80 / 126
ブラック企業だったの?
「ああ。エレンさえよければ、陛下に進言しよう」
エレンをコンフェルト公爵家の養女にする案は、お父様もお母様も考えられていたそうだ。
まぁ、そうよね。
にわか貴族令嬢の私よりも、お父様たちの方がそのあたりは理解しているわよね。
ただ、エレンが護衛騎士に誇りを持ってるみたいだから、言い出さなかったんですって。
それに、公爵家の養女となれば、後継のために婿を迎えなきゃいけないから、エレンにもし好きな人がいて、その人が嫡男だったりしたら、エレンが板挟みになるんじゃないかって。
やっぱり、私はまだまだね。
エレンのためだとか、なんだかんだ言ったところで、そんな大事なことにまで頭が回ってないんだもの。
そうよね。
エレンだって適齢期のご令嬢。
誰か好きな人がいるかもしれない。
そして、その人が後継だったり平民だったりしたら、エレンはコンフェルト公爵家と恋人との間で板挟みになってしまうわ。
きっとコンフェルト公爵家に恩を感じているエレンは、恋人との別れを選択してしまう。
駄目だわ、そんなの。
だって、本来なら後を継ぐべきの私が、クリス様に嫁ぐのだもの。
その尻拭いをエレンにさせるわけにはいかないわ。
「そうですね。エレンの気持ち次第ですよね」
「ああ。ルミナスが後継のことを気にする必要はないよ。エレンが望まないなら、親戚筋から養子を迎えればいいのだから」
お父様は優しくそう言って、私の頭を撫でてくれた。
どちらにしても、エレンに確認してみないとわからないわね。
エレンって、あんまりお休みしてるイメージがないのよね。
レイラもだけど。常に私のそばにいるというか。
え。駄目じゃない。お休みはお休みで、ちゃんと取ってもらわなきゃ。ブラック企業になっちゃうわ。
「ねぇ、レイラ」
「はい。ルミナス様」
扉のところで控えていたレイラが、一歩だけ私に近寄る。
エレンは現在、クリス様と一緒にお母様のお出迎えに行っている。
さすがに、本人がいるところで、こんな話はできないわ。
「ちゃんとお休み取ってる?エレンもだけど、レイラもいつもそばにいてくれる気がするのよ」
「ちゃんと休ませていただいております。エレン様もですが、ルミナス様が王太子殿下とご一緒の時に、休ませていただいているので、そう感じるだけだと思います」
クリス様と一緒の時に休んでるのね。
まぁ、王宮では護衛も侍女も必要ないものね。
クリス様と一緒だと、クリス様付きの侍女の方が給仕してくれるし、アルベルト様を筆頭に護衛の方も多いもの。
エレンをコンフェルト公爵家の養女にする案は、お父様もお母様も考えられていたそうだ。
まぁ、そうよね。
にわか貴族令嬢の私よりも、お父様たちの方がそのあたりは理解しているわよね。
ただ、エレンが護衛騎士に誇りを持ってるみたいだから、言い出さなかったんですって。
それに、公爵家の養女となれば、後継のために婿を迎えなきゃいけないから、エレンにもし好きな人がいて、その人が嫡男だったりしたら、エレンが板挟みになるんじゃないかって。
やっぱり、私はまだまだね。
エレンのためだとか、なんだかんだ言ったところで、そんな大事なことにまで頭が回ってないんだもの。
そうよね。
エレンだって適齢期のご令嬢。
誰か好きな人がいるかもしれない。
そして、その人が後継だったり平民だったりしたら、エレンはコンフェルト公爵家と恋人との間で板挟みになってしまうわ。
きっとコンフェルト公爵家に恩を感じているエレンは、恋人との別れを選択してしまう。
駄目だわ、そんなの。
だって、本来なら後を継ぐべきの私が、クリス様に嫁ぐのだもの。
その尻拭いをエレンにさせるわけにはいかないわ。
「そうですね。エレンの気持ち次第ですよね」
「ああ。ルミナスが後継のことを気にする必要はないよ。エレンが望まないなら、親戚筋から養子を迎えればいいのだから」
お父様は優しくそう言って、私の頭を撫でてくれた。
どちらにしても、エレンに確認してみないとわからないわね。
エレンって、あんまりお休みしてるイメージがないのよね。
レイラもだけど。常に私のそばにいるというか。
え。駄目じゃない。お休みはお休みで、ちゃんと取ってもらわなきゃ。ブラック企業になっちゃうわ。
「ねぇ、レイラ」
「はい。ルミナス様」
扉のところで控えていたレイラが、一歩だけ私に近寄る。
