は大丈夫だ。ドーパーの遠征が終わった後、次の緊急の遠征がなければがっつりと特訓を入れよう。」
「え、えっと、それは、おてやわらかに。」
「どうだろうな。それはともかく次はガンだ。できる限りでいい。魔力を大量に込めて打ち込んでみろ。」
「ふぅ、わかったよ。」
どういう特訓するつもりかはわからないけど、がっつりってことは日数的な話じゃなくやることがハードって意味合いのほうが強いだろう。ちょっと今だけはガロに緊急の遠征依頼がまた入ったりしないかななんて不謹慎なことを思ってしまう。
でもまぁ、まずないだろう。というか、そんな緊急のことが起こるってのはよくないことだから望んだりしちゃいけないよね。反省。ガロに言われた通り次はガンの準備をする。魔力をできる限り込めてウォーターガンを壁にと打ち込んだ。
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