転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜

みおな

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ゲームの舞台の学園へ

罠《リリア視点》

 失敗した。
アリス・ビスクランドを呼び出して、辱めてやろうと思ったのに、何であの女行かないのよ。

 しかも媚薬盛った男たちは、学園来なくなるし。どうなってんの?

 でも、あの日の翌日から、ルイスが挨拶してくれるようになった!

 やったわ!よくわかんないけど、これでルイスは攻略できたってことよね?

 これでアリスを断罪できる。そしたら、セシルは私のもとにくるはずよ。

「ねぇ、ルイス」

 話しかけながら、その腕に触れようとしたら、ルイスがびくりと震えて、やんわりと手を避けられた。

 あれ?攻略出来てるはずよね?
なんで避けるの?

「ルイス?」

「リリア。キミに触れられるのは嬉しいけど、未婚の女性が婚約者以外に気安く触れるものではないよ」

「そ、そうなの?ごめんね」

 私はセシルと結婚するから、ルイスとは婚約できないわ。
なら、避けるのも仕方ないのよね?触れられるのは嬉しいって言ってるし、大丈夫よね?

「ねぇ、ルイス。あのね、私アリスにいじめられてて・・・」

 私がそう言うと、ルイスがビクッと反応する。

に?」

「う、うん。そうなの。私の大切なお兄様に馴れ馴れしくするなって言われてて」

 実際は言われてないというか、最近は会話すらしてないけど。

「ねぇ、リリア。それを今度のパーティーの時にみんなの前で言ってくれるかい?」

「パーティー?みんなの前で?」

「そう。今のアリスは、サードニクス公爵子息の婚約者だからね。衆人の前で追及しないと、誤魔化されると思うんだ」

「そ、そうよね。うん。わかったわ」

 ルイスの言うことももっともだと思い、私は頷いた。

 そうよね。乙女ゲームの断罪って、大体パーティーとかのみんなの前で、悪役令嬢を追及してるものね。

 でも、これでアリスがショックを受けた顔が見れる。
 あの女いつもすましてて、そこも気に入らなかったのよね。
 悪役令嬢のくせに、周囲は攻略対象ばっかだし。

 あ。パーティーっていつあるんだろう。ドレスとか、エスコートとかって、どうなるのかな。

「そのパーティーって、いつあるの?」

「今週末だよ」

「え?私聞いてないよ」

 パーティーがあるなんて全然知らなかった。

「王家主催のパーティーだからね。伯爵家以上でないと参加資格がないんだよ」

 へぇ。そんなことあるんだ。
というか、それだと私、参加できなくない?

「私、参加できないんじゃ・・・」

「大丈夫。僕がエスコートするから、参加出来るよ。ドレスも準備して、クライブ男爵家に届けてあるから」

 やった!ルイスのエスコートでなら行けるのね。ドレスも準備してあるなんて、ルイス完璧に攻略済みじゃん。

 浮かれていた私は、ルイスが黒い笑みを浮かべていたことに、全く気づかなかった。
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