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第二章
リヴァイアサン戦
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悔しがってる場合でもなかった。ちょっとした顔合わせをした後、そのままの足で海方面にと足を進めていく。静かな波の音がすでに聞こえてきている。
「えっと、ちょっと早くない?もっとこう、作戦会議的なのがあるのかと。」
「あぁん?困ってる人たちがいるんだぞ?早くに片付けるべきだろ。それにオレとガロは何度も組んでだいたいの戦闘パターンがある。ドラドとキオが支援役それだけきまりゃいいだろ。」
水竜の言う通りなんだけど、ちょっと心の準備ができてなかった。いや、僕はある程度は安全な位置にいれるんだろうけど、不安に思っちゃうのはしょうがないよね。
「まぁそう思うのは仕方ない。だがリヴァイアサンがいつ港方面に襲いに来てもおかしくないんだ。俺が来たら即行くのは決まってたことだ。」
「あ、そっか、今は海にいてもいつどこに動くかはわからないのか。」
「そうだな。だからこそこちらもガロを急いで呼び出したわけだ。もうすぐ港だ。見えてくるぞ。」
ドラドさんが指さす方には青く澄み切った海が広がる。その綺麗すぎるといえる海の奥のほうにうごめく蛇のような姿が確かに見える。あれがリヴァイアサン。この距離からでも見えてしまう程にでかいってことだ。
「あれはでかいな。前に見たやつの比じゃない。カレントたちはよく平気だったな。」
「まだあいつとは交えてねぇよ。クラーケンで精いっぱいだった。」
「そうか。あれが来たのはクラーケンの後だったのか。」
そんな話をしつつ港からはそれていく。そして海にと少し突き出した丘にとついた。ここからだとさらにリヴァイアサンがよく見えてくる。なんであんなところで留まっているんだってところで泳いでいた。
「あのリヴァイアサンは、なんで住処に戻ったりしないんだろう。」
「追ってきた獲物がいなくなったのは理解しているんだろうが、物足りてないんだろうな。」
「キオ君きになる気持ちはわかるが、早速行くぞ。フィールドクリエイト、フローティングツリー。」
ドラドさんが地面に手を付けると、丘の先からさらに地面が伸びる。丘自体は舗装もなにもされてない海を展望するための丘が伸びるちょっと異様な光景。そしてその伸びた地面に一本の木が生えてきた。
「す、すごい。」
「こんなもんじゃねぇぞ?ドラドはこっからがすごいんだ。」
「それはいいから乗ってくれ。木の近くだ。」
なぜか水竜が自慢してたけど、そこからが本当にすごかった。僕たち4人が木の近くによると、伸びた部分の地面が切れていく。そして完全に丘から切れても地面が浮き続けているのだ。
「初めて見たが、本当にすごいな。これが浮島の由来か。」
「浮島なんて呼ばれてるのはよくわからないがな。島というほど広くはない。」
「いやいや、広いですよ。島ですよこれ!」
「いやぁ、何度見てもすげぇよこれ。」
まさに浮島。僕たち4人がそこそこ楽に乗れてるんだから。しかもその浮いた島がそこそこの速度でリヴァイアサンのほうにと進み始めたのだ。これがドラドさんの力なのか。
「う、うごいてる・・・」
「地面を作りそこに浮き木を根付かせる。その浮き木なら動かせるからね。」
なるほど、島が動いてるんじゃなく樹を動かしていると。いや、それでもすごいことに変わりはないんだけど。ってそれどころじゃない。順調にうごめくリヴァイアサンにと近づいていく。さっき見てたよりも大きく見える。
「よし、この辺でいい。ここからでもキオ、打ち込めるだろ?」
「え?う、うん。たぶん。」
「打ち込むのは雷だけにしておけよ!よし、行くぞガロ!」
すさまじい踏み込みとともにガロも水竜も一気に飛び出して行ってしまった。その踏み込みでちょっと島が揺れたけど、体勢を崩すほどではなかった。とはいえ急に危ないよ。
