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第十二話 実技試験
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「ふへぇ……」
試験の全ての教科が無事に終了したことへの安心感で、ぐったりとしながら、変な声を漏らしてしまった。
日頃の勉強と、エルヴィン様が毎日教えてくれたおかげで、筆記試験はすごく手ごたえがあった。自信たっぷりと言っても過言ではない。
……これだけで終われば、もしかしたら特待生になれるかもと思えるのだけど……この後は、魔法の実技試験が行われる。
事前にエルヴィン様から聞いた話だと、例年通りなら試験官からランダムに提示された魔法を、順番通りに使っていくそうだ。
結局私は、練習の時は一度もまともに魔法を成功させたことがないけど……たくさん練習したんだから、本番ではじめて成功するかもしれない!
なんて……ほとんど願望に近い気持ちで、自分を鼓舞している。
「ではこれより、魔法の実技試験を行いますので、場所を移動します。試験番号順に並んで、私についてきてください」
試験番号が若い廊下側の生徒から順番に教室を後にし、実技試験の会場へと移動する。
連れてこられた先は、校舎の地下に広がる魔法の練習施設だった。
「これより、魔法の実技試験を始めます。ここに試験用の小練習場が五つ用意されています。ランダムな順番で呼びますので、試験官の指示通りに魔法を使ってください。質問があれば、中の試験官に聞くように」
呼ばれた番号の中には、私の番号が含まれていた。私は、緊張でバクバクしている胸を抑えながら、小試験場の中に入った。
中はがらんとした広い空間に、大の大人が寝転んだくらいの直径の魔法陣が、一つあるだけの部屋に、若い男性の試験官が一人いるだけだった。
「受験票を拝見いたします」
「は、はひ」
「アイリーンさんですね。緊張せず、いつも通りに魔法を使ってください」
どうやら、私が酷く緊張しているのが伝わってしまったようだ。
実際に、筆記試験なんて比べ物にならないくらい、私は緊張してしまっている。お昼に食べたママお手製のお弁当が、全部出てしまいそうなくらいだ。
「では、その魔法陣の真ん中に立ってください」
言われた通りに魔法陣の真ん中に立つと、魔法陣がぼんやりと白く光り始める。それから間もなく、少し離れた何もないところから、薪が十本現れた。
「では炎の魔法を使い、薪を燃やしてください。炎の魔法なら、種類は問いませんが、時間がかかりすぎたり、薪が燃えなかったら減点です。一瞬で燃えカスにしてしまった場合も減点になります」
弱すぎてもダメで、強すぎてもダメ……きっと魔力のコントロールを見る試験なんだと思う。
「きっと出来る、きっと出来る……!!」
魔力を一点に集中させ、薪に向かって放つ。すると、薪の下に小さな魔法陣が現れて……端っこに指先程度の小さな火が付いた。
「……へっ?」
「あ、あの……今のは違くて……」
あまりにも弱すぎる私の魔法に目を丸くさせる試験官、そしてあまりにも酷い結果に動揺する私というこの空間に、とてつもない気まずい空気が流れ始めた。
や、やっぱり全然うまくいかない……どうして私は、こんなに魔法が使えないの?
「で、では次にうつります」
「はい……」
こほんっと咳払いをしてから次のお題が出されるも、うまくいかず……結局その後も、一度も魔法は成功することなく、自分の無力感に苛まれるだけの時間を過ごした。
こんなんじゃ、絶対に受かるはずが無い……あれだけエルヴィン様に協力してもらって、パパとママに応援してもらったのに……あはは……私、本当にダメダメだ……うぅ……。
「……アイリーンさん、お疲れ様でした。これにて本日の試験の全てを終了しました。後日、結果をご自宅にお送りします」
「わかり……まし、た……」
話している内容なんて、ほとんど理解しないまま、私は試験会場を後にした。
道中で、私のことをじろじろと見ている人がいたみたいだけど、そんなものは一切目に入らないくらい、私は落ち込んでいた。
「みんなに……謝らないと……」
学園を出てとぼとぼと歩いていると、見覚えのある馬車を見かけた。その中から、今一番会いたくて、一番会いたくない人が飛び出してきた。
「アイリーン、試験お疲れさ――どうしたんだい、顔が真っ青じゃないか!」
「エルヴィン様……迎えに来てくれたんですか? ありがとうございます」
変に心配をかけないように、わざと明るく振る舞って誤魔化す。
少しでも油断をしたら、涙が零れてしまいそうだから、なんとか耐えないといけない。
「エルヴィン様のおかげで、試験はとても順調に終わりました。これなら、もしかしたら合格の可能性があるかもしれません」
「そうか、それはとてもめでたいな」
「そうでしょう? だから、一緒に喜んでください」
「それなら、どうしてそんな悲しそうに泣いているんだい?」
「えっ……?」
自分でも気付かないうちに、私の頬に一筋の雫が流れていた。
それからは、もう我慢できなかった。止めようと必死に自分に言い聞かせても、涙を止めることが出来なかった。
「私……嘘、つきました……実技試験、全然ダメで……試験官の人も驚くほどダメダメで……私、わたしぃ……みんなにおうえん……してもらったのにぃ……!」
「アイリーン……」
エルヴィン様は、泣きじゃくる私の手を引いて馬車の中に乗せると、そのまま私のことを優しく抱きしめてくれた。
それが嬉しくて、悲しくて、申し訳なくて……私は泣き疲れて眠ってしまうまで、エルヴィン様の腕の中で泣き続けた……。
試験の全ての教科が無事に終了したことへの安心感で、ぐったりとしながら、変な声を漏らしてしまった。
日頃の勉強と、エルヴィン様が毎日教えてくれたおかげで、筆記試験はすごく手ごたえがあった。自信たっぷりと言っても過言ではない。
……これだけで終われば、もしかしたら特待生になれるかもと思えるのだけど……この後は、魔法の実技試験が行われる。
事前にエルヴィン様から聞いた話だと、例年通りなら試験官からランダムに提示された魔法を、順番通りに使っていくそうだ。
結局私は、練習の時は一度もまともに魔法を成功させたことがないけど……たくさん練習したんだから、本番ではじめて成功するかもしれない!
