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ヒロインの攻略対象
デートイベント《セシル視点》
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「エルンスト。週末にレイモンドたちと出かけるから」
僕がそう言うと、エルンストが目を丸くした。
「いきなり何だ?週末?」
「空けておきなよ」
「ちょっ・・・俺に拒否権はないのか?」
「ない」
あるわけないだろう?
誰のために、貴重なアリスとの時間を割いてやると思ってるんだ。
わざわざ、レイモンドやハロルドまで誘ったんだぞ。
アリスがエルンストの方からダウニー嬢に告白する様にしたいみたいだから、自分の気持ちを解らせるために出かけるんだ。
アリスが早急に事を進めようという気持ちも分からなくはない。
エルンストは皇太子だ。
フォレスト王国の王族は、王太女のアナスタシア様はすでに婚約者がいるから、ケルドラードに婚約を申し込むことはないけど、婚約を申し込んでくる国もあるだろう。
そして、それが光の聖女よりも皇太子妃にふさわしければ、エルンストは婚約を結ぶことになる。
ケルドラード皇国は、女性蔑視の風習がある。
エルンストが国王になれば、少しずつでも改善されるだろうが、今はまだ駄目だろう。
それに、一夫多妻制だ。側妃になんて言われたら、アリスが憤慨する。
ダウニー嬢は男爵令嬢だが、光の聖女だ。
もしも、身分が足りないというのなら、ビスクランド伯爵家が一旦養女という形を取るかもしれないし、サードニクス公爵家としても、頼まれたら養女にしてもいい。
王族でなければというのなら、伯父上に頼んでも構わない。
だけど、それもこれも、あの2人が想いあっているという前提だ。
どんな困難があっても、お互いでないと駄目だと思っているのでなければ、意味がない。
「ないって、なんだよ?何か大事な予定なのか?」
「・・・エルンスト。いつまでも時間があるわけじゃないんだぞ?」
隣から、ハロルドが口を挟んでくる。
エルンストはキョトンとしている。本当にわかってないな。
「のんびり構えてたら、ダウニー嬢に婚約者ができるかもしれないぞと言ってるんだよ」
「え?いや、俺は、別に、ダウニー嬢に婚約者が出来たからといって・・・」
「本当に?なら、ランベルトかジェイドあたりを誘って出かけるからな?あの2人は婚約者がいないし、ダウニー嬢とも仲良くしてるからな。エルンストがそれでいいなら、週末は我々だけで出かけるぞ?」
ずいぶんと、ハロルドが強気だな。
まぁ、ハロルドはああいうはっきりしないのは嫌いな性格だからな。
少々、物言いがキツイのが難点だが、婚約者のアイシス侯爵令嬢には、デロデロに甘いらしいから、支障はないだろう。
ハロルドにそう言われたエルンストは、随分と情けない顔をしていた。
やれやれ。仕方ない。
「エルンスト。ハロルドは君を困らせたいわけじゃない。でも、皇太子である君も、光の聖女であるダウニー嬢も、いつまでも婚約者がいない状態でいられるわけじゃないだろう?おそらく、次の休みにケルドラード皇国に戻れば、婚約者を決められるぞ?王族や貴族が政略結婚をするのは仕方ないことだけど、僕たちは友人として、エルンストには好きな相手と結ばれて欲しいんだよ」
男ならはっきり心を決めろ。
僕がそう言うと、エルンストが目を丸くした。
「いきなり何だ?週末?」
「空けておきなよ」
「ちょっ・・・俺に拒否権はないのか?」
「ない」
あるわけないだろう?
誰のために、貴重なアリスとの時間を割いてやると思ってるんだ。
わざわざ、レイモンドやハロルドまで誘ったんだぞ。
アリスがエルンストの方からダウニー嬢に告白する様にしたいみたいだから、自分の気持ちを解らせるために出かけるんだ。
アリスが早急に事を進めようという気持ちも分からなくはない。
エルンストは皇太子だ。
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そして、それが光の聖女よりも皇太子妃にふさわしければ、エルンストは婚約を結ぶことになる。
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エルンストが国王になれば、少しずつでも改善されるだろうが、今はまだ駄目だろう。
それに、一夫多妻制だ。側妃になんて言われたら、アリスが憤慨する。
ダウニー嬢は男爵令嬢だが、光の聖女だ。
もしも、身分が足りないというのなら、ビスクランド伯爵家が一旦養女という形を取るかもしれないし、サードニクス公爵家としても、頼まれたら養女にしてもいい。
王族でなければというのなら、伯父上に頼んでも構わない。
だけど、それもこれも、あの2人が想いあっているという前提だ。
どんな困難があっても、お互いでないと駄目だと思っているのでなければ、意味がない。
「ないって、なんだよ?何か大事な予定なのか?」
「・・・エルンスト。いつまでも時間があるわけじゃないんだぞ?」
隣から、ハロルドが口を挟んでくる。
エルンストはキョトンとしている。本当にわかってないな。
「のんびり構えてたら、ダウニー嬢に婚約者ができるかもしれないぞと言ってるんだよ」
「え?いや、俺は、別に、ダウニー嬢に婚約者が出来たからといって・・・」
「本当に?なら、ランベルトかジェイドあたりを誘って出かけるからな?あの2人は婚約者がいないし、ダウニー嬢とも仲良くしてるからな。エルンストがそれでいいなら、週末は我々だけで出かけるぞ?」
ずいぶんと、ハロルドが強気だな。
まぁ、ハロルドはああいうはっきりしないのは嫌いな性格だからな。
少々、物言いがキツイのが難点だが、婚約者のアイシス侯爵令嬢には、デロデロに甘いらしいから、支障はないだろう。
ハロルドにそう言われたエルンストは、随分と情けない顔をしていた。
やれやれ。仕方ない。
「エルンスト。ハロルドは君を困らせたいわけじゃない。でも、皇太子である君も、光の聖女であるダウニー嬢も、いつまでも婚約者がいない状態でいられるわけじゃないだろう?おそらく、次の休みにケルドラード皇国に戻れば、婚約者を決められるぞ?王族や貴族が政略結婚をするのは仕方ないことだけど、僕たちは友人として、エルンストには好きな相手と結ばれて欲しいんだよ」
男ならはっきり心を決めろ。
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