転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな

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ゲームの舞台の学園へ

第1王子殿下の婚約者と会いました

「アリス・ビスクランド様ですよね?」

 教室に入ろうとした時、声をかけられましたアリス・ビスクランド11歳です。

 榛色の髪と瞳、ちょっとつり目がちで、なんだか猫を彷彿させるご令嬢です。

「はじめまして。リーシャ・ルマンドと申しますわ」

 リーシャ・ルマンド・・・侯爵令嬢?
第1王子殿下の婚約者ですね!

「はじめまして、ルマンド侯爵令嬢様。アリス・ビスクランドです」

 いくらビスクランド家が力を持っていようと、伯爵家に過ぎません。相手は侯爵家のご令嬢。身分は私が下なのです。
 しかも王子殿下の婚約者です。

 まぁ、お父様とお母様は、相手が王家だろうと喧嘩を売る方ですけどね。

「私のことは、どうかリーシャと呼んで下さい。私、お会いしたかったんです。お話に聞いていた通り、可愛らしい方ですわ」

「では、リーシャ様と呼ばせていただきます。私のこともアリスとお呼び下さい」

「リーシャと呼び捨てにして下さって構いませんのに。我が家は侯爵家ですけど、ビスクランド伯爵家に睨まれたら、たとえ王家でも滅んでしまいますわ」

「まさか。リーシャ様は冗談がお上手ですね」

 まさか、ですよね?
国家予算の半分くらいの資産があるって聞いたのは5歳の頃です。
 もしかして、資産増えてます?
聞いたことないですけど、なんだか聞いたらいけない気がしてきました。

 うん。冗談ということにしましょう。
世の中、知らないほうがいいことがあります。

「おはようございます、アリス様。入り口でどうされたんですか?」

 ヒロイン・・・プリシア様の登場です。
今日も相変わらず可愛いです。

「プリシア様、おはようございます。リーシャ・ルマンド侯爵令嬢様とお話していたのですわ」

 プリシア様は男爵家のご令嬢ですから、ルマンド侯爵家を知らないかもしれません。

「ルマンド侯爵家ご令嬢・・・お、おはようございます。プリシア・ダウニーです」

「ダウニー?最近、ダウニー男爵家の養女になられた方かしら?アリス様、お知り合いですの?」

 リーシャ様、その言い方ってなんだか悪役令嬢っぽいです。立場も攻略対象の婚約者ですし。

「ええ。お友達ですの。ね?プリシア様」

「はい!」

「プリシア様。リーシャ様は、レイモンド王子殿下の婚約者ですのよ」

 ヒロインであるプリシア様は、ゲーム内の攻略対象や登場人物を把握しているはず。
 だけど、私がダートンとの婚約を避けたことで、ストーリーが変わってきているかもしれません。

 プリシア様の推しはエルンスト様だから、レイモンド王子殿下には興味ないでしょうけど、もしかしたら王子殿下の方から接触してくるかもしれませんし。頭の片隅に置いといてもらいましょう。



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