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ヒロインの攻略対象
ヒロインの攻略対象《プリシア視点》
私には、アリス様のお父様のお話はよく理解出来ませんでした。
理解できたのは、アリス様のお父様つまりビスクランド伯爵の叔父様が、ケルドラード皇国の宰相をされていること。
それから、何やらエルンスト様に許可を出されたこと。
その2つだけです。
でも、エルンスト様はそれをお聞きになって、とても晴れやかな、心を決めたようなお顔をされていました。
そのあと、皆様で街歩きに出かけたのですが、行きの馬車の中、ご一緒の馬車に乗られたサードニクス様がエルンスト様に「良かったな」とおっしゃっていたのが印象的でした。
アリス様もニコニコと私を見つめて下さっています。
アリス様もサードニクス様も、何が良かったのか、何の許可が出たのかはおっしゃいません。
でも多分、エルンスト様に婚約を申し込まれるのだと思います。
エルンスト様から、街歩きの際に少し2人きりで話があると告げられましたから。
お別れのお話ではないと思います。だって、エルンスト様がとても清々しいお顔で、愛おしいものを見るように私を見るんですもの。
その視線に、胸がドキドキして苦しくなります。
前世でも、ボーイフレンドはいませんでしたから、どうしたらいいのかわかりません。
街について、それぞれ婚約者と行動することになりました。1時間後に集まる場所を決めてから、バラバラになります。
私はエルンスト様とご一緒することになりました。お話があるということなので、噴水のある広場へと向かいました。
「ダウニー嬢」
手を引かれて、ベンチへと導かれます。
エルンスト様はベンチに座った私の前に跪かれました。
「ダウニー嬢。どうか俺と婚約して欲しい。君のことが好きなんだ」
直球のプロポーズに、顔に熱が集まるのが分かります。
エルンスト様が、私を好き・・・
胸が熱くなります。
前世でプレイした乙女ゲームの中で、大好きだったエルンスト。
女性蔑視の習慣があるケルドラード皇国のせいで、最初はすごく嫌な性格をしていました。
でも攻略していくうちに、ヒロインに優しくなって、こんな風に目の前に跪いてプロポーズしてくれるんです。
目の前のエルンスト様が乙女ゲームの中のエルンスト・ケルドラードと違うことは分かっています。
むしろ、ゲーム内のエルンストよりも、目の前のエルンスト様に好感を持っている自分がいるのです。
女性蔑視をすることをとても嫌悪されていて、お友達を大切に思われていて、とても誠実な方・・・
アリス様。私、この方のお気持ちにお応えしてもいいのでしょうか?
理解できたのは、アリス様のお父様つまりビスクランド伯爵の叔父様が、ケルドラード皇国の宰相をされていること。
それから、何やらエルンスト様に許可を出されたこと。
その2つだけです。
でも、エルンスト様はそれをお聞きになって、とても晴れやかな、心を決めたようなお顔をされていました。
そのあと、皆様で街歩きに出かけたのですが、行きの馬車の中、ご一緒の馬車に乗られたサードニクス様がエルンスト様に「良かったな」とおっしゃっていたのが印象的でした。
アリス様もニコニコと私を見つめて下さっています。
アリス様もサードニクス様も、何が良かったのか、何の許可が出たのかはおっしゃいません。
でも多分、エルンスト様に婚約を申し込まれるのだと思います。
エルンスト様から、街歩きの際に少し2人きりで話があると告げられましたから。
お別れのお話ではないと思います。だって、エルンスト様がとても清々しいお顔で、愛おしいものを見るように私を見るんですもの。
その視線に、胸がドキドキして苦しくなります。
前世でも、ボーイフレンドはいませんでしたから、どうしたらいいのかわかりません。
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私はエルンスト様とご一緒することになりました。お話があるということなので、噴水のある広場へと向かいました。
「ダウニー嬢」
手を引かれて、ベンチへと導かれます。
エルンスト様はベンチに座った私の前に跪かれました。
「ダウニー嬢。どうか俺と婚約して欲しい。君のことが好きなんだ」
直球のプロポーズに、顔に熱が集まるのが分かります。
エルンスト様が、私を好き・・・
胸が熱くなります。
前世でプレイした乙女ゲームの中で、大好きだったエルンスト。
女性蔑視の習慣があるケルドラード皇国のせいで、最初はすごく嫌な性格をしていました。
でも攻略していくうちに、ヒロインに優しくなって、こんな風に目の前に跪いてプロポーズしてくれるんです。
目の前のエルンスト様が乙女ゲームの中のエルンスト・ケルドラードと違うことは分かっています。
むしろ、ゲーム内のエルンストよりも、目の前のエルンスト様に好感を持っている自分がいるのです。
女性蔑視をすることをとても嫌悪されていて、お友達を大切に思われていて、とても誠実な方・・・
アリス様。私、この方のお気持ちにお応えしてもいいのでしょうか?
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