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第三章
くすぐり特訓
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お風呂に置かれた試供品の時計の秒芯が進み、間もなく真上の0であり20でもある時をさす。グランドマスターのディバンさんの話によるとこの世界で元の世界の1秒計算をする時計では24時間ではなく40時間で一日、しかも一分は100秒ということになったらしい。
それに基づいて僕が見せた設計図とは違う時計が出来上がったわけだ。それなのにこの後の攻め苦を20分も耐えられるわけがない。何度も何度も抗議して半分になったけど、それでも10分、いや実質1000秒なので元の世界での17分くらいを耐えなきゃいけないわけだ。
足を延ばして座り込みながらも手はぎゅっと握る、だたし表情は硬くならないようにする。いつも通りだとガロに見せるようにしないと始める前から失格になる。もう何度もやってきたことだ。昨日は何とか8分まで耐えたけど、首元を爪を軽く立ててくすぐられてダメだった。最後のところで本気でくすぐりに来るんだよなぁ・・・
「行くぞ?」
時針が15を、分針と秒針が同時に真上をさすと、ガロの手が伸びてくる。いつも通り、まずは脇にと手が伸びてくる。いつも触り方がちょっといやらしくも感じるのは僕もガロも全裸だからだろうか?
そして触られるだけで下が反応しちゃうのはやっぱりガロが相手だからなのだろうか。でもこれでもだいぶましになったもんだ、初めのころはちょっとそういう触られ方しただけで収納袋から顔を出しちゃっていたんだから。
指が小刻みに動き、僕の脇とわき腹のあたりを這うようにくすぐってくる。慣れてない頃はこれだけで音を上げてすぐ笑っちゃったりもしたけど、今じゃくすぐったくても表情はあんまり変わってない、はずだ。変わってたらガロが指摘してるはずだ。
そう思ってるとくすぐり方が変わってくる、今度は軽く爪を立ててわき腹と背中の境目くらいをツーと下から上に一本線を引くようにくすぐられる。ちょっとくすぐったくて笑いはしなかったけど軽く顔が動いちゃったのがわかった。
「表情が崩れたぞ?」
「うん、自分でも気が付いた。気を付けるよ。」
そう、初めのうちはガロの趣味だとか楽しむためだとかおもてったけど、ただの行為の延長ってだけじゃないんだ。大きく崩さなければ一応継続にしてくれてるけど、こうやって指摘が入る。いや、まぁ真剣な表情はその時だけで、くすぐってるときはからかうような眼になってるんだけど。それも演出だって言ってたけどそこだけは嘘だと思う。
そして表情をゆがめちゃったくすぐり方は何度か繰り返される。当然何度も同じのをすれば人にはなれってのが出てくるもので平気になってくる。
「だいぶ慣れてきたな。まぁやばいやつらでも触ってくるような相手はまずいない。だがくすぐりに慣れていれば思ってもいない言葉を向けられても顔をゆがませたりしないだろ?」
「そ、それとこれとは違うと思うけど、そういうものなのかな?」
「まぁ不快感とは違うものかもしれないが、表情を崩さない特訓にはなっているだろ?」
「まぁ一応はね。」
くすぐられながらこんな会話が普通にできるのは確かに特訓の成果だろうけど、これで罵倒のような言葉をうけても顔をゆがませないで済むんだろうか?おっと、疑問はあるけど押し込めて置いて集中しないと、こういう会話の後は急にくすぐり方が変わるんだ。
手の位置がさらに下に通りてくる。腰を通り過ぎて脚へ。太ももやふくらはぎをなぞり、そして足の裏へ。実は足の裏が一番きつい。ニンゲンのころ少し苦手だった気がするけど、狼種の姿では余計にくすぐったく感じるのだ。たぶん、毛が少ない箇所だからなんだと思う。
足の裏を何度も指が這う。手や足の指を開いたり閉じたりはしてもいいといわれてる。くすぐられればやっぱりそっち側は反応してしまう。でも表情にだけは出してはいけない。何でもないそぶりをするんだ。
しばらく耐えていると足の裏だけじゃなく足全体を這うように爪を軽く立てて動かしましてくる。そして足を上ってふくらはぎへ、そこらへんだってくすぐられれr場くすぐったいけど足の裏よりはましだ。
そんな風に気を抜いたのがいけなかったのかもしれない。膝裏の部分をくすぐられて、思わず結構顔に出てしまった。やばいと思ったけど、くすぐる動きをやめてじっと僕のことを見つめてきた。
「キオ、今少し気を抜いていただろ?まだ半分ほどの時間しかたっていない。楽な箇所に来た時を抜くな。特にCランク昇格試験の時はな。」
「う、うん、わかってる。」
かなり真剣な表情でそういわれると悪いのは僕だと思ってくる。だけどくすぐり始めるとさっきまでの真剣な表情はどこへやらでわからなくなってくる。ほんとに昇格試験の時に役立つんだろうか?