「まったく危ないやつらだな。すぐ戻ってくるぞ。援護に打ち込んでくれるか?」
「あ、はい!わかりました!」
「リヴァイアサンに当てようとはしなくてもいい。ただ海には当てないようにしてくれ。ないだろうがガロとカレントが感電するかもしれない。空に打ち込むんだ。」
くうにうちこむって言われても、いや、いつも壁に打ち込むのと同じだと思うしかないか。あの二人が感電ってのは確かに考えにくいけど、というよりも感電するとすればリヴァイアサンなはずだろうけど、打ち込まない方がいいっていうなら言われた通りにするだけだ。
「いきます。サンダーショット!」
すでにガロと水竜が突っ込んでいったために余計に強くごめき始めたリヴァイアサンのほうに向けてサンダーショットを打ち込んだ。けれど当然というべきか、リヴァイアサンが大きく潜ったせいで当たることなく、最後のほうはよく見えなかったけど通り過ぎた少し先で多分はじけたと思う。
その直後に二人が島にと戻ってくる。どうやって空中で動けてるのだろうか?というか空中に居られるならこの浮島いらなかったんじゃという疑問も浮かぶ。
「いや、さすがにきついな!それにしてもキオ、サンダーショットの切れがよかったな!あそこまであの威力のまま届くとは!」
「え、えっと、ありがとう。でも当てられなかったよ?」
「当てようとはしてもいいが、当たらないだろうな。俺も今は雷を温存している。とどめようだ。異常によけようとしたから戻ってこれてる。」
あ、なるほど、この浮島に戻ってくるインターバルのために僕のサンダーショットですきを作るのが目的なんだ。それならそこそこ役には立ってるのかな?
「こっちに向かってこられたら本末転倒だぞ。二人とも早く言ってきてくれ。この浮き島を維持するのも楽ではない。」
「あと5回くらいは往復させろ!こっちもぎりぎりなんだ!殴ってる間はあいつを深く潜らせないようにもしなきゃいけねぇからな!」
「今潜られたが行けばすこしは顔をのぞかせるだろう。行くぞ。」
再びガロと水竜が飛び出していく。僕もすぐに次のサンダーショットを準備する。二人が帰ってくる隙を作るために。
「えっと、ちょっと早くない?もっとこう、作戦会議的なのがあるのかと。」
「あぁん?困ってる人たちがいるんだぞ?早くに片付けるべきだろ。それにオレとガロは何度も組んでだいたいの戦闘パターンがある。ドラドとキオが支援役それだけきまりゃいいだろ。」
水竜の言う通りなんだけど、ちょっと心の準備ができてなかった。いや、僕はある程度は安全な位置にいれるんだろうけど、不安に思っちゃうのはしょうがないよね。
「まぁそう思うのは仕方ない。だがリヴァイアサンがいつ港方面に襲いに来てもおかしくないんだ。俺が来たら即行くのは決まってたことだ。」
「あ、そっか、今は海にいてもいつどこに動くかはわからないのか。」
「そうだな。だからこそこちらもガロを急いで呼び出したわけだ。もうすぐ港だ。見えてくるぞ。」
ドラドさんが指さす方には青く澄み切った海が広がる。その綺麗すぎるといえる海の奥のほうにうごめく蛇のような姿が確かに見える。あれがリヴァイアサン。この距離からでも見えてしまう程にでかいってことだ。
「あれはでかいな。前に見たやつの比じゃない。カレントたちはよく平気だったな。」
「まだあいつとは交えてねぇよ。クラーケンで精いっぱいだった。」
「そうか。あれが来たのはクラーケンの後だったのか。」
そんな話をしつつ港からはそれていく。そして海にと少し突き出した丘にとついた。ここからだとさらにリヴァイアサンがよく見えてくる。なんであんなところで留まっているんだってところで泳いでいた。
「あのリヴァイアサンは、なんで住処に戻ったりしないんだろう。」
「追ってきた獲物がいなくなったのは理解しているんだろうが、物足りてないんだろうな。」
