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ゲームの舞台の学園へ
ヒロインとは
「そのヒロインって男爵家の養女って言ってたっけ?」
セシル様に問われて、私は頷きます。
『最後の恋をあなたと』のヒロインは男爵家の養女という設定でした。
「名前は?」
「名前は任意で決められるので、わからないですね。ですけど、ピンク色の髪と瞳で、可愛らしい容姿の方ですよ」
アリスの記憶の中の、元婚約者の隣にいたのも、ピンク色の髪をしていました。
乙女ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多いんですよね。可愛らしいからでしょうか?
「その、ヒロインかどうかはわからないけど、ダウニー男爵家が養女を取ったらしいよ。ピンク色の髪と瞳の」
「え?でもゲーム開始は15歳だったはずなんですが。学園に編入してくるんです」
「念のために調べてみたら、今年の新入生に男爵家に養女になったピンク色の髪の令嬢がいたんだ。アリスの言うヒロインかどうかはわからないけど、念のために知っておいた方がいいと思って」
セシル様は色々と調べてくださったみたいです。
でも、男爵家の養女ですか。ヒロインなのでしょうか?予定より早い登場なんて、もしかして転生者で、ゲーム知識のある人だったりするのでしょうか?
仲良くなれるならいいですけど、電波系で、逆ハーレムとかしようとするタイプだったら面倒ですね。
嫌そうなのが顔に出ていたのかもしれません。セシル様が、私の手をギュッと握ってくださいます。
「アリス、大丈夫だよ?アリスの婚約者は僕なんだから」
「でも、私、本当にゲームの知識がないんです。セシル様が攻略対象のシークレットだったりしたら・・・」
「シークレット?」
「全攻略対象を落とせた後に出てくる隠れ攻略対象のことです。こんなことなら、ちゃんとゲームをやり尽くしておくべきでしたわ」
ため息がもれます。
可能性大なんですよね。セシル様のスペックを考えると、シークレットである可能性。
電波系だったり、魅了の術を使うようなヒロインだったりしたら・・・
「アリス、僕はヒロインなんかに興味はないよ?」
「最初はみんな興味はないんです。それが色々イベントをこなしていくうちに惹かれていくんです」
「イベント?」
「そうですね・・・入学式だと、正門のところでヒロインとぶつかって、転んだヒロインを助けるという出会いイベントがあります。王子ルートでしたけど」
「え?でも、いつ登校するのかわからないよね?」
「転生者にありがちなのは、朝から待機ですね」
私がそう言うと、セシル様はものすごく嫌そうな顔をされます。わかりますけどね。
「気持ち悪いな」
「出会いイベントは重要ですから、必ず成功させようと動くんです」
確かに、気持ち悪いですね。イベント攻略に必死になるあまりに確実にストーカーと化しますよね。
面倒なのは、電波系だと、自分をヒロインと思って疑わないから、何をしても許されると思っているんですよね。
ものすごく憂鬱になってきました。
セシル様に問われて、私は頷きます。
『最後の恋をあなたと』のヒロインは男爵家の養女という設定でした。
「名前は?」
「名前は任意で決められるので、わからないですね。ですけど、ピンク色の髪と瞳で、可愛らしい容姿の方ですよ」
アリスの記憶の中の、元婚約者の隣にいたのも、ピンク色の髪をしていました。
乙女ゲームのヒロインって、ピンク色の髪が多いんですよね。可愛らしいからでしょうか?
「その、ヒロインかどうかはわからないけど、ダウニー男爵家が養女を取ったらしいよ。ピンク色の髪と瞳の」
「え?でもゲーム開始は15歳だったはずなんですが。学園に編入してくるんです」
「念のために調べてみたら、今年の新入生に男爵家に養女になったピンク色の髪の令嬢がいたんだ。アリスの言うヒロインかどうかはわからないけど、念のために知っておいた方がいいと思って」
セシル様は色々と調べてくださったみたいです。
でも、男爵家の養女ですか。ヒロインなのでしょうか?予定より早い登場なんて、もしかして転生者で、ゲーム知識のある人だったりするのでしょうか?
仲良くなれるならいいですけど、電波系で、逆ハーレムとかしようとするタイプだったら面倒ですね。
嫌そうなのが顔に出ていたのかもしれません。セシル様が、私の手をギュッと握ってくださいます。
「アリス、大丈夫だよ?アリスの婚約者は僕なんだから」
「でも、私、本当にゲームの知識がないんです。セシル様が攻略対象のシークレットだったりしたら・・・」
「シークレット?」
「全攻略対象を落とせた後に出てくる隠れ攻略対象のことです。こんなことなら、ちゃんとゲームをやり尽くしておくべきでしたわ」
ため息がもれます。
可能性大なんですよね。セシル様のスペックを考えると、シークレットである可能性。
電波系だったり、魅了の術を使うようなヒロインだったりしたら・・・
「アリス、僕はヒロインなんかに興味はないよ?」
「最初はみんな興味はないんです。それが色々イベントをこなしていくうちに惹かれていくんです」
「イベント?」
「そうですね・・・入学式だと、正門のところでヒロインとぶつかって、転んだヒロインを助けるという出会いイベントがあります。王子ルートでしたけど」
「え?でも、いつ登校するのかわからないよね?」
「転生者にありがちなのは、朝から待機ですね」
私がそう言うと、セシル様はものすごく嫌そうな顔をされます。わかりますけどね。
「気持ち悪いな」
「出会いイベントは重要ですから、必ず成功させようと動くんです」
確かに、気持ち悪いですね。イベント攻略に必死になるあまりに確実にストーカーと化しますよね。
面倒なのは、電波系だと、自分をヒロインと思って疑わないから、何をしても許されると思っているんですよね。
ものすごく憂鬱になってきました。
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