転生ガチャで悪役令嬢になりました

みおな

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目覚めたら

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 ゆっくりと、意識が浮上していく気がした。

 目を開けると、そこには大きな天井が見えて、自分が横になっているのが、天蓋付きのベッドだとわかる。

「まぁ!ルミナスちゃん!気がついたのね?どう?気分は悪くない?」

 声に驚いて顔を向けると、ベッド脇で、手を握ってくれている、美人さんが見えた。

 誰だろう。こういう場合だと、やっぱりお母さんかな。

「大丈夫、です」

「お茶会で突然倒れたから、びっくりしたのよ。それから1週間も目覚めないんだもの」

「お茶会・・・」

 当然のことながら、私には記憶はない。
 そうか。きっとその時に、本物のルミナスは別世界に転生したんだ。

「覚えてない?」

「はい・・・ごめんなさい」

「どうして謝るの?1週間も高熱が続いていたんだもの。記憶が曖昧になったって仕方ないわ。目覚めてくれたんだもの、それだけで・・・」

 多分、お母さんだと思う。
綺麗な銀髪に銀色の瞳の、美人さんは目を潤ませて私を抱きしめてくれた。

 貴族だし、多分、お母様って呼んでるんだろうな。
 というか、ルミナス呼びなんだ。甘やかされてるってことなのかな。

「ガーベラ!!ルミナスが目覚めたと聞いたが・・・」

 バーン!!って勢いよく扉が開いて、金髪碧眼の、ナイスミドルが入ってきた。

 だ、誰?

「旦那様」

 ガーベラと呼ばれた美人さん、お母様の名前ガーベラさんて言うんだ、が冷ややかな視線で美丈夫さんを睨んでいる。

 旦那様ってことは、ルミナスのお父様?
ルミナスは銀髪だから、お母様似なのかな。瞳の色までは今は分からないけど。

「娘とはいえ、淑女の部屋にノックもせずに入室するとはどういうことですか?」

「え、あ、すまない。目覚めたと聞いて、慌ててしまって。ルミナス、勝手に入ってしまって、すまない」

「・・・いえ。ご心配をおかけしました」

 確かに寝間着姿だけど、1週間も寝込んでいた娘が目覚めたと聞いたんだから、仕方ないと思う。

 というか、淑女って言っても、12歳だし。いや。この世界って16歳とかで結婚するんだっけ。

 でも、お父様もお母様も美形だなぁ。
これはルミナスも美人かもしれない。基本、悪役令嬢って美人だし。

「親なのだから、心配するのは当然だよ。目覚めて良かった。王家にもお知らせしなければな」

「ふぇ?」

「ん?だってルミナスは王妃様主催のお茶会で、殿下と顔合わせする直前に倒れただろう?殿下から、お見舞いの花が毎日届いているからね。お知らせはしなければならないだろう」

 は?
え?オネエさん、婚約するの来年って言ってなかった?すでに顔合わせすることになってたの?







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