2度目の人生は好きにやらせていただきます

みおな

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あの、様子を見てからにしませんか

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「ああ!本当に我が家のお姫様は優しい子だ。こんな滅びる国のことなど気にしなくて良いのだよ」

 お父様!
気にしますわ。というか、気になることしかありません。

 どうしてセオドア王国が滅びることになっていますの?

 わたくしはただ、エリック殿下との婚約を解消したいだけですわ。

 王命の婚約を解消するのですし、この先何かあって家族に心配させたくないのと、解消するのなら他国にも行けますから、お祖父様たちのところへ行きたいと・・・

 それだけですのに!

「お、お父様。どうしてセオドア王国が滅びる話になりますの?わたくし、そんなことは望んでいませんわ」

 わたくしやわたくしの大切な方々に何もなければ、別にエリック殿下が誰と親しくされようとどうでも良いのです。

 わたくし、あの夢を見てから一気に、エリック殿下への信頼も尊敬も消えてしまいましたの。

「じゃあ、その男爵令嬢とやらと接触させてみるかい?それで、別に問題なさそうならこの国は放置でも良いよ」

 ユリア様と?
確かに学園でユリア様と出会うまでは、エリック殿下とはそれなりの関係だったと思います。

 でも、ユリア様と出会って、エリック殿下があの夢のような言動をなさるようになったら・・・

「私の可愛いお姫様。何か不安があるのね?言ってごらんなさい。お母様が可愛いお姫様の憂いは全て取り除いてあげるわ」

「・・・お母様」

「察するにアリスは、その女と出会ったあのボンクラ王子に酷いことを言われたりするんじゃないかと不安なんだね?」

 お兄様の問いかけに頷きます。

 言われるだけなら聞き流せば良いのですが・・・

 いえ。駄目ですね。
わたくしを大切にして下さる家族はわたくしがそんな目に合えばきっと、わたくし自身以上に傷付きます。

 わたくしは、イングリス公爵令嬢として、婚約者として、エリック殿下に毅然とした態度で接するべきなのです。

「わたくしはもっと毅然とした態度で接すればいいのでしょうか?」

「いや、アリスはいつも公爵令嬢として相応しいと思うよ。それに、もし何か苦言を呈したら、あのアンポンタン王子は態度がどうだの、不敬だの言って来るだろう。アリスに文句を言うなど、想像しただけであのクソガキの首をはねたくなるよ」

「・・・やめて下さいませね?」

 お兄様の中でのエリック殿下の株が、ダダ下がりなんですが。

 ボンクラにアンポンタン、クソガキ呼びになってしまいましたわ。

 あれがただの夢なら・・・申し訳ないことです。

 婚約は解消してもらいたいですけど、何の証拠もない、ただの夢で王家を追い詰めるのは過剰過ぎますわ。

 

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