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第三章
さらなる魔物戦
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気合を入れて挑んだ46階は半分以上が水で埋まっていてそのまま進むのはためらった。ここまでの部屋のことを考えて魔素感知を広げれば、やっぱり水の中に魔物の気配がある。しかも結構でかめだ。
とりあえずいる方角に向かてサンダーガンを打ち込んでみるが、雷が水中に拡散してしまう。水には雷って思ったけど失敗だった。下の階にあった電撃棒みたいに常時流せば威力も出ただろうけど、弾丸一発程度じゃ威力はほとんどない。
とはいえ広範囲には効果があったようで少ししびれたか水から飛び出すように魔物が姿を現す。ネズミのような顔つきと細い二股の尻尾にフォルムはサメということはラットシャークか。まれに湖にもわくらしい謎のサメだと図鑑に載っていたな。それなりに水中での動きも早いが、うまく陸に出してさえしまえば跳ねるだけなのであっけなく倒せる魔物らしい。
そういえば現実にもネズミザメってのがいたけど、あれは確か英名はサーモンシャークだったはずだ。ネズミっていうのも似てるからじゃなくって単に体色からだってのを見たことがある。この魔物とは似ても似つかないね。
再び水にと潜っていったけど、よくのぞき込めば影がうっすらと見えるこの水、多分深くはない。広さ的にも湖と呼ぶにはちょっと足りないくらいだろうし、でもそんなところでもこのサメは生きていけるってわけか。まぁ深くないなら話は早い。ストーンガンなら水の中に打ち込んでも少しは威力を保てる。
「ストーンガン!あれ?」
鼠鮫に狙いを定めながらトーンガンを打ちこんだけど、あっけなくよけられてしまった。
「さっきのサンダーガンのせいか。バレットじゃ当たっても威力不足だよね。乱発するしかない!」
体を狙うようにストーンガンを乱発するけど、それもすべてよけられる。まぁそれは予測済みで唐突によける先を予測し打ち込んだ一発が当たると一気に動きが鈍くなる。あとは雨のようにとまではいかないけどストーンガンを何発か当てれば消滅したようで、障壁も消えていた。
「危険性が増してきてるかな?でも次だ!」
鼠鮫は水に入ったら普通に噛みついてくる。しかも牙は凶暴な形をしているため魔素纏いが不十分だと貫通される可能性もある。水の外から対処できたからいいけど、次の魔物はさらに危険そうだ。
気合を入れて挑んだ47階は一面の氷の部屋で、それだけなら下の階層と同じだが、部屋の中央に寝ている大きく真っ白な毛並みの熊が見える。スクラプさんを一瞬思いだしたけど、相手は魔物だ。
階段から一歩踏み出せば後ろに障壁ができる。それと同時にこちらに気づいたのか寝ていた体をおこし始めた。完全に起き上がって二足で立ち上がれば最低体長4メートルはあるかという大きさに、広いお腹には鬼の顔のような黒い毛の模様。そして顔も鬼のように歪になり始める。
「やっぱりホワイトオーガベアか!」
図鑑にあった姿そのもので、もし対面してしまったなら戦闘の回避は難しい魔物の一種らしい。それというのも今目の前で行われてるように縄張りに入ったが最後、鬼の形相で永遠に突進してくる魔物だからだそうで!
始めは二足で立ち上がったまま突進してくるとは書いてあったけど!普通は熊って四足歩行の生き物だよね!それはもうなんかヘンテコの名は知り方に見えるのになかなか早かったし、その巨体から振り下ろされる爪にあたりでもしたら今の僕ではひとたまりもない。
「といっても、ガロのハンマーに比べればこのくらいは!そしてファイアーガン!」
「ガァ!グルッ!」
剣にも魔素を纏わせて流すように回避しながら顔面に一発お見舞いしする。当たり所があんまりよくなくてちょっとかすった程度だったけど、結構効いたたようで四つん這いになった。ただし余計に怒らせたっぽい。四つん這いのままこっちをにらみつけてまた突っ込んでくる。距離も近いうえにさっきより全然早い!
