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第五十二話 努力のお披露目
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「むむ~っ……はっ!」
ついに来てしまった、夏休み最終日。私は、研究室の外にある、仮の魔法訓練場で、的に向かって魔法を放つ。
すると、拳ほどの大きさの氷塊が魔法陣から発射され、的の真ん中に命中した。
それだけではなく、次は炎の魔法で火球を作ってぶつけたり、小さな雷雲を作って稲妻を落としたり、風の刃で的を切ったりと、色々な魔法を使った。それも……連続で。
「凄いじゃないか、アイリーン! 今日は水晶に魔力を込めなくても、魔法が使えたじゃないか!」
「はぁ……はぁ……私、出来たの……?」
「出来てましたよ! わたしも、この目でしっかりと見ましたっ!」
そっか、私……ついに魔法が使えるようになったんだ……!
こんなの初歩も良いところだって言われるかもしれないけど、私にとってこの一歩は、あまりにも大きな一歩だ。
「ほう、ちったぁ様になったじゃねえか」
「ヴァーレシア先生! 先生のおかげで、こんなに出来るようになりました!」
「んじゃ、報酬にお前ら三人、一生俺の助手な」
「え、えぇ~!?」
「そ、そんなぁ……ふえぇ……」
「……いや、悪かったよ。まさかそんなに冗談を真に受けると思ってなくてよ」
一生なんてと思ったけど、ヴァーレシア先生には恩があるから断りにくいし……って考えていたのに、まさかの冗談だったの!? もう、ヴァーレシア先生ったら!
「わかってると思うが、お前の魔法はまだ初歩だ。上級魔法になれば、勝手は変わってくるし、魔力の使う量も変わってくる。まだ未熟なお前には、相当厳しいだろうよ」
「それでも諦めません。今回みたいに、諦めなければきっと報われるって信じてますから!」
「それに、どんな時でも僕達がサポートしますから、彼女は大丈夫ですよ」
「わ、わたし達にお任せください……!」
「わかったわかった、熱血友情ごっこは、年寄りには眩しすぎんだよ。とにかく、今日限りで臨時のヴァーレシア魔法学園は閉校だ。わかったら、とっとと帰りな」
ヴァーレシア先生は、お礼を言う前に研究室の中に戻ると、そのまま鍵をかけてしまった。
もっとちゃんとお礼をしたかったんだけど……これじゃあ言えないよ。今度日を改めてお礼をしよう。
「さて、今日は夏休みの最終日だ。せっかくだし、今日一日は遊ばないかい?」
「大賛成です! ソーニャちゃんも行こっ!」
「で、でも……お二人のデートのお邪魔になっちゃうので……」
「ででで、デートじゃないからね! そうですよね、エルヴィン様!」
「まあ、今はそういうことで良いかな。とはいっても、どんな状況になっても、僕もアイリーンも、君を邪険に扱うことはしないよ。だから……どうかな?」
「それなら……一緒に遊びた――あっ!!」
ソーニャちゃんにしては珍しく、大きな声を旧校舎の周りに響かせた。
「宿題、何も手を付けてません!!」
「あーっ!!」
しまったぁ! 魔法の練習ばかりに気を取られて、宿題のことをすっかり忘れてたよ! これじゃあ遊びにいけないよ!
「それじゃあ、今日は宿題デ―ということにしようか。どこでやろうか?」
うーん、夏休みの最終日ということもあって、図書館は人が多そうだよね。そうなると……私の家が一番良いかな? 良くも悪くも人里から少し離れた家だから、静かで邪魔が入らないだろうし。
「私の家でやりませんか?」
「わ、わたしは賛成です」
「僕も異論ないよ。それじゃあ、一旦戻って宿題を回収して、アイリーンの家に集合だ」
今後の方針が決まった私達は、各々の家に帰っていく。
家で誰かと勉強をするのは初めてじゃないけど、三人そろって家で勉強は初めてだから、なんだか楽しみだなぁ。
****
無事に家に集まった私達は、たまっている宿題を片っ端から片付けていく。
幸いにも、私やエルヴィン様は、学力に関しては困っていないので、割と早くに片付けることが出来た。
ついでにって言い方はあまり良くないかもしれないけど、同時にソーニャちゃんに勉強を教えられて、一石二鳥だね
「これで……お、おしまいです……!」
「ソーニャちゃん、お疲れ様~!」
「ひゃん!? えへへ、アイリーンさんもお疲れ様でした」
解放された喜びを爆発させた私は、ソーニャちゃんに勢いよくハグをすると、互いの尻尾を絡めた。
ソーニャちゃん相手には出来るのに、エルヴィン様が相手になると、とたんに体が動かなくなってしまう。
本当は、もっと抱きついたり、くっついたり、その……キ……って、きゃぁぁぁぁ! 何考えてるの私ー!? そんなの、は……ハレンチだよっ!!
