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馬鹿にも程があるでしょう
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「しかし、コイツをこのままにするのも癪だな」
「お父様。その噴水にでも突き落としたらどうかしら?」
「おお。さすがエレーヌだ。そうするか」
王太子妃教育を終えて、クリス様とのお茶会をするために、エレンを呼びにきた庭園で、不快な内容が聞こえた。
今、エレーヌって聞こえたんだけど、まさかあのセレズノア侯爵令嬢のこと?
王宮立ち入り禁止令が出ているはずなんだけど。
それに、お父様ということは、セレズノア侯爵もいるの?
彼らが相対しているのって・・・もしかしてエレン?
慌てて、声のした方へと急ぐ。
噴水のあるあたりで、エレンと向かい合っている男性と2人のドレス姿の女性の後ろ姿が見えた。
エレンを突き飛ばそうというのか、噴水の方へとエレンを追い詰めていく侯爵と、笑い声を上げている侯爵夫人と令嬢に、頭の中でプツンと音がした気がした。
「何をなさっているのですか?」
突然聞こえた声に、3人が驚いたように振り返る。
しかし、私の姿を認めた途端に、馬鹿にしたようにニヤニヤとした笑いを浮かべる。
「なんだ?このガキは。大人に向かって、そんな偉そうな口をきくんじゃない」
「おっ、お父様!その方は・・・」
「父などと呼ぶな!!お前などセレズノア侯爵家の人間じゃない!」
「エレン。こちらにいらっしゃい。あなたは私の大切な護衛騎士。そのような常識もわからない方と言葉を交わす必要はありません」
つくづく思う。
あの親からどうしてエレンみたいな良い子が生まれたの?
父親も母親も姉も、揃いも揃って常識すら持ち合わせてないじゃない。
仮にも侯爵が王太子殿下の婚約者で、筆頭公爵家の娘の私の顔を知らないなんて、馬鹿じゃないの?
百歩譲って、顔を知らないのはいいとして、王宮で会ってるのに、私の身分を察しないあたりが、情けなさすぎるわ。
「ルミナス様。申し訳ございません」
「あなたが謝らなければならないことなんて何もないわ。それで、王宮立ち入り禁止令が出ているはずなのに、どうしてここにいますの?セレズノア侯爵令嬢様」
「何を言っている!エレーヌがそんなことを言われるわけがないだろう!それはその女と間違われているだけだ!」
「そちらこそ何を言われていますの?国王陛下に出された命令を、何だと思っているのですか?大体、私の護衛騎士であるエレンに立ち入り禁止令が出るわけがないでしょう」
クリス様が国王陛下にお願いしたとはいえ、正式に国王陛下から出された立ち入り禁止令なのに。
それを破ることがどれだけの罪か、理解しついないのかしら?
「お父様。その噴水にでも突き落としたらどうかしら?」
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今、エレーヌって聞こえたんだけど、まさかあのセレズノア侯爵令嬢のこと?
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それに、お父様ということは、セレズノア侯爵もいるの?
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慌てて、声のした方へと急ぐ。
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しかし、私の姿を認めた途端に、馬鹿にしたようにニヤニヤとした笑いを浮かべる。
「なんだ?このガキは。大人に向かって、そんな偉そうな口をきくんじゃない」
「おっ、お父様!その方は・・・」
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「エレン。こちらにいらっしゃい。あなたは私の大切な護衛騎士。そのような常識もわからない方と言葉を交わす必要はありません」
つくづく思う。
あの親からどうしてエレンみたいな良い子が生まれたの?
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百歩譲って、顔を知らないのはいいとして、王宮で会ってるのに、私の身分を察しないあたりが、情けなさすぎるわ。
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「そちらこそ何を言われていますの?国王陛下に出された命令を、何だと思っているのですか?大体、私の護衛騎士であるエレンに立ち入り禁止令が出るわけがないでしょう」
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それを破ることがどれだけの罪か、理解しついないのかしら?
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