「ちょ!?いぃ!?」
その突進の勢いのままに爪を前に出してきた!何とか剣で防げたけど、このハンガーソードで真正面に受けつづけるのはまずい!そのまま体をひねって何とか流し受ける。さすがに反撃する隙がなかった。
でも受け流したのもつかの間、また体勢を変えて突っ込んでくる。でも同じような動きで芸がない。さすがに今度は丁寧に受け流してまたファイアーガンをぶつける。かなりいい当たり方して少し動きが鈍ったけど、また突進してくる。
また受け流しファイアーガンを繰り返して消耗させていく。ただしこっちからは絶対に攻めない。相手の攻撃を受け流してからの反撃に徹底する。攻撃に集中して突進を受け流せなかったりでもしたら致命傷は避けれないからだ。
最後はやっぱりサンダーガンで終わった。ファイアガンも威力はあると思うし雪の場所に住む相手なんだから効きそうなものだけど、炎で焼けるより雷が貫通した方がいいのかな。
この調子で48階49階は大丈夫なんだろうか?もっと気合い入れなおさないとやばいだろうな。攻めての魔法はサンダーガンのみに絞らないと多分威力か。軽く魔素補給の休憩してから進むか。
とりあえずいる方角に向かてサンダーガンを打ち込んでみるが、雷が水中に拡散してしまう。水には雷って思ったけど失敗だった。下の階にあった電撃棒みたいに常時流せば威力も出ただろうけど、弾丸一発程度じゃ威力はほとんどない。
とはいえ広範囲には効果があったようで少ししびれたか水から飛び出すように魔物が姿を現す。ネズミのような顔つきと細い二股の尻尾にフォルムはサメということはラットシャークか。まれに湖にもわくらしい謎のサメだと図鑑に載っていたな。それなりに水中での動きも早いが、うまく陸に出してさえしまえば跳ねるだけなのであっけなく倒せる魔物らしい。
そういえば現実にもネズミザメってのがいたけど、あれは確か英名はサーモンシャークだったはずだ。ネズミっていうのも似てるからじゃなくって単に体色からだってのを見たことがある。この魔物とは似ても似つかないね。
再び水にと潜っていったけど、よくのぞき込めば影がうっすらと見えるこの水、多分深くはない。広さ的にも湖と呼ぶにはちょっと足りないくらいだろうし、でもそんなところでもこのサメは生きていけるってわけか。まぁ深くないなら話は早い。ストーンガンなら水の中に打ち込んでも少しは威力を保てる。
「ストーンガン!あれ?」
鼠鮫に狙いを定めながらトーンガンを打ちこんだけど、あっけなくよけられてしまった。
「さっきのサンダーガンのせいか。バレットじゃ当たっても威力不足だよね。乱発するしかない!」
体を狙うようにストーンガンを乱発するけど、それもすべてよけられる。まぁそれは予測済みで唐突によける先を予測し打ち込んだ一発が当たると一気に動きが鈍くなる。あとは雨のようにとまではいかないけどストーンガンを何発か当てれば消滅したようで、障壁も消えていた。
「危険性が増してきてるかな?でも次だ!」
鼠鮫は水に入ったら普通に噛みついてくる。しかも牙は凶暴な形をしているため魔素纏いが不十分だと貫通される可能性もある。水の外から対処できたからいいけど、次の魔物はさらに危険そうだ。
気合を入れて挑んだ47階は一面の氷の部屋で、それだけなら下の階層と同じだが、部屋の中央に寝ている大きく真っ白な毛並みの熊が見える。スクラプさんを一瞬思いだしたけど、相手は魔物だ。
階段から一歩踏み出せば後ろに障壁ができる。それと同時にこちらに気づいたのか寝ていた体をおこし始めた。完全に起き上がって二足で立ち上がれば最低体長4メートルはあるかという大きさに、広いお腹には鬼の顔のような黒い毛の模様。そして顔も鬼のように歪になり始める。
「やっぱりホワイトオーガベアか!」
図鑑にあった姿そのもので、もし対面してしまったなら戦闘の回避は難しい魔物の一種らしい。それというのも今目の前で行われてるように縄張りに入ったが最後、鬼の形相で永遠に突進してくる魔物だからだそうで!
始めは二足で立ち上がったまま突進してくるとは書いてあったけど!普通は熊って四足歩行の生き物だよね!それはもうなんかヘンテコの名は知り方に見えるのになかなか早かったし、その巨体から振り下ろされる爪にあたりでもしたら今の僕ではひとたまりもない。
「といっても、ガロのハンマーに比べればこのくらいは!そしてファイアーガン!」
「ガァ!グルッ!」
剣にも魔素を纏わせて流すように回避しながら顔面に一発お見舞いしする。当たり所があんまりよくなくてちょっとかすった程度だったけど、結構効いたたようで四つん這いになった。ただし余計に怒らせたっぽい。四つん這いのままこっちをにらみつけてまた突っ込んでくる。距離も近いうえにさっきより全然早い!
「ちょ!?いぃ!?」
その突進の勢いのままに爪を前に出してきた!何とか剣で防げたけど、このハンガーソードで真正面に受けつづけるのはまずい!そのまま体をひねって何とか流し受ける。さすがに反撃する隙がなかった。
でも受け流したのもつかの間、また体勢を変えて突っ込んでくる。でも同じような動きで芸がない。さすがに今度は丁寧に受け流してまたファイアーガンをぶつける。かなりいい当たり方して少し動きが鈍ったけど、また突進してくる。
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