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黒い笑顔のお父様
ソル殿下との婚約は、すぐに国王陛下と王妃殿下、お父様に伝えられました。
国王陛下も王妃殿下も、それからお父様も、とても喜んで下さりました。
「やったな、ソル!」
「これで可愛い娘が出来たわ!」
「婚約発表は、今日中・・・いっそ文書で公表するか」
「駄目よ!ルーナちゃんには最高に綺麗なドレスを着てもらって、みんなに自慢するんだから!」
ええと。
国王陛下。まず、王太子の婚約を文書だけの公表ってあり得ないと思います。それに今日中は無理なのでは?
それから、王妃殿下。
自慢って何ですか?そしてルーナちゃん呼びは恥ずかしいです。
「次の休みくらいが丁度いいと思いますよ。一旦、国内外に文書で公表しておいて、正式なパーティーは休みの時でいいのでは?」
お父様。何が丁度いいのですか?
でも、確かにその方法が1番いい気がしますけど。
「そうか。それもそうだな。では、そうしよう」
「楽しみね。早速ドレスを作らなくては」
「ルーナの専属のデザイナーから連絡を入れさせましょう。さて、それでは、国王陛下、王妃殿下、そしてソル王太子殿下、ルーナのことをお願いしますね」
お父様が立ち上がりながら、皆様にそうお願いしてくださいます。
ああ。お父様はモーリス王国にお帰りになられますのね。
「お父様」
「ルーナ。何も心配しなくていい。ルーナに婚約者ができたことは私からモーリス王国には報告しておくから。婚約発表パーティーには屋敷のみんなで会いに来るよ」
婚約したことを、モーリス王国の国王陛下に報告しても大丈夫でしょうか?
何度も何度も王命で婚約したので、少し不安ですが、お父様が心配しなくていいとおっしゃって下さるのです。お任せしましょう。
それよりも、屋敷のみんなでガラティア王国に来てくださるのですか?
私もお母様や使用人のみんなと会いたいですけど、大丈夫なのかしら?
「私も会いたいですが、大丈夫なのですか?」
「うん?大丈夫。大丈夫」
なんだかお父様の笑顔が黒い気がするのですけど、気のせいですわよね?
色々と気になりますけど、私は5日後にはガラティア王国の学園の入学式を迎えます。
これから始まる学園生活と、殿下との婚約に集中した方が良さそうです。
「お父様。次にお会いする時を楽しみにしています。お母様やみんなにもよろしくお伝え下さい」
「ああ。ルーナも慣れない寮生活は大変だろうけど、頑張りなさい。精霊王様や、ガラティア王国の皆さんとも仲良くして貰いなさい」
「はい。お父様、お体に気をつけて」
ソル殿下との婚約話を黙っていたことを、あんなに怒っていたはずなのに、しばらくお会いできないのだと思うと、そんな気持ちはどこかへ行ってしまいました。
そして、お父様はにこやかに微笑みながら、モーリス王国へと帰って行かれたのでした。
国王陛下も王妃殿下も、それからお父様も、とても喜んで下さりました。
「やったな、ソル!」
「これで可愛い娘が出来たわ!」
「婚約発表は、今日中・・・いっそ文書で公表するか」
「駄目よ!ルーナちゃんには最高に綺麗なドレスを着てもらって、みんなに自慢するんだから!」
ええと。
国王陛下。まず、王太子の婚約を文書だけの公表ってあり得ないと思います。それに今日中は無理なのでは?
それから、王妃殿下。
自慢って何ですか?そしてルーナちゃん呼びは恥ずかしいです。
「次の休みくらいが丁度いいと思いますよ。一旦、国内外に文書で公表しておいて、正式なパーティーは休みの時でいいのでは?」
お父様。何が丁度いいのですか?
でも、確かにその方法が1番いい気がしますけど。
「そうか。それもそうだな。では、そうしよう」
「楽しみね。早速ドレスを作らなくては」
「ルーナの専属のデザイナーから連絡を入れさせましょう。さて、それでは、国王陛下、王妃殿下、そしてソル王太子殿下、ルーナのことをお願いしますね」
お父様が立ち上がりながら、皆様にそうお願いしてくださいます。
ああ。お父様はモーリス王国にお帰りになられますのね。
「お父様」
「ルーナ。何も心配しなくていい。ルーナに婚約者ができたことは私からモーリス王国には報告しておくから。婚約発表パーティーには屋敷のみんなで会いに来るよ」
婚約したことを、モーリス王国の国王陛下に報告しても大丈夫でしょうか?
何度も何度も王命で婚約したので、少し不安ですが、お父様が心配しなくていいとおっしゃって下さるのです。お任せしましょう。
それよりも、屋敷のみんなでガラティア王国に来てくださるのですか?
私もお母様や使用人のみんなと会いたいですけど、大丈夫なのかしら?
「私も会いたいですが、大丈夫なのですか?」
「うん?大丈夫。大丈夫」
なんだかお父様の笑顔が黒い気がするのですけど、気のせいですわよね?
色々と気になりますけど、私は5日後にはガラティア王国の学園の入学式を迎えます。
これから始まる学園生活と、殿下との婚約に集中した方が良さそうです。
「お父様。次にお会いする時を楽しみにしています。お母様やみんなにもよろしくお伝え下さい」
「ああ。ルーナも慣れない寮生活は大変だろうけど、頑張りなさい。精霊王様や、ガラティア王国の皆さんとも仲良くして貰いなさい」
「はい。お父様、お体に気をつけて」
ソル殿下との婚約話を黙っていたことを、あんなに怒っていたはずなのに、しばらくお会いできないのだと思うと、そんな気持ちはどこかへ行ってしまいました。
そして、お父様はにこやかに微笑みながら、モーリス王国へと帰って行かれたのでした。
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