「おう、終わったか! 今日は色々獲物を狩ってきたから、近くでバーベキューしようぜ!」
「わあ! パパ、それ凄く良いアイディアだよ! 二人共、一緒に食べましょうよ!」
「夏らしくて素晴らしいね。お義父様、素晴らしいお気遣い、誠に感謝いたします」
「お肉、おいしそう……じゅるり」
「ソーニャちゃん、よだれよだれ!」
「はっ!? ごご、ごめんなさい!」
各々の反応をしつつ、私はみんなと一緒に家を出て、近くにある開けた場所でバーベキューの準備を始める。
こういうのは何度もしたことがあるから、専用の機材が無くても、その辺りにある石や植物でどうにかできるんだ。
「パパは獲物の解体、ママとソーニャちゃんは調理、私とエルヴィン様は焼き係をやりましょう!」
私の咄嗟の指示に不服は無かったみたいで、みんな各々の作業に入る。
こういう時って、誰かがささっと指揮してあげた方が効率が上がるんだぜ! ガハハ! って、まだ小さかった頃に、パパが教えてくれたんだ。
「あーらよっと!」
「お義父様は、随分と手馴れていらっしゃるのですね。捌く手が全然見ませんでした。うちのシェフも顔負けの腕です」
「貴族様の料理人とタメ張れるとは、光栄だな! どうだ、お前さんもやってみないか?」
「あはは、それはまたの機会に」
断るエルヴィン様の表情が、珍しく強張っている。
元々、こういう自然の物に触れたことがない人なんだから、生き物の解体なんてハードルが高すぎるよね。私もお魚くらいしか捌けないし。
「ソーニャちゃん、パパから受け取ったお肉に、こうやって塩と胡椒を振って、串にさしてちょうだい」
「こ、こんな感じでいいですか?」
「ええ、とっても上手よ。焼くのは二人に任せて、私達はどんどん準備をしましょう」
こっちもこっちで、料理に手馴れている二人だから、お肉や魚、野菜の準備も手早い。あっという間に、焼き係の私達の元に食材が集まってきた。
「そろそろ焼き始めましょうか。エルヴィン様、火をお願いできますか?」
「いや、せっかくだから、僕よりも君がやる方がいいよ。ご両親に、成長を見てもらおう」
「エルヴィン様……はい、わかりました!」
私は薪の前に立つと、ゆっくりと魔力を集中させはじめる。その様子を、パパもママも真剣な表情で見てくれていた。
私がこんなに大きくなるまで、ずっと面倒をみてくれた二人に、自分の成長を見せたい。そのためにも、この成功を成長の第一歩とする。
……そう思ったのに、発動した魔法の火力が大きすぎて、薪は一瞬にして灰になってしまった。
「あ、あれ……? そんな……」
うぅ、パパとママに良いところを見せようとしたら、思い切り失敗しちゃった……なにも、今失敗しなくてもいいのに。
「おお、アイリーンの魔法で、こんなに威力が強いのは初めてみたぞ!?」
「本当ね。アイリーンの頑張りの成果だわ。私達も鼻が高いわ」
「パパ……ママ……もう一回見てて。今度こそ成功させるから!」
落ち込んでいた私の心を、二人の暖かい言葉が癒してくれた。
失敗したというのに褒めてくれた両親に、今度こそ……今度こそ成長を見せるために、意識を集中して魔法を発動すると、ちょうど良い火力の炎が薪を燃やし始めた。
「やった、出来たよ! 見ててくれた!?」
「おう、見てたぜ! ちゃんと、見てたぜ……ぐすっ、あの小さかったアイリーンが、こんなに成長するなんてなぁ……感動だぜ……!」
「もう、パパ。大の大人が、お客さんの前で泣くなんてみっともないわよ」
注意するママの目じりにも、キラリと輝くものがあったのを、私は見逃さなかった。
まだまだ初級の魔法でも、こんなに喜んでくれるなんて、嬉しくて私も泣いちゃいそうだ。
「うぅ、わたしまで感動して泣けてきちゃいますぅ……」
「まったくだ。よかったね、アイリーン」
「はい……はいっ!」
こんなに喜んでもらえただけでも、頑張って練習してきた甲斐があった。
もちろん、ここで満足なんてするつもりは無い。あくまで私の目標は、凄い魔法使いになって、宮廷魔術師になること。こんなところで、立ち止まってはいられない!