「キオ君きになる気持ちはわかるが、早速行くぞ。フィールドクリエイト、フローティングツリー。」
ドラドさんが地面に手を付けると、丘の先からさらに地面が伸びる。丘自体は舗装もなにもされてない海を展望するための丘が伸びるちょっと異様な光景。そしてその伸びた地面に一本の木が生えてきた。
「す、すごい。」
「こんなもんじゃねぇぞ?ドラドはこっからがすごいんだ。」
「それはいいから乗ってくれ。木の近くだ。」
なぜか水竜が自慢してたけど、そこからが本当にすごかった。僕たち4人が木の近くによると、伸びた部分の地面が切れていく。そして完全に丘から切れても地面が浮き続けているのだ。
「初めて見たが、本当にすごいな。これが浮島の由来か。」
「浮島なんて呼ばれてるのはよくわからないがな。島というほど広くはない。」
「いやいや、広いですよ。島ですよこれ!」
「いやぁ、何度見てもすげぇよこれ。」
まさに浮島。僕たち4人がそこそこ楽に乗れてるんだから。しかもその浮いた島がそこそこの速度でリヴァイアサンのほうにと進み始めたのだ。これがドラドさんの力なのか。
「う、うごいてる・・・」
「地面を作りそこに浮き木を根付かせる。その浮き木なら動かせるからね。」
なるほど、島が動いてるんじゃなく樹を動かしていると。いや、それでもすごいことに変わりはないんだけど。ってそれどころじゃない。順調にうごめくリヴァイアサンにと近づいていく。さっき見てたよりも大きく見える。
「よし、この辺でいい。ここからでもキオ、打ち込めるだろ?」
「え?う、うん。たぶん。」
「打ち込むのは雷だけにしておけよ!よし、行くぞガロ!」
すさまじい踏み込みとともにガロも水竜も一気に飛び出して行ってしまった。その踏み込みでちょっと島が揺れたけど、体勢を崩すほどではなかった。とはいえ急に危ないよ。
「まったく危ないやつらだな。すぐ戻ってくるぞ。援護に打ち込んでくれるか?」
「あ、はい!わかりました!」
「リヴァイアサンに当てようとはしなくてもいい。ただ海には当てないようにしてくれ。ないだろうがガロとカレントが感電するかもしれない。空に打ち込むんだ。」
くうにうちこむって言われても、いや、いつも壁に打ち込むのと同じだと思うしかないか。あの二人が感電ってのは確かに考えにくいけど、というよりも感電するとすればリヴァイアサンなはずだろうけど、打ち込まない方がいいっていうなら言われた通りにするだけだ。
「いきます。サンダーショット!」
すでにガロと水竜が突っ込んでいったために余計に強くごめき始めたリヴァイアサンのほうに向けてサンダーショットを打ち込んだ。けれど当然というべきか、リヴァイアサンが大きく潜ったせいで当たることなく、最後のほうはよく見えなかったけど通り過ぎた少し先で多分はじけたと思う。
その直後に二人が島にと戻ってくる。どうやって空中で動けてるのだろうか?というか空中に居られるならこの浮島いらなかったんじゃという疑問も浮かぶ。
「いや、さすがにきついな!それにしてもキオ、サンダーショットの切れがよかったな!あそこまであの威力のまま届くとは!」
「え、えっと、ありがとう。でも当てられなかったよ?」
「当てようとはしてもいいが、当たらないだろうな。俺も今は雷を温存している。とどめようだ。異常によけようとしたから戻ってこれてる。」
あ、なるほど、この浮島に戻ってくるインターバルのために僕のサンダーショットですきを作るのが目的なんだ。それならそこそこ役には立ってるのかな?
「こっちに向かってこられたら本末転倒だぞ。二人とも早く言ってきてくれ。この浮き島を維持するのも楽ではない。」
「あと5回くらいは往復させろ!こっちもぎりぎりなんだ!殴ってる間はあいつを深く潜らせないようにもしなきゃいけねぇからな!」
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