エレンは現在、クリス様と一緒にお母様のお出迎えに行っている。
さすがに、本人がいるところで、こんな話はできないわ。
「ちゃんとお休み取ってる?エレンもだけど、レイラもいつもそばにいてくれる気がするのよ」
「ちゃんと休ませていただいております。エレン様もですが、ルミナス様が王太子殿下とご一緒の時に、休ませていただいているので、そう感じるだけだと思います」
クリス様と一緒の時に休んでるのね。
まぁ、王宮では護衛も侍女も必要ないものね。
クリス様と一緒だと、クリス様付きの侍女の方が給仕してくれるし、アルベルト様を筆頭に護衛の方も多いもの。
あなたにおすすめの小説
もう我慢したくないので自由に生きます~一夫多妻の救済策~
岡暁舟
恋愛
第一王子ヘンデルの妻の一人である、かつての侯爵令嬢マリアは、自分がもはや好かれていないことを悟った。
「これからは自由に生きます」
そう言い張るマリアに対して、ヘンデルは、
「勝手にしろ」
と突き放した。
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
タイムリープ〜悪女の烙印を押された私はもう二度と失敗しない
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<もうあなた方の事は信じません>―私が二度目の人生を生きている事は誰にも内緒―
私の名前はアイリス・イリヤ。王太子の婚約者だった。2年越しにようやく迎えた婚約式の発表の日、何故か<私>は大観衆の中にいた。そして婚約者である王太子の側に立っていたのは彼に付きまとっていたクラスメイト。この国の国王陛下は告げた。
「アイリス・イリヤとの婚約を解消し、ここにいるタバサ・オルフェンを王太子の婚約者とする!」
その場で身に覚えの無い罪で悪女として捕らえられた私は島流しに遭い、寂しい晩年を迎えた・・・はずが、守護神の力で何故か婚約式発表の2年前に逆戻り。タイムリープの力ともう一つの力を手に入れた二度目の人生。目の前には私を騙した人達がいる。もう騙されない。同じ失敗は繰り返さないと私は心に誓った。
※カクヨム・小説家になろうにも掲載しています
幼馴染みが描いた悪役令嬢ものの世界に「メイド」として転生したので、6年後の断罪イベントをどうにか回避したい
ゆずまめ鯉
恋愛
通勤途中、猫好きではないのに轢かれそうな黒猫をうっかり助けてしまい、死んでしまった主人公──水縞あいり(26)
鳥の囀りで目を覚ますとそこは天国……ではなく知らない天井だった。
狭い個室にはメイド服がかかっている。
とりあえず着替えて備えつけの鏡を見ると、そこには十代前半くらいの子どもの姿があった。
「この顔……どこか見覚えが……」
幼馴染みで漫画家、ミツルギサイチ(御剣才知)が描く、人気漫画「悪役令嬢が断罪されるまで」の登場人物だということに気がつく。
名前はミレア・ホルダー(本名はミレア・ウィン・ティルベリー)
没落貴族の令嬢で、現在、仕えているフランドル侯爵によって領地と洋館を奪われ、復讐のために、フランドル侯爵の長女イザベラが悪役令嬢になるのを止めず、むしろ後押しして見事断罪されてしまうキャラだった。
原作は未完だが、相談を受けていたのでどういう結末を迎えるのか知っている。
「二期アニメもまだ見てないし、どうせ転生するなら村人Aとかヒロインの母親がよかった……!!」
幼馴染みの描く世界に転生してしまった水縞あいり=ミレアが、フランドル侯爵家で断罪回避するべく、イザベラをどうにかお淑やかな女性になるように導いている途中。
病弱で原作だと生死不明になる、イザベラの腹違いの兄エミールに、協力してもらっているうちに求愛されていることに気づいてしまい──。
エミール・ディ・フランドル(20)×ミレア・ウィン・ティルベリー(18)
全30話の予定で現在、執筆中です。2月下旬に完結予定です。
タイトルや内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。
【完結済】破棄とか面倒じゃないですか、ですので婚約拒否でお願いします
紫
恋愛
水不足に喘ぐ貧困侯爵家の次女エリルシアは、父親からの手紙で王都に向かう。
王子の婚約者選定に関して、白羽の矢が立ったのだが、どうやらその王子には恋人がいる…らしい?
