転生ガチャで悪役令嬢になりました

みおな

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「本当に可愛らしいわね。天使や妖精と言われても信じれるわ」

 うっとりとした顔で王妃様がそう言うけれど、いや、貴女の息子の顔見たことあります?規格外ですよ?人外と言ってもいい顔なのは、貴女の息子です。

 と頭の中だけでツッコんだ。

「家族になるのだから、私のことはお義母様って呼んでね?」

「私のこともお義父様と呼んでくれ」

 呼べるわけがない。初対面でいきなり何を言うんだか。

「国王陛下、王妃殿下。いい加減にしてください。これ以上、娘を困らせるなら2度と連れてきませんよ」

「父上も母上も、無茶を言ったせいでルミィが王宮に来なくなったら、僕は王太子からおりますからね!」

「ごめんなさい、クリストフ。お願いだから、そんなこと言わないで」

「すまん、クリストフ」

 クリス様が怖い顔をして、国王陛下と王妃様を睨んでいる。
 いや。私が王宮来なくなるなら、王太子おりるとか、意味がわかんないから。

 お父様もクリス様も、国王陛下と王妃様にあたりがキツくない?
 まぁ、お義父様お義母様呼びを強要されて困ってはいたけど。

「ごめんなさいね?ルミナスちゃんと呼んでもいいかしら?」

「はい。光栄です」

「あー、本当に可愛い」

 王妃様に抱きつかれた。
と思ったら、即座にクリス様が王妃様を引きはがす。

「何してるんですか!母上」

「だって、こんなに可愛い娘ができるのだと思ったら嬉しくて」

「ルミィは僕のだから!ごめんね?ルミィ。びっくりしたね?」

 確かにびっくりしたけど、親の前で婚約者とはいえ、男性に抱きしめられてるのは居た堪れない。

「クリス様。離してください」

「どうして?」

「さすがに親の前では・・・恥ずかしいのでやめてください」

 そう言うと、クリス様は渋々、本当に渋々離してくれた。

「皆さん、いい加減にしてください。話があって呼んだんでしょう?」

「ええ。ルミナスちゃんの王太子妃教育を始めようと思うの」

「いつからですか?」

「来週から」

 来週か。まぁ、学園に通わない分だけマシなのかな。

「お茶会の作法と礼儀作法は、私が教えるわ。魔法に関してはクリストフが担当するわ」

「クリストフ様が?」

「これでも優秀な魔法使いなのよ。それに、何かに関わらせておかないと、王太子妃教育の邪魔をしに来そうなのよ」

 あー。確かに。
今までずっとべったりだったから、王太子妃教育で離れてたら、突撃して来そう。

 しかし、王妃様に王太子殿下から教わる王太子妃教育か。

 私、大丈夫かな。


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