なんて……ほとんど願望に近い気持ちで、自分を鼓舞している。
「ではこれより、魔法の実技試験を行いますので、場所を移動します。試験番号順に並んで、私についてきてください」
試験番号が若い廊下側の生徒から順番に教室を後にし、実技試験の会場へと移動する。
連れてこられた先は、校舎の地下に広がる魔法の練習施設だった。
「これより、魔法の実技試験を始めます。ここに試験用の小練習場が五つ用意されています。ランダムな順番で呼びますので、試験官の指示通りに魔法を使ってください。質問があれば、中の試験官に聞くように」
呼ばれた番号の中には、私の番号が含まれていた。私は、緊張でバクバクしている胸を抑えながら、小試験場の中に入った。
中はがらんとした広い空間に、大の大人が寝転んだくらいの直径の魔法陣が、一つあるだけの部屋に、若い男性の試験官が一人いるだけだった。
「受験票を拝見いたします」
「は、はひ」
「アイリーンさんですね。緊張せず、いつも通りに魔法を使ってください」
どうやら、私が酷く緊張しているのが伝わってしまったようだ。
実際に、筆記試験なんて比べ物にならないくらい、私は緊張してしまっている。お昼に食べたママお手製のお弁当が、全部出てしまいそうなくらいだ。
「では、その魔法陣の真ん中に立ってください」
言われた通りに魔法陣の真ん中に立つと、魔法陣がぼんやりと白く光り始める。それから間もなく、少し離れた何もないところから、薪が十本現れた。
「では炎の魔法を使い、薪を燃やしてください。炎の魔法なら、種類は問いませんが、時間がかかりすぎたり、薪が燃えなかったら減点です。一瞬で燃えカスにしてしまった場合も減点になります」
弱すぎてもダメで、強すぎてもダメ……きっと魔力のコントロールを見る試験なんだと思う。
「きっと出来る、きっと出来る……!!」
魔力を一点に集中させ、薪に向かって放つ。すると、薪の下に小さな魔法陣が現れて……端っこに指先程度の小さな火が付いた。
「……へっ?」
「あ、あの……今のは違くて……」
あまりにも弱すぎる私の魔法に目を丸くさせる試験官、そしてあまりにも酷い結果に動揺する私というこの空間に、とてつもない気まずい空気が流れ始めた。
や、やっぱり全然うまくいかない……どうして私は、こんなに魔法が使えないの?
「で、では次にうつります」
「はい……」
こほんっと咳払いをしてから次のお題が出されるも、うまくいかず……結局その後も、一度も魔法は成功することなく、自分の無力感に苛まれるだけの時間を過ごした。
こんなんじゃ、絶対に受かるはずが無い……あれだけエルヴィン様に協力してもらって、パパとママに応援してもらったのに……あはは……私、本当にダメダメだ……うぅ……。
「……アイリーンさん、お疲れ様でした。これにて本日の試験の全てを終了しました。後日、結果をご自宅にお送りします」
「わかり……まし、た……」
話している内容なんて、ほとんど理解しないまま、私は試験会場を後にした。
道中で、私のことをじろじろと見ている人がいたみたいだけど、そんなものは一切目に入らないくらい、私は落ち込んでいた。
「みんなに……謝らないと……」
学園を出てとぼとぼと歩いていると、見覚えのある馬車を見かけた。その中から、今一番会いたくて、一番会いたくない人が飛び出してきた。
「アイリーン、試験お疲れさ――どうしたんだい、顔が真っ青じゃないか!」
「エルヴィン様……迎えに来てくれたんですか? ありがとうございます」
変に心配をかけないように、わざと明るく振る舞って誤魔化す。
少しでも油断をしたら、涙が零れてしまいそうだから、なんとか耐えないといけない。
「エルヴィン様のおかげで、試験はとても順調に終わりました。これなら、もしかしたら合格の可能性があるかもしれません」
「そうか、それはとてもめでたいな」
「そうでしょう? だから、一緒に喜んでください」
「それなら、どうしてそんな悲しそうに泣いているんだい?」
「えっ……?」
自分でも気付かないうちに、私の頬に一筋の雫が流れていた。
それからは、もう我慢できなかった。止めようと必死に自分に言い聞かせても、涙を止めることが出来なかった。
「私……嘘、つきました……実技試験、全然ダメで……試験官の人も驚くほどダメダメで……私、わたしぃ……みんなにおうえん……してもらったのにぃ……!」
「アイリーン……」
エルヴィン様は、泣きじゃくる私の手を引いて馬車の中に乗せると、そのまま私のことを優しく抱きしめてくれた。
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