つまりエリルシアが悪役令嬢ポジなのか!?
そんな役どころなんて御免被りたいが、王サマからの提案が魅力的過ぎて、王宮滞在を了承してしまう。
報酬に目が眩んだエリルシアだが、無事王宮を脱出出来るのか。
王子サマと恋人(もしかしてヒロイン?)の未来はどうなるのか。
2025年10月06日、初HOTランキング入りです! 本当にありがとうございます!!(2位だなんて……いやいや、ありえないと言うか…本気で夢でも見ているのではないでしょーか……)
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係がありません。
※実際に用いられる事のない表現や造語が出てきますが、御容赦ください。
※リアル都合等により不定期、且つまったり進行となっております。
※上記同理由で、予告等なしに更新停滞する事もあります。
※まだまだ至らなかったり稚拙だったりしますが、生暖かくお許しいただければ幸いです。
※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
【完結】転生したら少女漫画の悪役令嬢でした〜アホ王子との婚約フラグを壊したら義理の兄に溺愛されました〜
まほりろ
恋愛
ムーンライトノベルズで日間総合1位、週間総合2位になった作品です。
【完結】「ディアーナ・フォークト! 貴様との婚約を破棄する!!」見目麗しい第二王子にそう言い渡されたとき、ディアーナは騎士団長の子息に取り押さえられ膝をついていた。王子の側近により読み上げられるディアーナの罪状。第二王子の腕の中で幸せそうに微笑むヒロインのユリア。悪役令嬢のディアーナはユリアに斬りかかり、義理の兄で第二王子の近衛隊のフリードに斬り殺される。
三日月杏奈は漫画好きの普通の女の子、バナナの皮で滑って転んで死んだ。享年二十歳。
目を覚ました杏奈は少女漫画「クリンゲル学園の天使」悪役令嬢ディアーナ・フォークト転生していた。破滅フラグを壊す為に義理の兄と仲良くしようとしたら溺愛されました。
私の事を大切にしてくれるお義兄様と仲良く暮らします。王子殿下私のことは放っておいてください。
ムーンライトノベルズ、pixivにも投稿しています。
「Copyright(C)2021-九十九沢まほろ」
表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れかつ創作初心者な時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
※ご感想・ご指摘につきましては、近況ボードをお読みくださいませ。
《皆様のご愛読に、心からの感謝を申し上げますm(*_ _)m》
悪役令嬢としての役割、立派に努めて見せましょう〜目指すは断罪からの亡命の新しいルート開発です〜
水月華
恋愛
レティシア・ド・リュシリューは婚約者と言い争いをしている時に、前世の記憶を思い出す。
そして自分のいる世界が、大好きだった乙女ゲームの“イーリスの祝福”の悪役令嬢役であると気がつく。
母親は早くに亡くし、父親には母親が亡くなったのはレティシアのせいだと恨まれ、兄には自分より優秀である為に嫉妬され憎まれている。
家族から冷遇されているため、ほとんどの使用人からも冷遇されている。
そんな境遇だからこそ、愛情を渇望していた。
淑女教育にマナーに、必死で努力したことで第一王子の婚約者に選ばれるが、お互いに中々歩み寄れずにすれ違ってしまう。
そんな不遇な少女に転生した。
レティシアは、悪役令嬢である自分もヒロインも大好きだ。だからこそ、ヒロインが本当に好きな人と結ばれる様に、悪役令嬢として立ち回ることを決意する。
目指すは断罪後に亡命し、新たな人生をスタートさせること。
前世の記憶が戻った事で、家族のクズっぷりを再認識する。ならば一緒に破滅させて復讐しようとレティシアには2つの目標が出来る。
上手く計画に沿って悪役令嬢を演じているはずが、本人が気が付かないところで計画がバレ、逆にヒロインと婚約者を含めた攻略対象者達に外堀を埋められる⁉︎
更に家族が改心して、望んでいない和解もさせられそうになるレティシアだが、果たして彼女は幸せになれるのか⁉︎