ついに来てしまった、夏休み最終日。私は、研究室の外にある、仮の魔法訓練場で、的に向かって魔法を放つ。
すると、拳ほどの大きさの氷塊が魔法陣から発射され、的の真ん中に命中した。
それだけではなく、次は炎の魔法で火球を作ってぶつけたり、小さな雷雲を作って稲妻を落としたり、風の刃で的を切ったりと、色々な魔法を使った。それも……連続で。
「凄いじゃないか、アイリーン! 今日は水晶に魔力を込めなくても、魔法が使えたじゃないか!」
「はぁ……はぁ……私、出来たの……?」
「出来てましたよ! わたしも、この目でしっかりと見ましたっ!」
そっか、私……ついに魔法が使えるようになったんだ……!
こんなの初歩も良いところだって言われるかもしれないけど、私にとってこの一歩は、あまりにも大きな一歩だ。
「ほう、ちったぁ様になったじゃねえか」
「ヴァーレシア先生! 先生のおかげで、こんなに出来るようになりました!」
「んじゃ、報酬にお前ら三人、一生俺の助手な」
「え、えぇ~!?」
「そ、そんなぁ……ふえぇ……」
「……いや、悪かったよ。まさかそんなに冗談を真に受けると思ってなくてよ」
一生なんてと思ったけど、ヴァーレシア先生には恩があるから断りにくいし……って考えていたのに、まさかの冗談だったの!? もう、ヴァーレシア先生ったら!
「わかってると思うが、お前の魔法はまだ初歩だ。上級魔法になれば、勝手は変わってくるし、魔力の使う量も変わってくる。まだ未熟なお前には、相当厳しいだろうよ」
「それでも諦めません。今回みたいに、諦めなければきっと報われるって信じてますから!」
「それに、どんな時でも僕達がサポートしますから、彼女は大丈夫ですよ」
「わ、わたし達にお任せください……!」
「わかったわかった、熱血友情ごっこは、年寄りには眩しすぎんだよ。とにかく、今日限りで臨時のヴァーレシア魔法学園は閉校だ。わかったら、とっとと帰りな」
ヴァーレシア先生は、お礼を言う前に研究室の中に戻ると、そのまま鍵をかけてしまった。
もっとちゃんとお礼をしたかったんだけど……これじゃあ言えないよ。今度日を改めてお礼をしよう。
「さて、今日は夏休みの最終日だ。せっかくだし、今日一日は遊ばないかい?」
「大賛成です! ソーニャちゃんも行こっ!」
「で、でも……お二人のデートのお邪魔になっちゃうので……」
「ででで、デートじゃないからね! そうですよね、エルヴィン様!」
「まあ、今はそういうことで良いかな。とはいっても、どんな状況になっても、僕もアイリーンも、君を邪険に扱うことはしないよ。だから……どうかな?」
「それなら……一緒に遊びた――あっ!!」
ソーニャちゃんにしては珍しく、大きな声を旧校舎の周りに響かせた。
「宿題、何も手を付けてません!!」
「あーっ!!」
しまったぁ! 魔法の練習ばかりに気を取られて、宿題のことをすっかり忘れてたよ! これじゃあ遊びにいけないよ!
「それじゃあ、今日は宿題デ―ということにしようか。どこでやろうか?」
うーん、夏休みの最終日ということもあって、図書館は人が多そうだよね。そうなると……私の家が一番良いかな? 良くも悪くも人里から少し離れた家だから、静かで邪魔が入らないだろうし。
「私の家でやりませんか?」
「わ、わたしは賛成です」
「僕も異論ないよ。それじゃあ、一旦戻って宿題を回収して、アイリーンの家に集合だ」
今後の方針が決まった私達は、各々の家に帰っていく。
家で誰かと勉強をするのは初めてじゃないけど、三人そろって家で勉強は初めてだから、なんだか楽しみだなぁ。
****
無事に家に集まった私達は、たまっている宿題を片っ端から片付けていく。
幸いにも、私やエルヴィン様は、学力に関しては困っていないので、割と早くに片付けることが出来た。
ついでにって言い方はあまり良くないかもしれないけど、同時にソーニャちゃんに勉強を教えられて、一石二鳥だね
「これで……お、おしまいです……!」
「ソーニャちゃん、お疲れ様~!」
「ひゃん!? えへへ、アイリーンさんもお疲れ様でした」
解放された喜びを爆発させた私は、ソーニャちゃんに勢いよくハグをすると、互いの尻尾を絡めた。
ソーニャちゃん相手には出来るのに、エルヴィン様が相手になると、とたんに体が動かなくなってしまう。
本当は、もっと抱きついたり、くっついたり、その……キ……って、きゃぁぁぁぁ! 何考えてるの私ー!? そんなの、は……ハレンチだよっ!!
