決めたのはあなたでしょう?

みおな

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謝罪されました

 私が反応しないので、ターナー様は「ふん!」と鼻息荒く立ち去って行かれました。

『良かったの~アリス。転ばせても良かったんだよ~?』

「駄目ですわ、アエラスくん。怪我でもしたら大変ですわ」

 周囲の人たちは遠巻きですし、ターナー様が立ち去ったことで、私を注視しておりません。

 それでも小声で、アエラスくんにお答えしました。

 しかし、思っていたより良くない方向に勘違いされているようですわ。

 私が休んでいたことに関しては説明できませんし、大きな被害はなさそうですけど、サイードさんとの婚約に関する勘違いは困りますわね。

 スペンサー侯爵家からは慰謝料も払われていますし、あまり大事にしたくないんですけれど。

『びしょ濡れにしちゃえば良かったのにぃ』

「ふふっ。アクアちゃん駄目ですわ。こんな晴天で突然水が降ってきたりしたら、騒動が大きくなりますもの」

 サイードさんたちの時は私も我慢の限界で、そこまで気が回りませんでしたし、新しい屋敷での出来事でしたから、他の方の目には触れていません。

 でも、学園でそんな現象が起きれば、原因探究されますわ。

 私は何もなかったように、教室へと向かうことにしました。

 実際、私のクラスではサイードさんとの婚約は知られていませんでしたし、お休みの件も何も言われませんでした。

 お休みの間のノートまで、貸してくださいましたわ。
 どうやら、先生が王家の要望で他国に行っていると知らせてくださっていたようです。

 クラスメイトに、サザンスィート王国でお菓子をお土産に買っていて良かったでさわ。

 皆様とても喜んで下さり、今日はランチを食堂でと誘われました。

 ターナー様のことが少々気ががりですが、せっかくお誘いいただきましたので、ご一緒することにしました。

 また妙なことを言われて、クラスメイトを不快な気持ちにさせないといいのですが。

 学園の食堂は、各学年棟とは別の建屋にあります。
 二階建てで、図書室や自習室などもあります。

 受付で注文してから、奥で受け取るシステムですわ。

 学園のランチは、人気ですのよ。
デザートがつく場合もあるのです。
 サイードさんと会いたくなくて、私は途中からお弁当持参でしたけど。

 今日のおすすめランチを注文してから、皆様と席に向かいます。

 多分どこかにターナー様もいらっしゃると思いますが、食堂は広いですから大丈夫でしょう。

 アエラスくんたちは、物珍しそうに料理を見たり食堂を飛び回っていますわ。

 その様子を微笑ましく思いながら、皆さんとランチをいただいていますと、突然私が座った隣にターナー様が現れました。

 え?また何か言われるのかしら?
皆様もいきなり現れた、侯爵令嬢様に驚いています。

「変な言いがかりをかけて、申し訳ありませんでした!」

 いきなり土下座されましたわ。
一体、何事ですか?

 

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