ただくすぐりの間は絶対に股間部には触れてこない。裸だから触れられるんじゃないかと思ってたけど、くすぐる特訓だという間だけは触れられたことがない。そのあとでは逆に触れられまくるんだけど。
あぁ、そんなことは考えちゃいけない。後のことはどうでもいいんだ。今はただ10分耐えるだけ。そうじゃないとガロから合格を貰って昇級試験ができないだけじゃなく、自分から誘う罰ゲームがあるんだから。
それに基づいて僕が見せた設計図とは違う時計が出来上がったわけだ。それなのにこの後の攻め苦を20分も耐えられるわけがない。何度も何度も抗議して半分になったけど、それでも10分、いや実質1000秒なので元の世界での17分くらいを耐えなきゃいけないわけだ。
足を延ばして座り込みながらも手はぎゅっと握る、だたし表情は硬くならないようにする。いつも通りだとガロに見せるようにしないと始める前から失格になる。もう何度もやってきたことだ。昨日は何とか8分まで耐えたけど、首元を爪を軽く立ててくすぐられてダメだった。最後のところで本気でくすぐりに来るんだよなぁ・・・
「行くぞ?」
時針が15を、分針と秒針が同時に真上をさすと、ガロの手が伸びてくる。いつも通り、まずは脇にと手が伸びてくる。いつも触り方がちょっといやらしくも感じるのは僕もガロも全裸だからだろうか?
そして触られるだけで下が反応しちゃうのはやっぱりガロが相手だからなのだろうか。でもこれでもだいぶましになったもんだ、初めのころはちょっとそういう触られ方しただけで収納袋から顔を出しちゃっていたんだから。
指が小刻みに動き、僕の脇とわき腹のあたりを這うようにくすぐってくる。慣れてない頃はこれだけで音を上げてすぐ笑っちゃったりもしたけど、今じゃくすぐったくても表情はあんまり変わってない、はずだ。変わってたらガロが指摘してるはずだ。
そう思ってるとくすぐり方が変わってくる、今度は軽く爪を立ててわき腹と背中の境目くらいをツーと下から上に一本線を引くようにくすぐられる。ちょっとくすぐったくて笑いはしなかったけど軽く顔が動いちゃったのがわかった。
「表情が崩れたぞ?」
「うん、自分でも気が付いた。気を付けるよ。」
そう、初めのうちはガロの趣味だとか楽しむためだとかおもてったけど、ただの行為の延長ってだけじゃないんだ。大きく崩さなければ一応継続にしてくれてるけど、こうやって指摘が入る。いや、まぁ真剣な表情はその時だけで、くすぐってるときはからかうような眼になってるんだけど。それも演出だって言ってたけどそこだけは嘘だと思う。
そして表情をゆがめちゃったくすぐり方は何度か繰り返される。当然何度も同じのをすれば人にはなれってのが出てくるもので平気になってくる。
「だいぶ慣れてきたな。まぁやばいやつらでも触ってくるような相手はまずいない。だがくすぐりに慣れていれば思ってもいない言葉を向けられても顔をゆがませたりしないだろ?」
「そ、それとこれとは違うと思うけど、そういうものなのかな?」
「まぁ不快感とは違うものかもしれないが、表情を崩さない特訓にはなっているだろ?」
「まぁ一応はね。」
くすぐられながらこんな会話が普通にできるのは確かに特訓の成果だろうけど、これで罵倒のような言葉をうけても顔をゆがませないで済むんだろうか?おっと、疑問はあるけど押し込めて置いて集中しないと、こういう会話の後は急にくすぐり方が変わるんだ。
手の位置がさらに下に通りてくる。腰を通り過ぎて脚へ。太ももやふくらはぎをなぞり、そして足の裏へ。実は足の裏が一番きつい。ニンゲンのころ少し苦手だった気がするけど、狼種の姿では余計にくすぐったく感じるのだ。たぶん、毛が少ない箇所だからなんだと思う。
足の裏を何度も指が這う。手や足の指を開いたり閉じたりはしてもいいといわれてる。くすぐられればやっぱりそっち側は反応してしまう。でも表情にだけは出してはいけない。何でもないそぶりをするんだ。
しばらく耐えていると足の裏だけじゃなく足全体を這うように爪を軽く立てて動かしましてくる。そして足を上ってふくらはぎへ、そこらへんだってくすぐられれr場くすぐったいけど足の裏よりはましだ。
そんな風に気を抜いたのがいけなかったのかもしれない。膝裏の部分をくすぐられて、思わず結構顔に出てしまった。やばいと思ったけど、くすぐる動きをやめてじっと僕のことを見つめてきた。
「キオ、今少し気を抜いていただろ?まだ半分ほどの時間しかたっていない。楽な箇所に来た時を抜くな。特にCランク昇格試験の時はな。」
「う、うん、わかってる。」
かなり真剣な表情でそういわれると悪いのは僕だと思ってくる。だけどくすぐり始めるとさっきまでの真剣な表情はどこへやらでわからなくなってくる。ほんとに昇格試験の時に役立つんだろうか?
ただくすぐりの間は絶対に股間部には触れてこない。裸だから触れられるんじゃないかと思ってたけど、くすぐる特訓だという間だけは触れられたことがない。そのあとでは逆に触れられまくるんだけど。
あぁ、そんなことは考えちゃいけない。後のことはどうでもいいんだ。今はただ10分耐えるだけ。そうじゃないとガロから合格を貰って昇級試験ができないだけじゃなく、自分から誘う罰ゲームがあるんだから。
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