「おう、終わったか! 今日は色々獲物を狩ってきたから、近くでバーベキューしようぜ!」
「わあ! パパ、それ凄く良いアイディアだよ! 二人共、一緒に食べましょうよ!」
「夏らしくて素晴らしいね。お義父様、素晴らしいお気遣い、誠に感謝いたします」
「お肉、おいしそう……じゅるり」
「ソーニャちゃん、よだれよだれ!」
「はっ!? ごご、ごめんなさい!」
各々の反応をしつつ、私はみんなと一緒に家を出て、近くにある開けた場所でバーベキューの準備を始める。
こういうのは何度もしたことがあるから、専用の機材が無くても、その辺りにある石や植物でどうにかできるんだ。
「パパは獲物の解体、ママとソーニャちゃんは調理、私とエルヴィン様は焼き係をやりましょう!」
私の咄嗟の指示に不服は無かったみたいで、みんな各々の作業に入る。
こういう時って、誰かがささっと指揮してあげた方が効率が上がるんだぜ! ガハハ! って、まだ小さかった頃に、パパが教えてくれたんだ。
「あーらよっと!」
「お義父様は、随分と手馴れていらっしゃるのですね。捌く手が全然見ませんでした。うちのシェフも顔負けの腕です」
「貴族様の料理人とタメ張れるとは、光栄だな! どうだ、お前さんもやってみないか?」
「あはは、それはまたの機会に」
断るエルヴィン様の表情が、珍しく強張っている。
元々、こういう自然の物に触れたことがない人なんだから、生き物の解体なんてハードルが高すぎるよね。私もお魚くらいしか捌けないし。
「ソーニャちゃん、パパから受け取ったお肉に、こうやって塩と胡椒を振って、串にさしてちょうだい」
「こ、こんな感じでいいですか?」
「ええ、とっても上手よ。焼くのは二人に任せて、私達はどんどん準備をしましょう」
こっちもこっちで、料理に手馴れている二人だから、お肉や魚、野菜の準備も手早い。あっという間に、焼き係の私達の元に食材が集まってきた。
「そろそろ焼き始めましょうか。エルヴィン様、火をお願いできますか?」
「いや、せっかくだから、僕よりも君がやる方がいいよ。ご両親に、成長を見てもらおう」
「エルヴィン様……はい、わかりました!」
私は薪の前に立つと、ゆっくりと魔力を集中させはじめる。その様子を、パパもママも真剣な表情で見てくれていた。
私がこんなに大きくなるまで、ずっと面倒をみてくれた二人に、自分の成長を見せたい。そのためにも、この成功を成長の第一歩とする。
……そう思ったのに、発動した魔法の火力が大きすぎて、薪は一瞬にして灰になってしまった。
「あ、あれ……? そんな……」
うぅ、パパとママに良いところを見せようとしたら、思い切り失敗しちゃった……なにも、今失敗しなくてもいいのに。
「おお、アイリーンの魔法で、こんなに威力が強いのは初めてみたぞ!?」
「本当ね。アイリーンの頑張りの成果だわ。私達も鼻が高いわ」
「パパ……ママ……もう一回見てて。今度こそ成功させるから!」
落ち込んでいた私の心を、二人の暖かい言葉が癒してくれた。
失敗したというのに褒めてくれた両親に、今度こそ……今度こそ成長を見せるために、意識を集中して魔法を発動すると、ちょうど良い火力の炎が薪を燃やし始めた。
「やった、出来たよ! 見ててくれた!?」
「おう、見てたぜ! ちゃんと、見てたぜ……ぐすっ、あの小さかったアイリーンが、こんなに成長するなんてなぁ……感動だぜ……!」
「もう、パパ。大の大人が、お客さんの前で泣くなんてみっともないわよ」
注意するママの目じりにも、キラリと輝くものがあったのを、私は見逃さなかった。
まだまだ初級の魔法でも、こんなに喜んでくれるなんて、嬉しくて私も泣いちゃいそうだ。
「うぅ、わたしまで感動して泣けてきちゃいますぅ……」
「まったくだ。よかったね、アイリーン」
「はい……はいっ!」
こんなに喜んでもらえただけでも、頑張って練習してきた甲斐があった。
もちろん、ここで満足なんてするつもりは無い。あくまで私の目標は、凄い魔法使いになって、宮廷魔術師になること。こんなところで、立ち止まってはいられない!
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